子どもの「好き」を大人が全力応援。扇風機を愛する少年・涼介くんとコラボした「ねこ型扇風機」開発の裏側
株式会社パートナーズは多くの方に夢を与えるようなグッズの企画から開発・製造・販売までを一貫して行っているメーカーです。猫クッション「ミャウエバー」など、猫をモチーフにした商品を展開してきた私たちですが、このたび”扇風機”を愛してやまない男の子「涼介くん」の夢を叶えるべく「ねこ型扇風機」の開発・販売に取り組みました。
2023年5月24日から始めたMakuakeでの先行販売では、早々に目標達成をするなど、注目が集まっている本プロジェクト。今回のストーリーでは、その立ち上げの経緯や家族総出で成し遂げたコラボレーションの裏側、実現にかける「大人たちの思い」をお伝えします。
ワクワクするようなモノづくりに取り組んできた、株式会社パートナーズ
私たち「株式会社パートナーズ」は"人々が喜び、感動し、心が豊かになるものを創造し、明るく、楽しく暮らせる社会に貢献する"を理念に掲げ、多くの方に夢を与えるようなグッズの企画から開発・製造・販売までを一貫して行っているメーカーです。
企業向けのノベルティ/プレミアムグッズのほか、自社オリジナル商品も展開。笑顔をつくる・ものをつくる・一緒につくるを企業の姿勢として、みんなでワクワクしながら、日々ものづくりに取り組んでいます。
自社オリジナル商品として、まるで猫みたいなクッションの「ミャウエバー」など、猫をモチーフにした商品も展開してきました。
今回、私たちは扇風機を愛してやまない男の子「涼介くん」とコラボレーションし、「ねこ型扇風機」の開発に取り組みました。
100台の扇風機と猫たちと暮らす、扇風機大好き少年「涼介くん」。彼の夢とは?
「くるくる回るものが大好き」という涼介くんは、遊園地へ行ってもアトラクションには一切乗らずに、一日中室外機の前に座っているといいます。そんな涼介くんが一番大好きなものは扇風機。
扇風機が大好きな少年・涼介くんがご家族&4匹の猫たちと暮らす「なみそ家」には驚くほどたくさんの扇風機が並び(所有数はなんと100台!)、日々この扇風機や猫たちと戯れながら生活しています。"好き"をとことん追求した結果、型番を覚えたり、モーター規格を調べたりとその知識量は大人も舌を巻くほど。扇風機の掃除をしたり、匂いを嗅いだり、一緒にお出かけしたりと毎日大忙しの彼の夢はもちろん"扇風機開発者"です。
母親の「なみそさん」の応援のもと、個性と”好き”を大切に育んできた涼介くんが大きな夢を語ったのは、あるテレビ番組で放映されたインタビュー。同番組内で夢について尋ねられた彼は、毎日一緒に暮らしている猫たちと大好きな扇風機という自分が大好きなものを組み合わせたアイデアで、「オリジナルのねこ型扇風機を作りたい!」と目をキラキラさせながら語っていました。
以前から、なみそ家のファンだったパートナーズ商品開発スタッフのコガは、偶然にもこの放送を見ていました。「扇風機…?しかも猫の形…!?私達なら実現できるかもしれない!ぜひとも、ウチで作らせてください!」と、なみそさんにすぐにラブコールします。熱意が通じてなみそさんにご承諾いただき、今回、涼介くんの夢を実現するプロジェクトとして「ねこ型扇風機」製作がスタートしました。
家族総出のアイデア会議。切り絵作家のお兄さんがデザインし、Twitterで名前を決定!
プロジェクトが始動するにあたって、まずはじめに行われたのは「なみそ家総出のアイデア会議」。涼介くんの夢をどんな形で実現するかを家族みんなで話し合いました。
大人はついつい便利さや使いやすさのみを追求してしまいがち。そんな”普通”や”常識”に囚われない、なみそ家の子どもたちの自由な発想と豊かな個性で、これまでにない様々な扇風機のアイデアが生まれました。口がファンになっているデザインやウォーターゲームをつける案、肉球型のボタンを押すと光るアイデア、扇風機の上に猫が腰かけているものなど…。
私たちも会議に参加して話し合いを重ね、最終的に決定したのは猫の肉球がボタンになっている、手をあげたポーズが可愛いこちらの案です。
涼介くんのお兄さん「NEKO KENくん」がデザインを担当してくれました。
猫を主なモチーフとして多くの作品を製作し、小学生ながら個展なども開催しているNEKO KENくんは有名人のファンも多い、今大注目の若き切り絵アーティスト。
今回のプロジェクトのために描き下ろしてくれたのは、涼しげな表情ところんとしたフォルムが可愛いキャラクター、扇風機ねこさんの「すずまる」です。プロジェクトメンバー全員のイメージに合致する、扇風機にぴったりの新キャラクターが誕生しました。
そして、このなんとも夏らしい「すずまる」という名前は、なみそさんのTwitterでお名前コンテストを実施し決定。約250もの応募が寄せられ、なみそ家みんなで候補を選んだのち、Twitter上でアンケートを行いました。累計投票数、14,823票を集めた大アンケートの結果「すずまる」に決まったのです。
アイデア&デザインをもとにオリジナル仕様で扇風機を開発
デザインが決まると、いよいよメーカーである私たちパートナーズの出番です。涼介くん&なみそ家の個性を集結させたデザインを実際の製品に仕上げるため、3D図面の制作、内部の電子回路設計等、オリジナル仕様で開発していきました。
涼介くんの実現したいアイデアとNEKO KENくんのキャラクターデザインを大切にしながら試作と検証を何度も繰り返しました。実際の製造では、エンジニアやデザイナーをはじめ、工場スタッフや生産管理者など、商品開発に携わるたくさんの人々を巻き込み、どうしたら彼らの理想に近づけるのか、ものづくりのプロの視点から“本気”で向き合い、模索しながら進めたのです。
約8か月の試行錯誤を経て、子どもたちの自由な発想と大人たちの技術を掛け合わせた、世界にひとつの「ねこ型扇風機」がついに、カタチになりました。
猫も鳴き声で協力。家族全員と作り上げたねこ型扇風機の特徴
ぽてっと丸くて可愛いフォルム、お腹の真ん中に搭載したファン、本物のように柔らかな肉球ボタンが特徴です。風の強さが調節できる肉球ボタンを押すと、にゃーんというリアル猫ちゃんの鳴き声が聞こえるのですが、この鳴き声はなみそ家の猫さんたちの本物の鳴き声。なんと猫さんたちにまで協力してもらい、なみそ家全員参加の扇風機となりました。
試作品が完成してすぐ、開発を担当したスタッフたちは実物を見てもらうため、なみそ家の皆さんに会いに行き「ねこ型扇風機」の初お披露目を行いました。
立体化したねこ型扇風機を手に取った涼介くんは大喜び。試作品で遊びながらはしゃぐ場面もありました。
キャラクターデザインを担当してくれたNEKO KENくんからもしっかりと合格をもらい、無事、製品化する準備が整いました。
コストは度外視。子どもたちの「好き」に大人たちが全力で応えたプロジェクト
涼介くんの夢を叶えるべく、2023年5月24日より応援購入サービスMakuakeに挑戦しています。
売上の一部は「フェリシモわんにゃん基金」に寄付され、国内動物愛護団体の活動支援に活かされます。
目標金額は300万円。正直にコストの話をすると、樹脂の金型代やプログラム開発費、さらにICや樹脂の材料費、輸入経費など諸経費を含め、実際には1,000万円を超える金額が必要となり、ビジネスとしてはかなり厳しいという現状です。しかし、今回は製品化するにあたり、金型代やICプログラム開発費用など量産体制を整えるために必要な初期開発費用300万円を目標金額として定めました。
それは、ビジネスとして成功するということを差し置いてでも、彼らの“好き”に取り組む姿勢に「ものづくりのプロとして、大人として、全力で応えたい。本気には本気でぶつかりたい!」という想いがあったからです。そして「“好き”の気持ちからこんな奇跡のような縁や本気で向き合ってくれる出会いがきっとある」ということを知り、いつかこの想いが未来に巡ればいいなという願いがありました。
涼介くんに限らず、全ての子どもたちには無限の可能性があり、そんな子どもたちの“好き”は、明るく楽しい未来を作るための最も大きな原動力です。だからどうか、まっすぐ”好き”の気持ちを忘れず、そのまま突き進んでほしい。
夢を語るキラキラしたみんなの姿は、世界でいちばん美しい。
今回のプロジェクトを通して、この想いが日本中に届くことを目指し、スタッフ一同最後までプロジェクトに努めて参ります。
■クラウドファンディング概要
クラウドファンディングサイト:Makuake
プロジェクト名:個性あふれる「扇風機少年」の夢を実現!"ねこ型扇風機"製作プロジェクト
URL:https://www.makuake.com/project/neko-senpuuki/
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