読書の秋、食欲の秋に「釜めし」が発刊。週末の土曜日は家族で食卓を囲み、季節を味わう。レシピと一体となった“本のような釜めしセット”にこめた想い。
株式会社ミクロは『新しい食文化を創る』をスローガンに、業務用メンマ、釜めしの素、惣菜などの調理食品を製造販売しています。2022年10月、私たちは「読書の秋」「食欲の秋」に相応しい季節の釜めしと、釜めしの作り方がまとめられたレシピが一体となった、本のような釜めしセット「土曜日の釜めし(秋冬編)」を発売しました。
今年は去年と内容を少し変えて9月9日(土)に発売します。
2023年版「土曜日の釜めし(秋冬編)」は、上巻は「栗釜めしの素」「トリュフ香るきのこ釜めしの素」「ごぼうづくし釜めしの素」、下巻は「彩り舞茸釜めしの素」「牛きのこ釜めしの素」「五目釜めしの素」の3種類をセットにして発売します。
それぞれ3合用となり、上下巻セットは計6種の味を一度にお楽しみいただけます。上巻、下巻それぞれ単品でもお買い求めいただけます。
このストーリーでは「土曜日の釜めし」を開発するに至った経緯と、商品に込めた想いについてお伝えします。
上巻 下巻
半世紀にわたる商品の開発、実績を持ち、自然豊かな土地にも恵まれた株式会社ミクロについて
当社は、山形県天童市に本社・工場を置く業務用メンマ、釜めしの素、惣菜などの調理食品メーカーです。創業者鎌田三郎が1953年(昭和28年)にミクロ化学研究所を開設し、その後1965年(昭和40年)に食品部が開設され、調理食品メーカーとしてのスタートを切りました。半世紀に渡り、時代を先取りした新商品を数多く開発してきた実績と積み上げてきた経験から、お客様のニーズに向き合いながら製造と販売に取り組んでおります。
近年はメンマを中心に、BtoC向けの商品企画も強化しており、中でも「メンマ高砂」は1970年(昭和45年)発売以来のロングセラー商品です。
澄んだ空気、上質な水と土が広がる実り豊かなここ山形にミクロはあります。
自然豊かで、蔵王山や温泉なども有名な県です。天童市にある弊社工場は、地下水が豊富な奥羽山系の湧水地点という好環境にも恵まれています。
釜めしで彩りと季節感を食卓に届け、家族で一緒にご飯を食べる時間が増えてほしいという想いから企画がスタート
当社の釜めしの素の歴史は古く、業務用だけでなく市販用でも全国のスーパーマーケットなどで販売しておりました。具材や味のバリエーション、または形態も時代に合わせて変えながら製造販売をしてきましたが、現在は業務用が主で、多くの飲食店等に採用されています。
当社の釜めしの素は米と一緒に炊く、もしくは炊きあがったごはんに混ぜるだけで手軽に本格的な釜めしを作ることができます。しかも具材とスープが別々に袋詰めされているので、お互いの味を壊すことなくお客様のもとへお届けできます。そこも美味しさへのこだわりです。
当社の強みの1つである「釜めしの素」を、もっと多くのご家庭に直接魅力を伝えたい。ということから企画が始まりました。
いつものごはんに少し手を加えるだけで食卓に彩りと季節感を演出。家族で食卓を囲み、食事を通じたコミュニケーションの活性化の一助となればと考え、「週末の土曜日はゆっくりと家族で、手軽に作れる釜めしで彩りと季節感を食卓に」をコンセプトに、定番の釜めしに加え、季節の釜めしと作り方がまとめられたレシピが一体となった本のような釜めしセット「土曜日の釜めし」を企画しました。
また、近年家族と一緒に食べる「共食」の回数は月10回前後を推移しています。平日は共働き世帯を中心に「仕事が忙しい」を理由に家族で食卓を囲む時間が少ない状況があります。(※)一方、家族が食卓を囲んで食事をとりコミュニケーションを図ることは食育の原点ともいえます。
当社では、子育て世代、共働きの従業員も多いことから、自社商品を通じ「食育」や「家族が自宅の食卓を囲む時間」をもっと育むことができないかと思案しました。
また、国内の米の消費量は年々減少しています。(※2)米そのものの消費拡大のプロモーションも大切ですが、関連商品の用途提案も今まで以上に重要と考えました。
商品のタイトルは週末に家族みんなで炊き込みごはんをゆっくり食べるシーンから
タイトルの「土曜日の釜めし」は、炊き込みごはんを食べるシーンから考えました。私も含め社員の中には子育て真っ最中、共働きという方が多くいます。「ただいま」から「いただきます」までの時間をできるだけ短時間にしようと頑張る平日の夕飯時に、スイッチを入れてから炊きあがるまで一定の時間が必要になる炊き込みごはんは、実体験からなかなか登場しない献立という印象がありました。であれば、週末の休日に家族みんなで炊き込みごはんをゆっくり楽しんで頂ければいいな、という想いからこのタイトルになりました。具材とスープを入れて炊くだけの簡単調理ですし、炊き込みご飯の日はおかずがいつもより少なくても大丈夫という点は休日のお母さんにも優しい献立になるのではないかと思いました。お母さんも休日はゆっくりしたいですから。
お気に入りの本のページをめくるように、釜めしを選ぶ楽しみを提供したい
当社の釜めしの素はプロに認められた多種多様なバリエーションを持っています。そこを強みにして「今週はどの釜めしにしようかな」と選ぶ楽しみも提供したいと考えました。「選ぶ」という行為から付録付き月刊誌のように「今月の○○」のような感覚で食べたい釜めしを選べたら面白いね。というイメージが湧きパッケージをブック型にしようと決めました。
しかしそこからがなかなか大変でした。本のような体裁にしようと包材の形状やラベルのデザインなどあれこれ試してみますが、なかなか本らしく見えない。書店に行き、実際の書籍や雑誌から何かヒントはないものか試行錯誤した結果「帯を巻いたら新刊の本みたいに見える。」というアイデアにたどり着きました。ラベルも帯も全て自分たちでデザインまで考え作り上げました。そこが一番苦労したところです。
中に入れたレシピ付きリーフレットも、表紙をめくるとプロローグのようなポエムがあり、中のレシピは料理本を意識したレイアウトにするなど細部までこだわって作り上げています。
お気に入りの本のページをめくるように、箱を開けて「今日はどの釜めしにしようかな」とワクワクしながら選んでいただけたら嬉しいです。ブック型パッケージはシンプルなデザインですのでキッチンに立てかけて保管して頂いても良いかなと思います。(釜めしの素は常温保存品です。)
また、ご飯の好きなお友達にプチギフトとしてもオススメしています。
釜めしがきっかけになったらうれしい
「土曜日の釜めし」は、今後も季節感とワクワク感を大事に商品企画を続けて行きます。家族みんなで食卓を囲むきっかけになってくれたら本当に嬉しいです。
当商品は、昨年に続き今年も、女性誌のプレゼントページなどにご採用いただきました。ターゲット層が読者年齢に近い女性誌からのご採用でしたので、とても嬉しく自信にもつながりました。
現在は『ミクロショップ』(弊社通販サイト)のみの販売をしております。今後は更なる売場拡大も考慮に入れて進めています。
※農林水産省 食育白書(平成29年)
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/wpaper/h29/h29_h/book/part1/chap1/b1_c1_1_02.html
※農林水産省米の消費動向(令和4年)
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1808/01.html#:~:text=%E7%B1%B3%E3%81%AE1%E4%BA%BA%E5%BD%93%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%AE%E5%B9%B4%E9%96%93%E6%B6%88%E8%B2%BB%E9%87%8F%E3%81%AF%E3%80%81%E6%98%AD%E5%92%8C,%E3%81%BE%E3%81%A7%E6%B8%9B%E5%B0%91%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
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