利用客の個人情報保護を徹底し、占いを入り口とした被害をなくしたい。『占いの安全性と健全性を追求する占い館』の創業秘話
占いを信じない女性社長が、占い館を始めた理由とは?
本ストーリーでは、『占いの安全性と健全性を追求する占い館』創業の背景や、本事業にかける想いを代表である私(朝倉 美智子)よりお伝えします。
友人をきっかけに占いについて深く考える。創業のきっかけ。
今、占いブームといわれています。
私は今年52歳で、80年代の前回の占いブームには、思春期のど真ん中でした。
両親は神奈川県内で、婦人服と貴金属を扱う小売店を複数経営していました。
30年程前、当時親しくしていた友人が、占いをきっかけにして別人のようになってしまうということがありました。
彼女に頼まれて一緒に行った占いは、雑居ビルの一角で占い師が一人で座っている所でした。占い師は当たり障りのない話をした後で、「あなたの事が心配だから、ココへいらっしゃい。」と、彼女に地図のような物を渡していました。
私はその時、「行かない方がいいよ。」と言いましたが、彼女は行ったのだと思います。
占いを信じる人は、占い師に共感すると、疑うことを忘れてしまう傾向があります。
占い師という資格は存在しません。
占い師には医師や弁護士のような守秘義務はありません。
もし、あの場所に第3者が居たら?
もし、別の場所に誘導されることがなかったら?
私は占い全くを信じていませんが、占いを必要とする人が居るのならば、そういう場所が必要なのではないでしょうか?
その後、バブル経済の崩壊を経て、世の中にインターネットが普及し始めました。
ネット通販の登場で、私は両親の営む小売業に危機感を持ち始めました。
両親が経営していたブティックをやめるという話があった際、占い師を管理する占い館をやりたいと申し出ましたが、当時は資金の問題で断念しました。
現在の夫と結婚してからは、両親の仕事とは離れていました。
その後、2017年に夫が大病を患い、私にできる仕事を考え始めました。
小売業は大手が市場を占めており、飲食業は新規開店の店舗の半数以上が、1年以内に行き詰まるといわれています。
私達夫婦には子供がおりません。
この先、夫を支えながら情熱を注げる仕事とは何だろうと、日々考えていました。
その時に思い出したのが、以前に断念した占い館です。そこから調べ始めると、電話占いが流行しているようでした。電話の向こうの占い師がどんな人かもわからないのに、なぜ流行しているのか考えると、利用客は自分の顔を見られたくないのだと気がつきます。
いつの時代も、占いを必要とする人は存在する
3年前、コロナパンデミックで、世の中にリモートが普及してきました。
これならば、利用客は自宅からアクセスできます。利用客がカメラオフにできるようにすれば、電話占いより需要があるのではないか。占い師が使うパソコンに動作制限をすれば、別の場所で画面共有される心配もありません。
今の世の中は、SNSが普及しているにも関わらず、悩み事を相談できる相手がいないと答える若い人が増えているそうです。もっと気軽に、安心して相談できる場所があったら、一人で悩む若い人も減るのではないかと思います。
占いは、何かに悩んでいたり迷っている時に、利用される方が多いです。
本気で、占いをきっかけにする被害を無くしたい!!!
業種NG? 開業までの困難
開業資金は、夫を説得して100%自己資金で賄うことになりました。
システム会社を選択して自社システムを構築し、ロゴマークを作成しました。
開業場所を決定して、通信会社との契約をすれば、いよいよ本格的な開業準備です。
ところがここで、思わぬ困難が3つありました。
その1.不動産契約
営業内容が「占い」だと告げると断られたことがありました。
その2.決済代行会社の選定
オンライン決済では、国内の全ての業者に「占い」は受付もしてもらえませんでした。
結局、アメリカの業者を使うことにしました。
店頭決済でも、大手金融機関のサービスは「占い」は軒並みNGでした。
その3.人材募集広告
大手人材募集会社へ問い合わせると、「占いは業種NGです」と電話を切られました。
占いという業種は、トラブルが多いからなのだろうと思いましたが、ここまで社会的信用が無いのだと驚きました。この状況を変えるためには、占いとは縁のない弊社が運営して信用を積み重ねる必要があるのではないか、との思いを強くしました。
2023年3月25日に「占いの安全性と健全性を追求する占い館」をオープンしました。
個人情報保護対策を施した店舗において、対面占いとZoomを利用したオンライン占いを行います。
個人情報保護の対策
1.占い師は基本的に、占いブースに通信機器を持ち込まないことにします。
2.オンライン占いで使用するPCには動作制限があります。
3.占い師が使用するメモ用紙は全て回収しシュレッダーにかけます。
4.筆記用具は鉛筆を使用します。
5.話し声をかき消すYAMAHAの音響機器を備えています。
占い師という職業の社会的地位の向上と、占い師の収入の安定を目指します。
①占い師を評価する: 作られた評価ではなく、アルゴリズムを含まない利用客の評価を公表する事で、今は無名でも実力のある占い師にチャンスが生まれます。
②占い師を守る:最低収入保証を設けて占い師の負担を減らす事で、習得した占いを趣味で済ませている人にチャンスが生まれます。ネット上の誹謗中傷に弊社の弁護士が対応する事で、安心して占いに専念できます。
もっと明るく、前向きな世の中へ。今後の展望について
もしも、悩み事を一人で抱え込んでいる人が、しっかりとした情報漏洩対策をされた場所で、日々の小さなストレスを打ち明ける事ができれば、その後の日常が、明るく前向きになるのではないでしょうか。
そういう場所があることで、世の中が明るく前向きになるのではないでしょうか。占い師が占いに専念できれば、占い師という職業の社会的地位も向上すると考えています。
そのための環境を整えることが、弊社の役割です。
横浜関内の店舗には、常時10名の占い師が待機できる環境を整えております。
通信機器を預けるなどのルールがあるので、占い師の立場では制約を感じるでしょう。
それでも、弊社の目指す占いの在り方に賛同する占い師は、確実に存在します。
利用客はオンライン占いで全国からアクセスできますが、占い師は店舗に出勤する必要があります。チャンスを求める占い師は、全国に存在するでしょう。
将来的には、全国展開を目指しております。
【会社概要】
占いの安全性と健全性を追求する占い館
本社所在地:神奈川県横浜市中区羽衣町2-4-4 エバーズ第8関内ビル2F
代表取締役:朝倉美智子
mail:info@annetoken.com
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