不確実な時代に求められるリーダーシップとは。累計47万名以上の人材教育に携わる教育のプロが語る「リーダーシップの真髄」
コロナ、AIの発達、何が正しい答えなのか、誰も分からない不確実性の高い時代を私たちは生きています。混迷の時代にこそ、未来を拓くリーダーの存在が求められているのではないでしょうか。「日本を元気にしたい」「リーダーシップのあり方を示したい」累計47万人以上の人材教育に携わってきた教育のプロが、なぜ今リーダーシップを語るのか? リーダーシップの真髄とは何か?著者青木仁志の66冊目となる『次世代リーダーに求められる「人を動かす力」』を出版するにいたったストーリーをお伝えします。
不確実性の時代こそ、未来を拓くリーダーシップが求められている
「能力開発のプロフェッショナルとして、36年にわたり人材育成に携わる一方、7000人以上の中小企業経営者に指導を行ってきた。そういった活動を通じ、いつからか、今の疲弊した日本の社会や経済を立て直し、未来を拓くリーダーシップのあり方を示したいと思うようになった。」と著者の青木は語ります。
グローバル経済が発展した一方で「失われた20年」による国内経済の低迷、少子高齢化や人口減少などによる地域コミュニティの存続の危機など、社会的課題が山積しています。
AIが人間の知能を超えるシンギュラリティの到来も迫るなか、コロナ禍で行動が制限され、経済活動は停滞し、全回復には至っていない現状です。
このような変化の激しく、予期せぬ危機が迫る現代社会では、何が正しい答えなのか、誰も分かりません。私たちは、手探りながら仮説を立て、自らの進むべき方向を決め、人事を尽くすしかない状態です。
こうした不確実性の時代にこそ、リーダーの存在が求められているのではないでしょうか。能力開発プロフェッショナルとして、累計47万名以上の人材教育に携わった教育のプロであるアチーブメント株式会社 代表取締役会長 兼 社長の青木仁志は、混迷の時代にこそ未来を拓くリーダーシップのあり方を示したいと、66冊目となる本著執筆に至りました。
7000人以上の中小企業経営者に指導に携わり感じたリアルな苦悩
これまで36年間で、7000人以上の中小企業経営者に指導を行い、様々な中小企業経営者の悩みに向き合ってきました。そのなかでも特にコロナ禍では多くの中小企業が苦境に立たされました。
弊社も、2020年2月末、すべての公開講座の開催を中止しました。多くの売上を手放す決断でした。世の中一般的に見れば逆境といえる状況だったかもしれません。
しかし、立ち止まって考えたのは「誰のために、何のために、なぜ」事業を行うのかという「目的」でした。そこで、同じように苦しむ中小企業経営者や、ビジネスパーソンの力になりたいという想いで、オンラインでの無料セミナーを開催することにいたしました。
「あらゆる逆境には、それと同等かそれ以上の成功の種が隠されています。」
「ともに頑張りましょう!」
というメッセージをお伝えしました。
この言葉は、私自身が自分の人生を通して、実体験を通して確認をしてきたことです。
この混迷の時代にこそ、未来を切り拓く力、自分の指針をもったリーダーを世の中に増やしたいと思ったのです。
日本青年会議所での学びが経営危機の脱却につながった
同じように、日本を元気にしたいと社会的課題を解決に取り組んでいる団体が、青年会議所(Junior Chamber)です。JCは120カ国以上に15万人以上の会員を持つ世界的な組織です。
日本には約2万9000名の会員がおり、全国各地に684(2022年時点)の各地青年会議所(LOM)があり、日本国内で全国的な活動を行うための総合調整機関になっているのが、公益社団法人日本青年会議所(JCI Japan)です。
JCが手がける社会貢献活動は、地域特性を活かしたまちづくり運動、未来を担う子どもたちの健全な育成のための青少年事業、スポーツ振興、国際交流などのほか、自然災害の復興支援を含むボランティアにまで及び、その全国約3万人のJC会員を牽引するのが「会頭」です。
青木も、かつてJCで多くを学ばせていただいた卒業生の1人です。34歳で入会し、第7代の教育部会長まで務めました。当時を振り返って青木はこう語ります。
「あの頃は本業が苦境のどん底に陥っていて本当に苦しかったが、私はJCをやめなかった。JCで、本当に尊敬できる先輩や仲間たちに出会ったからだ。私と同じ起業家なのに、JCの多忙な仕事をこなしながら、本業をしっかりと成長させている。そんな先輩や仲間の生き方を目の当たりにし、貴重な学びを得て、私は経営危機から脱することができた。」
2018年以来、アチーブメント株式会社では、賛助企業として日本青年会議所の組織変革・組織拡大をサポートさせていただいています。
様々なご縁が重なり、本著を出版するにあたって、日本を元気にしたいと思いを同じくする、3万人のトップに立ったリーダー5名からメッセージを依頼しました。
しかし、歴代会頭の皆さんは、経営者であり、お住まいが全国各地。ご多忙でいらしたため、一堂に会することは至難の業でした。12月にプロジェクトの最初のキックオフ会議で顔を合わせて以降、打ち合わせはすべてオンラインのみ。書籍の制作が後半にさしかかり、最終章、全員で「次世代リーダーが「人を動かす力」を体得するには?」をテーマに懇談を実施する際にも、日程調整に難航しました。空港からフライトの搭乗ギリギリまで打ち合わせに参加くださる方もいらっしゃるほどでした。完成まで直接顔を合わせる機会はほとんどありませんでしたが、思いを同じくする同志、時には涙をしながらお互いの思いを共有し合い、書籍を完成させることができました。
次世代のリーダーシップのあり方は、近視眼的にならず、目的に向かって人々を導くこと
本著のなかでは、次世代のリーダーに求められる「人を動かす力」として5つの要素をあげています。
これまでのリーダーシップ論でいうと、欧米型のリーダーシップが主流でした。資本主義社会の根底には「勝つ=誰かを押しのける」という考えがあるように思います。経済的合理性という言葉を笠に着て、短期的利己的な意思決定がなされていました。
近視眼的な目先の利益を求めないのが、これからの時代のリーダーシップのあり方であり、目的に向かって人々を導く真のリーダーシップが必要とされているのではないでしょうか。
そして、これは日本で培われてきた指導者論とフィットしているように思います。日本的経営の土台にある、近江商人の「三方よし」という考え方です。売り手よし、買い手よし、世間よしという視点をもって経営をすることです。これからは勝ち負けではなく、「共創」するリーダーが必要とされており、日本型のリーダーシップと言えるのではないでしょうか。
ー次世代のリーダーに求められる「人を動かす力」5つの要素ー
1、向かう先を決める
2、範を示す
3、力を引き出す
4、尽くす
5、文化をつくる
リーダーシップの真髄は「誰かのために」という思い
創業当時から「利益は目的ではなく結果である」と信じて貫いてきました。
29歳でバイブルに出会い「何事でも、他の人々からしてほしいと望む通りのことを、他の人々にもそのようにせよ」という黄金律の考え方が背景にはあります。
私は、八王子の鉄工所の見習いからキャリアをスタートさせ、叩き上げでここまできました。経営者としても一人の人間としても、すべてがうまくいったわけでもないです。しかし、縁ある人の役に立ちたい。その一心でやり続けてきたから今があります。
今では、私が講師を担当している経営者向けの公開講座では、毎月開催し300名近い経営者にご参加をいただいています。さらに、東京商工会議所議員企業として選出され、2023年1月より東京商工会議所における教育・人材育成委員会の副委員長、中小企業委員会の委員、イノベーション・スタートアップ委員会の委員を務めることができています。
「誰かのために」という利他の心が、リーダーシップの真髄なのではないでしょうか。
おかげさまで、7月7日に出版をしてから、三省堂書店のビジネス部門にて週間ランキング1位を獲得することができました。
本書籍の印税は、日本青年会議所に寄付をいたします。
本書では、5人の歴代会頭の言葉の中から、リーダーシップの真髄を感じていただけたら幸いです。
出版記念講演会を開催!614名が参加
書籍のご好評を受け、この度、著者青木が本著をもとにリーダーシップについてお話しする出版記念講演会を開催いたしました。614名の方がご参加くださいました。
出版記念講演会では、
- 人を動かす力の5つの要素
- 時代を牽引するリーダーの在り方
- 3万名の経済団体のトップが実践するリーダーシップの高め方
を、2時間に凝縮してお伝えし、さらに、スペシャルゲストとして本書のメッセンジャーにもご登壇いただきました。
今回ご紹介した本・映画はこちらです
書名:次世代リーダーに求められる 人を動かす力
https://amzn.asia/d/iPPr7Ws
著者:青木仁志
発売日:2023年7月7日
定価:1,760円(税込)
体裁:四六判・上製本・272頁
発行:アチーブメント出版
ISBN:978-4-86643-133-8
~メッセンジャー~
第67代会頭 池田 祥護/NSGグループ 代表
第68代会頭 鎌田 長明/鎌長製衡株式会社 代表取締役社長、株式会社情報基盤開発 代表取締役
第69代会頭 石田 全史/双葉不動産 代表取締役
第70代会頭 野並 晃/株式会社崎陽軒 代表取締役社長
第71代会頭 中島 土/ジェイリース株式会社 代表取締役社長
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