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子どもの幸せはママの幸せから。大人の幸せを大切にしている保育園からうまれた「ハピネスmamaの会」誕生秘話

著者: 三和ホールディングス株式会社

ハピネス保育園(企業主導型保育園)は、すべてのママが参加できるオンラインコミュニティ「ハピネスmamaの会」を運営している。


この取組みは、自社グループ内の働くママたちへのサポートから始まった。担当するハピネス保育園の辻は、自らも子育て中のママ。自社グループ内にママたちがつながるオンラインコミュニティをつくり、定期的に開催。子育てのサポートを園内だけでなく「地域へ、企業へ」と考えはじめた、開園2年目の2020年のことだった。

2022年からは参加対象を「自社グループ内のママ」から「すべてのママ」に広げ、これまでに7回開催している。


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なぜママたちがつながるオンラインコミュニティを続けるのか、辻の想いとともに本ストーリでお伝えします。


(ハピネス保育園 連携推進事務員 辻 あつこ)

オンラインコミュニティのきっかけは働くママのひと言だった

辻のもとには、保育園の見学時や送迎時のママ、女性社員たちとの会話からママの今の心情が伝わってきます。

日中に子どもと2人きりの時間がきついので、先に子どもの預け先が決まれば仕事を探したいと見学に来られた方もいました。子育てを大事にしながら自分の生き方も大切にしたいママ、子育ての不安や負担を抱えているママが増えてきていると感じます。


ある日、グループ企業内でママ社員の会話から「自分たちが幸せでないのに」という言葉が聞こえてきました。その時、辻は、企業内にある保育園として、何かできることはないかと考えました。


その頃の自社のグループ企業内には、産休前、育休中、育休から復帰して間もないママ社員たちがいました。2020年コロナが広まり、テレワークが導入されるようになった頃。辻は「オンラインでつながりませんか?」と彼女たちに声をかけ、その呼びかけに8名のママが集まりました。


ママたちの声をたくさん聴きます

見えてきたママたちの現状。共通点をもとに関係性が深まっていった

いざ声をかけたものの、皆にどんなコミュニティが必要なのか答えがないままオンラインでの初めての試みに、辻は多少の不安を感じていました。


まずはこれまでの経験や現状を話せる雰囲気をつくり、参加者自ら話すところからはじめてみました。経験や自分のありたい姿を話しているママたちの表情はいきいきとしています。誰かが不安に思っていること、抱えこんでいることを話しだすと「うんうん」とそのほかのママたちが大きくうなずく姿も見られました。


回を重ねるごとに今のママたちの現状が詳しく見えてきました。

・コロナ禍でのリモートワークや産前産後の休暇中は、家族以外の人と話さない日が続く

・産休育休は取得しやすくなったが、復職に不安を感じている

・子どもはかわいいが、子育てをうまくやっていけるのか不安…



これまで同じ空間に居ながら、お互いに話したことがないママもいました。けれど「ママである」という共通点は年齢や上司と部下の垣根を超え、フラットな関係性をつくってくれたのです。対面でないことは辻の心配のひとつでしたが、オンラインでの開催でも表情を見ながら話すことで距離が縮まることを感じました。

この取組みは、2020年からおよそ2年にわたり計16回開催。全員復職したのを一区切りとして閉会しました。


辻にはとくに印象に残っているひとりの社員がいます。

結婚を機に職場から遠方への引越。

気心の知れた友人も頼る親族もいない中で初めての妊娠。

コロナ禍により初めてのフルリモート勤務。

画面の向こうの彼女は今にも泣きだしそうな表情でした。

その時のママの言葉です。


「ひさしぶりに家族以外の顔を見ました。話せただけでほんとによかった」



[ハピネス保育園 辻 あつこ]

「わたしにも出産、シングルでの子育て、数年ぶりの社会復帰などいくつかの人生の転機がありました。その度に、誰かに自分のありのままを話し、他の人の話を聞くことにより、自己理解を深めることを繰り返しました。その結果、自分の次へのステップを踏み出すことができていると思います。


また、周囲のたくさんのサポートのおかげで“孤育て(こそだて)”を感じることなく、子どもを育ててきました。どんな自分でも受け入れてくれる人や場所があることは幸せなことだと感じています。


ハピネス保育園に初めて出会った時、わたしの印象に残ったのは“働いている大人のいきいきとしている姿”でした。「幸福感に満ちた大人の姿を子どもたちに見せていきたい」「今度は自分が子育てをサポートできる人になりたい」という想いから、ここで働くことを決めました。「ハピネスmamaの会」は『安心して、ありのままを語れる場』でありたいと思い続けて開催しています。


この取組みには、自分の子育て、キャリアコンサルタントの受講、そして、ハピネス保育園でモンテッソーリの理論を学び続けていることが大きく関わっています」

「ハピネスmamaの会」再始動。参加条件はママであること

妊娠~出産による心身の変化に加えて、現代の子育てを取り巻く社会情勢にママたちの多くは不安や悩みを抱えています。実際にママたちとつながり感じたことは、ただただ受容する。そんな場所が必要だということでした。


2022年10月、園の地域支援の取組みとして「ハピネスmamaの会」を再開しました。以前は自社グループ内のママ社員のコミュニティでしたが、対象を「すべてのママ」に拡げ、ママであれば誰でも、どこからでも参加できます。テーマもざっくりと「わたしが話したいこと・他のママに聞きたいこと」のみ。その時々の話題で進行しています。

自社グループ内での開催時に泣き出しそうな表情だったあのママが、現在は2回目の育休中で参加。今ではママからママへのバトンとなり、大切なキーパーソンになっています。


実は開催当初「ママだけ特別扱いをするなんて」「それならパパ会も」との声もたくさんあがりました。それでも参加者を“ママ”に絞っていることには理由があります。


“ママ”とは、妊娠期から考えると子どもと過ごす時間が誰よりも長い存在です。“ママ”が笑顔でいることは、子どもの幸せに大きく影響すると信じているからです。

加者自身がつくっていくコミュニティ

「自分に何かできることはないか」そう思いママ社員たちに声をかけた辻でしたが、その心境は少しずつ変化しています。


現在まで7回開催の「ハピネスmamaの会」には、様々な場所からの参加者がいます。初参加に緊張しているママをあたたかく迎えるリピーターのママたち。

「そうなんだ」「あるある!」「それ、わかる〜」

不安もよろこびも分かち合いながら弾む会話に、予定していた1時間はあっという間に過ぎ、時間延長するのも当たり前になりました。

何か子育てに悩んでいるから相談するというわけではなく、ただただ話を聞いてくれる人がいる。それだけで参加してくれたママたちの表情が穏やかになり、笑顔があふれ出します。


辻には気づいたことがあります。

「この会をつくっているのは、私じゃない。参加しているみなさんが会の雰囲気をつくってくれていると」

「ハピネスmamaの会」は、ママによる、ママのためのオンラインコミュニティへと成長しています。


企業や行政と手を取り合いながら、もっとたくさんのママたちとつながるために


8人のママ社員コミュニティから地域へと間口を広げた取組みですが、ハピネス保育園の地域の子育て支援としてだけでは十分とは言えません。本当にこの取組みを必要としているママたちへ「ハピネスmamaの会」の存在が届きにくいという課題があります。


保育園としても本来の保育業務と並行しながらこの取組みを成長させていくには、時間や人材など多くの面で限界があります。



ハピネス保育園では、2023年7月、運営母体のアイリンクス(株)内にあるブランド「オヤコノ」と共に「おやこみらい事業部」を立ち上げました。「ハピネスmamaの会」の運営を事業部に移すことで課題をクリアできないかと模索中です。また企業主導型保育園であることを活かし、開園から5年間に提携した70社の企業にこの取組みへの協力を呼び掛けることも計画中。将来的には、提携外の企業や行政ともつながったコミュニティと成長していくことを視野に入れています。


ママの幸せの先には、子どもたちの幸せがある。

親子の未来の幸せを願って「ハピネスmamaの会」は発展し続けます。



〈関連情報〉

▶これまでの「ハピネスmamaの会」の様子はこちら

https://happiness-hoikuen.jp/blog-cat/mama%e3%81%ae%e4%bc%9a-mama%e3%81%ae%e4%bc%9a

【ハピネス保育園について】

アイリンクス株式会社(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:石井清悟)が運営する企業主導型保育園(福岡市中央区平尾、福岡市糟屋郡志免町、園長:平野理都子)国際基準のモンテッソーリ環境を目指し、各園0~2歳児19名を保育する。

保育園の理念は「大人と、子どもと、世界の“自分でできた”のお手伝い」。子どもを保育する施設でありながら“大人”というワードが最初にあるのは、子どもにとって、その育ちに関わる大人の存在はとても大きく大切だと考えているから。保護者向けの講座や地域に向けた予約不要のサロンも実施している。

(HP)https://happiness-hoikuen.jp/


(Instagram)https://www.instagram.com/happiness_hoikuen/


ハピネス保育園 平尾ビレッジ

 〒810-0014 福岡県福岡市中央区平尾2丁目4−8 2F

ハピネス保育園 志免ビレッジ

 〒811-2207 糟屋郡志免町南里3-12-1 2.3F


【運営会社について】

会社名:アイリンクス株式会社

所在地:福岡県福岡市博多区博多駅南1-6-9 三和ビル7F

代表者:石井清悟

設立:平成12年

事業内容:通信販売業・飲食業・卸小売業・児童福祉事業

 URL:https://www.i-linksnet.com/

 

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 福岡の皆様にご奉仕する三和グループ会社のメンバーです!


【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】

ハピネス保育園 広報担当:平野

メールアドレス:info@happiness-hoikuen.jp










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