盛岡発!全国トップ3%の歯科医院の新規事業を支援し、ペット関連事業への進出を実現させた『Do!』
岩手県盛岡市で歯科医院を営む、医療法人a-live様。歯科医院の売り上げ規模では全国トップ3%に入る規模だ。院長の山田優貴氏は、歯科医院事業だけでなく、実に幅広い事業を展開している。
Doooxの「特命社長室」がどのように関わり、新規事業への進出を実現させたのか。
■きっかけは、Dooox代表 久保寺のFacebook投稿から
久保寺が約6年ぶりにFacebookに近況を投稿した。
起業して『Do!』をコンセプトにやっていること。
Doooxとしては初めての地方活性化の取組で、
奈良県の田原本町で包括連携協定を締結したこと。
山田さんが相談するきっかけとなった久保寺のFacebook投稿
もともと山田氏とは、久保寺の前職時代の2016年に
とある勉強会で知り合った仲だった。
ただ、久しくお会いしていない期間が続いていたが、
この投稿がきっかけで山田氏から数年ぶりにご連絡をいただいた。
「ちょっといろいろ新しいことをやりたくて・・・」
と相談をいただき、約5年ぶりにお会いすることになった。
お会いして山田氏からいろいろとお話を伺う中で、
久保寺が感じたこと、それは、
『こうでなければならない』ということと戦っているように見えた。
思考が固まってしまい、先入観や「当たり前」と戦っているような印象であった。
それを取り去るお手伝いをすることが必要だと感じた。
そこで、山田氏に対して
『本当にやりたいことって何ですか?』
とストレートに聞いたことで、山田氏は
まさに、そのことに気づかされたという。
話の中で、
『今の歯科医師業のメソッドをFC展開みたいにして拡げていきたい』
という相談をいただいたので、
『そもそもFC展開じゃなきゃダメですか?
それに縛られているから思考が固まってしまって、
拡がりづらいような気がします。
いっかい全部取っ払って新しく作っていきましょう!』
と素直に伝え、
そもそも歯科医院じゃないとダメなのか?
というところまで立ち返り考え直すところから始まった。
ただ結果的に、まずは歯科医院の枠の中でやることに。
結論は同じでも、
このプロセスがあって改めて歯科医院に行きついた、
というのは非常に納得感を得ていただくことができたのだった。
盛岡となん歯科・こども矯正歯科
また、
「山田さんみたいな従業員さんを牽引していくタイプなら、一旦直営でも面白いんじゃないですか?」
ということをお伝えし、
第一のプロジェクトとして
仙台に直営として分院を出すことを進めていくことになった。
■ゴールを明確にして、タスクとスケジュール管理を進める
分院を出すにあたりヒアリングする中で、一番の課題は、
「採用」
ということが判明した。
そこで、お互いのアイディアを交換する中で
山田氏からいろいろと引き出すことを意識しながら
やれることはすべてやっていく方針で
そのためのタスク出しの作業を繰り返した。
いつまでに何をやるか、ということを明確にして進めていく。
ゴールからブレイクダウンしてタスクに落としていく。
あるいは、やりながら軌道修正して、またタスクに落としていく。
採用や場所の選定など、自分たちだけでコントロールしづらいことを
どう乗り越えつつ、タスクとスケジュール管理を進めていくか
Doooxの中でもかなり工夫が必要だった。
細部の不確定要素に苦労したが、
プロジェクト実行の中で山田氏から、
『今やることを明確にしてくれるからいいんだよね』
と言っていただいたことで
自分達がやっていることが間違いないということ
方向性として役に立っている
というのを確認できたことは
非常にうれしかった。
例えば、ちょっと工夫した採用説明会からの見学会で、
歯科衛生士の方を3名採用できたり。
未来のビジョンを設計するお手伝いというワークキャンプを、
学生や研修医などのドクターに対して実施して
非常勤ドクターの採用につながったり。
なかなか前に進まずモヤモヤしている企業様も多い中で
少しずつ自走しながら進めていただけるのは、我々が目指すあるべき姿であり
本当にありがたかった。
特命社長室の進行イメージ
山田氏からは、改めて
「Doooxのおかげで、
考えの枠組みを取り去ることができたので、
歯科医業ではない、核となる事業をやりたい」
という相談を受けた。
実は、山田氏が勤務医の方に
『歯科医師という枠組みはなくて、なんか実現したいことって何がある?』
と聞いたところ、
『殺処分犬をゼロにしたいから、シェルターを作りたい』
という回答が返ってきたという。
山田氏はそこで、
「これからの経営で大事なのは、社員が自己実現できること
それができる会社って面白いんじゃないか。
社員の自己実現を自分の自己実現にするって
面白いと思ったんですね。
犬と歯科医院の組み合わせを考えていると
歯周病で悩んでいる犬が多いことは聞いたことがあって
実際にネットで調べてみると、
悩んでいる飼い主の方がたくさんいることが分かったんです。」
と。
そこで、
歯科医師が経営する犬のデンタルサロン
『犬のようちえん』をやりたい
という、すでに具体的なイメージがある状態で
相談を受けたのだった。
山田氏からお話を聞いた瞬間に
『やりましょう!
ますますおもろしくなりますね!
Do!しましょう!』
と即答した。
誰が聞いても面白いアイディアだと感じた。
まさに、背中を押す役割がDoooxなのだ。
進めるにあたっては、
ビジネスモデルの構築支援、具体的なタスクの提示、市場調査やユーザーヒアリング等を実施。
特に、市場調査を自分たちだけでやっていただこうとすると
相当なエネルギーと時間がかかるため、ここの部分は初動期で特に注力。
太田 麻衣子氏
盛岡ドッグコミュニケーションサロン「inutotomoni」
また、「犬のようちえん」事業は、
山田氏自ら、銀行が主催するビジネスコンテストにもエントリー。
その際にも、事業内容の精査やサポートを
Doooxとして実施している。
結果は準優勝。
事務長の松田氏は当時のことをこう振り返る。
「ことを進めるにあたって苦労したことは、
そもそも、全くやったことない事業で、未知なることをやっていると
時々、自分たちがやっていることは本当にこれで合ってるのか??
と、疑心暗鬼になったりという場面が何度もありました。
しかし、その都度、Doooxさんとの定期的な打ち合わせを実施する中で
いただいたタスクやご提案を、我々の考えとすり合わせてくことで
自分たちの立ち位置と、やることべきことを明確にしてくれたので
とてもありがたかったですね。」
Doooxの役割は、
より具体化して、どう事業化するかのサポート役。
とにかく前に進んでいただくためのタスク管理を徹底している。
山田氏からは、
「Doooxは、ボーリングのガーター防止レーンのような存在。
ガーターが出ないと思ったら、思いっきり前に踏み出せましたし
軌道修正もしてくれましたから。」
と大変ありがたいお言葉をいただいた。
Doooxが提示した犬のようちえん事業開業までのロードマップ
■自走できる人たちを増やしていき、新しいDoを生み出すサイクルを作りたい
Doooxが展開する、
経営者と現場の間に立ち、決断と実行を支援することで、
事業推進や課題解決を促進し、
クライアントの実行力・自走力強化を共に目指す社外社長室サービス
「特命社長室」
今回、a-live様は、自走できるようになったことで、
「特命社長室」から、一旦卒業という形をとられた。
Doooxとして適宜お手伝い⇒自走できる人たちを増やしていく⇒新しいDoを生み出す
というモデルの筆頭格として、今後は、Doooxアンバサダー的な役割を担っていただきつつ
今後も関わらせていただきたいと思っている。
山田氏の事例は、Doooxメンバーのモチベーションにもなっており、
とてもありがたい存在である。
これからも、さまざまな企業様や自治体様をお手伝いさせていただき、
自走できる人たちを増やしていき、新しいDoを生み出すサイクルを作っていきたい。
*特命社長室について:詳しくはこちら
■株式会社Doooxについて
企業名 :株式会社Dooox
代表者名:代表取締役 久保寺 亮介
本社 :東京都千代田区内幸町1-3-1 幸ビルディング9F
設立 :2021年6月
事業内容:全国の中堅・中小企業が主役となって「自走」する支援を行う『特命社長室事業』、全国の市区町村で「新たな価値を創造」する『地方活性化事業』を展開する。「行動(Do)で世の中を変えていく」という理念のもと、企業や世界中の人が、新たな行動を通して課題を解決し、自走していくことを目指しています。
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ