体感した人だけが知るマラルンガソファの魅力
2020年、誰もが未だかつて経験したことのないステイホーム期間を経て、家の中に対する意識が大きく変わりました。家は、自分や家族を守ってくれるシェルターのようなものであり、その中で過ごす時間が長くなるにつれ、毎日見て触れる家具やインテリアが与える影響がどれだけ大きなものであるか、多くの人が実感していることでしょう。
新しい暮らし方を実践する日々に、インテリアには変わらず高い意識が向けられています。
・外では緊張や不安がついて回るため、家の中では安らぎに包まれたい。
・テレビやタブレット、スマートフォンを見て過ごす時間が長くなった。
・家の中で快適に仕事もできる環境を整えたい。
これらの願いをはじめ生活の行為を広く受け止めてくれる<ソファ>は、いま一度こだわりをもって見直してみるのによい機会ではないでしょうか。
イタリアのモダンファニチャーを牽引するブランド”Cassina(カッシーナ)”の名作と呼ばれる「MARALUNGA(マラルンガ)」ソファ。1973年の発売以来ベストセラーであるこのソファが、なぜ多くの人に選ばれているか、その秘密をご紹介します。
愛される理由
マラルンガの最大の特徴は、何と言ってもその座り心地。「あの時の座り心地が忘れられなくて」と、出合いから何年か経った後に憧れのマラルンガをお求めになられたお客様の声が、唯一無二の快適さを代弁しています。ただ沈み込むだけではない弾力のある柔らかさ。加えて、シート毎に背もたれを上下させ2通りのくつろぎを楽しめる点を、マラルンガのファンは愛してやみません。ローバックポジションは腰部を、ハイバックは頭部までサポートしてくれるため、暮らしのシーンに合わせて使い分けることができるのです。
誕生秘話
このような名作は、どうやって生まれたのでしょうか。
デザイナーのヴィコ・マジストレッティがマラルンガの試作品を創業者であるチェーザレ・カッシーナに披露した際、「極上の快適さ」というチェーザレからのお題を完全には満たしていなかったため、チェーザレが握りこぶしで試作品を殴ったという逸話があります。結果としてソファの背中が壊れたことは、マジストレッティに運命のひらめきをもたらしました。不格好な動きが、このソファをより革新的にするためのアイディアを彼に示し、その時マジストレッティはこう言ったそうです。
「そうだ、すばらしい、これで完璧になった。」
デザインを形にする
無段階に上下するこの背もたれ。この滑らかな動きをどう表現するか試行錯誤した結果、シンプルな自転車用チェーンからそのメカニズムは開発されました。
カッシーナの国内正規販売代理店であるカッシーナ・イクスシーは、世界で唯一カッシーナの認可を受け日本国内でライセンス生産を行っており、これまでに2万台以上を日本のお客様にお届けしてきました。
創業間もない頃より在籍する最高技術責任者:堀尾俊彰は、マラルンガソファの素晴らしさとライセンス生産の認可を受けるまでの苦労を次のように語っています。
「マラルンガは、デザイナーのヴィコ・マジストレッティとカッシーナ社の開発チームが一体となり、コンセプトを昇華させた素晴らしい作品だと思っています。
まさに革新的。発売以来の人気がそれだけ優れたデザインであることを証明しています。
日本でライセンス生産を行うにあたり、勉強のため1984年にカッシーナ社の工場に研修に行きました。商品を作り上げている素材と技術が高レベルで、日本で見てきた工場の何十倍も先を行く真似できないレベルに驚いたことを覚えています。
当時日本でまったく同じ素材は手に入らず、代替となる素材や、生産設備、技術を有する職人を探し育てるところからのスタートでした。そのような苦労の甲斐あって、今では多くの日本のお客様に何か月もお待たせすることなく、高品質なものをお届けできています。」
長く使うということ
10年、20年、あるいはそれ以上お使いになられたお客様から、張替えメンテナンスのご依頼が増えています。汚れたりダメになったら買い替えればいい。そういった考え方は、サステナビリティが叫ばれる時代にはそぐわなくなってきました。耐久性のあるものを選び長く使うということ自体が、ひとつのライフスタイルになりつつあります。
そして、家具にはお客様とそのご家族の思い出が詰まっています。張地を新しくし、へたってきたクッションを補修することで、新品同様になってそれまでの家族の物語を引き継いでいく。そういった想いも大切にしていきたいと考えています。
陶作家・ギャルリ百草主宰の安藤雅信さんも、マラルンガ愛用歴10年。3人の子供たちもこのマラルンガの上で長い時間を過ごし、無くてはならない家族団らんの中心となっているそうですが、「長く使う姿勢を大切にしたい」と最近張替えを行いました。「最初に少しの投資が必要だとしても、好きなもの、良いものを長く使い続けるということを若い頃からやっているので、このマラルンガとの付き合いも長くなると思います」と話す安藤さん。工具や道具なども、結局のところ、良いものの方が長く使えて使い心地も良い。ご自身のものづくりと比較し、「手仕事の対極に工業製品がありますが、産業革命が誕生したヨーロッパにおけるその矜持はとても深い。マラルンガは工業製品ですが、品質を守り続けるという点において手仕事とその根っこは同じだと感じています。なぜなら、それを享受した作り手も使い手も、そのものに対して語るべきことがたくさんあるからです」と、マラルンガとともに暮らす体験を通じて、裏側にあるストーリーやカッシーナの職人の想いまで感じ取っていただいたようです。
進化し続ける
時を経ても色褪せない魅力の裏で、発売以来、クッションなど見えない部分の改良は常に行ってきました。新しい素材や技術を研究しながら、時代に合ったものを提供するためです。2014年には、発売40周年を記念したモデル「MARALUNGA 40」、2018年には従来のモデルより一回り大きなサイズの「MARALUNGA 40 MAXI」を発表し、多様化するニーズ、ライフスタイルに合わせたバリエーションが加わっています。
常に新たな魅力をまといながら進化し、これからも暮らしの中で長く愛される存在として、豊かなおうち時間のお手伝いができればと願っています。
*カッシーナ・イクスシーHP
*マラルンガソファに関する詳細
https://www.cassina-ixc.jp/shop/pages/maralunga.aspx
*陶作家・ギャルリ百草主宰 安藤雅信さんのマラルンガストーリー
https://www.cassina-ixc.jp/welcome_home/ando-masanobu.html
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