松本山雅FCがめざす、地域とプロスポーツの関係性 ~地域がチームを強くし、チームが地域を良くする〜
Jリーグプロサッカークラブ「松本山雅FC」を運営する株式会社松本山雅は、7月23日より「公式note」を開設しました。
今回スタートするメディアプラットフォーム「note」での情報発信を通じて、私たちの活動が「なぜ」「何のために」「どんな思いで」「どうやって」行っているのかをお伝えしていきます。
クラブと地域で共にめざす未来
今から2年前の2018年。松本山雅では、Jリーグに所属する各クラブが地域に愛されるクラブとなるために実践しているさまざまな活動「ホームタウン活動」に対する課題意識が高まっていました。現在では、松本市をはじめ9つの市町村をホームタウンとし、年間600回を超える活動を行っています。クラブの成長により県内での認知度も上がり、活動依頼が増加しました。クラブが動くことで、活動自体の認知度も高まり、県民の皆さまへの周知やイベントの集客などで貢献できるようになってきました。クラブは次に、松本山雅を育ててくれた地域に対して、今度はクラブが地域のためにより貢献できることを考えるようになってきました。ちょうどその頃、事業創造ファームquod,LLC(以下、quod)と事業PRパートナー契約を締結しました。
松本山雅の”頭の中”を見せていく
スポーツを通じて「ひとづくり」「まちづくり」「未来づくり」に貢献するという松本山雅の挑戦を続ける姿勢と“人の心を動かす事業をしたい”というquodの想いがつながり、「スポーツ×地域」そして「スポーツの持つ可能性」に対して共にチャレンジしていくことになりました。
両者は2018年に発足した「スマイル山雅農業プロジェクト」を発信していく活動から取り組みをスタートしました。
地元メディアやクラブのtwitterなどのオウンドメディアでの発信はしていますが、ホームタウン活動をはじめとした地域との取り組みについては、想いや経緯を含めて知っていただくことが共感や信頼に繋がるのではないか。活動に関わる社員や関係者の声など、普段お見せできていないことをもっと知ってもらうこと、松本山雅の”頭の中”を見せていこうという結論に至りました。
noteでは、quodが執筆・インタビュー・編集を担当し、松本山雅の今を伝えていきます。
松本山雅がめざしている地域との未来とは?
quod共同代表の中川雅俊氏が株式会社松本山雅代表取締役社長の神田文之に聞きました。
松本山雅FCがめざす、地域とプロスポーツの関係性
中川:神田さんは、どんな時でも地域のことを中心に考えている印象があります。その根幹は何ですか?
神田:選手として昔(松本山雅に)在籍していたとはいえ、クラブが急成長している過程に参画してはいなくて。僕がこの会社にきた時には、すでにある程度クラブが出来上がっていたので、ここまでの過程を尊重することが、一番良いクラブとの関わり方だと思ったんです。
その成長は、誰か一人の力によるものではなく、地域の人々の「地域が良くなったらいいな、楽しくなったらいいな」という気持ちが結集されてできたということがひしひしと伝わってきて。山雅の歴史を紐解くと、地域の人々が地域を想う気持ちが原点だと思ったから、そこは変えちゃいけない気がしました。
中川:まさに、「地域の力で強くなってきたチーム」というのが松本山雅だと思います。
神田:「応援を力に変えていく」ことは、自分たちだけでは実現できません。山雅には、外からもらった力を原動力に、また何かの力に変えていくというサイクルを作ってきた歴史があります。
今度は、これをチームから地域に還元する取り組みを行っていきたい。
中川:地域がチームを強くし、チームが地域を良くしていく、というような関係性ですね。
神田:圧倒的なサポーターの数や熱量が山雅の強さや地域の価値につながってきたんだと実感しますし、もっと違う影響力を生むんだろうと思っています。逆にこのサポーターの力がないと、山雅も他のビジネスも成り立たないのではないかとも。だからこそ、山雅が地域のハブになって良い循環を生み出していきたいです。
中川:海外では、街全体がサッカークラブと一体化しているところもあります。チームと地域が盛り上がるだけでなく、産業の潤いと地域へ新しく参画してくれる人をいかに増やしていけるか。これこそプロスポーツが地域にもたらせる価値なのではと思うのですが、松本山雅にはそれを実現できる可能性があると思っています。
神田:クラブの存在によって、地域を良い方向に変えられる、ということを伝えていかなければならないと考えています。
そのためにも、私たちはまずチーム全体で「松本山雅FCは公共財」という共通の認識を持たなければなりません。
企業、サッカークラブといった枠を超えて、地域の人に認められることがスタート。地域の皆さんにも私たちのことをどんどん使ってもらって、地域全体が発展していくことが理想です。
中川:近い未来、チャレンジしたい取り組みにはどんなことがありますか。
神田:松本山雅ではホームタウン活動として農業プロジェクトで大豆を育てているのですが、そういったサッカー以外の取り組みが力になるのではないかと思っています。これをまずはうまく回して、そういった事業の柱をこの数年で一本でも二本でも作りたいです。それが今後のクラブの可能性になると思っています。
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山雅の「資産」ともいえる原点は、サポーターたちとの強い絆。どんなときも応援してくれる人たちに向き合っていたからこそ、その応援を力に変えて、クラブも大きく成長しました。
次のステップは、その絆を形にして世の中に発信していくこと。地域の人々をつなぐハブとしての役割は、山雅だから果たせるものだと信じています。
今後も、地域の課題を見つめ新たな価値を生み出していく山雅の取り組みを発信していきます。
松本山雅公式note:https://note.com/matsumotoyamaga
松本山雅公式サイト:https://www.yamaga-fc.com/
quod, LLC HP:https://cfquod.jp/
参考
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