アナログの世界にデジタルを~医療・介護福祉の世界に新しい常識を創りたい~
情報化社会の中、様々なものが当たり前のようにデジタル化されています。そんな中でも、デジタル化されているようでいなかったものを創りたい。そんな思いでデジタル角度計「マルチゴニオ」は開発されました。
【ニーズとの出会い】
2017年山陰労災病院整形外科の山下先生より「最近、年のせいか、眼がかすみ、角度計の値が読みづらくなった。読みやすいデジタル表示の角度計は作れないか。」との声をかけていただきました。弊社の前身はシステム会社ですので、機器開発のハードルは高いと感じましたが、先生の思いを聞き、是非お手伝いがしたいと動き始めました。
同時に「もし作れるのであれば、小型で、軽く、簡単に使えるもの。しかも、安価なものにしてほしい」という命題もいただきました。
まずは、試作機をということで、市販品を使った試行錯誤をはじめました。
【課題の掘り起こし】
また、開発するのであれば、現在の角度計における課題も克服したいと考え、調査を行いました。結果、以下の5つの課題も設定しました。
①角度値の文字が小さい
②金属製品では光の反射により読み辛いことがある
③見る角度により読み取り誤差が発生する
④長期使用により印字がこすれて剥げ落ちる
⑤複数台持ち運ぶと重たい
これらの課題への解決方法も考えつつ、開発を進めました。
【試作機から商品化へ】
そんな苦労の中、2018年には鳥取県への補助金申請が採択され、関係各社で開発プロジェクトを発足させることができました。ここから開発も一気に加速を始めました。しかし、なかなか現場の先生方から試作機に対してOKの回答をいただけず、試作・評価をひたすら繰り返す日々が続きました。
<当時の試作機>
様々な苦労を積み重ね、2019年4月にはほぼ完成し、札幌で行われた手外科学会に参加しました。会場の先生方にご披露したところ、非常に多くの高評価をいただきました。中にはその場で買うとまでいってくださる先生もおられ、今までの苦労が報われたと感じることができました。
【マルチゴニオの特徴とは】
2019年6月より商品名「デジタル角度計マルチゴニオ」として販売を開始いたしました。
課題にこたえ、完成させたデジタル角度計マルチゴニオは、4つの特徴をもっています。
1つ目は、測定部位により角度計を取り換えることをやめ、1台ですべての箇所を測定できることです。マルチに使える角度計。それが商品名の由来にもなっています。手指をはじめ、1台で大関節まで測定が可能です。
2つ目は、基本設計を手指用の角度計でおこなったため、小型軽量です。このようにポケットに入れて持ち運ぶことができ、さっと取り出し、いつでもどこでも測定可能です。マルチゴニオを入れるケースもあります。
3つ目は、デジタル化したことで測定角度を大きく文字情報として表示します。一目でわかるだけでなく、見る角度による目視誤差も発生しません。
4つ目は、手指を測る際に測定しやすいようにフィンがついています。フィンを測定したい指にのせることで安定して測定が可能です。
4つの特徴だけでなく、使いやすさを追求した様々な機能もついています。
先生方にはぜひ手に取っていただき、そのよさを実感していただければと思います。
【マルチゴニオ動画の紹介動画】
現在は全国10以上の代理店様の協力の下、販売をしております。
ご不明点がありましたら、ぜひお問い合わせください。
株式会社コロンブスについて
【会社概要】
会社名:株式会社コロンブス
所在地:鳥取県米子市西福原4丁目11-31
代表者:増田紳哉
設立:2019年9月21日
【お客様からのお問い合わせ先】
株式会社コロンブス
TEL:0859-36-8884(月〜金/9:00~17:30(土日祝を除く)
e-mail:columbus@columbusegg.co.jp
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