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"買ってよかった" が集まるSNS「pocitta(ポチッタ)」誕生の裏側。ネットショッピングをもっと楽しく快適にしたいと「趣味で開発」

著者: 株式会社Kannade

株式会社Kannade(カンナデ)は、愛知県名古屋市を拠点にWebシステム開発やITコンサルティングなどのサービスを全国の企業さまへご提供しているテックカンパニーです。代表の金本は、大手ITメーカー勤務、広告系ベンチャー企業創業CTOというキャリアを経て、2020年に弊社を創業しました。創業以来クライアントワークを事業の中心としてきましたが、2023年6月30日、弊社初となる自社サービス、#買ってよかった が集まるSNS「pocitta(ポチッタ)」をリリースいたしました。



このストーリーでは、pocitta(ポチッタ)のリリースに至った経緯、開発に込めたこだわりやサービスの魅力を、代表の金本よりお伝えします。

pocitta(ポチッタ)の最初の構想は2018年、技術の勉強のために趣味で作ったのが始まり


実は、pocitta(ポチッタ)の構想を最初に思いついたのは、今から5年も前、2018年のことでした。


当時の私は前職である広告系ベンチャー企業でCTO(最高技術責任者)の役職に就いていました。会社は急速な成長を遂げている最中で、私は経営者の一人としてマネジメントに集中せざるを得ない状況にあり、プログラミング実務に従事する機会はほとんどなくなっていました。しかし、CTOとして現場のエンジニアをまとめ上げるには、私自身も常に最先端の技術にキャッチアップし続けることが求められます。現場仕事を退いてなお技術知識をアップデートし続けるには、業務時間外に手を動かす、つまり趣味として最新の技術を使ってモノづくりをする習慣を持つしかありませんでした。


せっかく趣味でシステムを作るなら、自分自身が欲しいものを作りたいと思うのが人情です。私はもともと、買ってよかったものをブログなどでシェアする文化がとても好きで、そういったブログ記事を回遊して気になったものを買ってみたり、自分でも定期的にブログで「20xx年前半の買ってよかったもの」といったまとめを投稿しては一部の読者から好評を得たりしていました。


そこで、勉強と趣味を兼ねて作る題材は「買ってよかったものをシェアする専用のSNS」にしようと決めたのでした。これが、pocitta(ポチッタ)の原型です。


当時私が勉強したかった技術を使うこと自体が目的だったので、Webサービスとしての完成度にはあまりこだわらず、最初のバージョンは1ヶ月程度の期間でパパッと作り上げました。これを知人を中心に10名程度の方にモニターとして使っていただいたところ、ありがたいことに「楽しい」「便利」といった感想を複数頂いたのでした。


株式会社Kannade 代表取締役 金本貴志[pocitta(ポチッタ)開発者]

多忙等の事情で約4年も開発が進まなかった「やるやる詐欺」の期間・・・


pocitta(ポチッタ)の最初のバージョンをクローズドながらリリースしてしばらく運用してみた結果、これは本格的に作り込めば多くの人に楽しく使ってもらえるWebサービスに化ける可能性を秘めているのでは?と考えるようになりました。


技術の勉強というもともとの目的に照らし合わせても、本格的なWebサービスとしてリリースするにはより高度な技術を扱う必要があり、有意義なチャレンジと言えました。最初のバージョンで使った技術は十分に深く学べた手応えもあったので、思い切って新しい技術でゼロから作り直し、改めて正式版としてリリースすることを目標に据えることを決めたのでした。


これが2018年の終わり頃のことです。実際、2019年1月1日に私がX(旧Twitter)に投稿した新年の目標を書いたポストには、「pocitta(ポチッタ)を○○技術で作り直してリリースする」という目標が書かれていました。


しかし、この頃から業務の繁忙化とメンタルの不調、前職の退任、個人事業主としての独立といった大きな出来事が立て続けに起こり、趣味の開発に当てる時間はほとんど取れなくなってしまいました。


独立後も、仕事で使う機会の少ない技術をプライベートの時間に勉強することには強い動機があったのですが、事業が軌道に乗るまでは目の前の仕事に追われる日々が続き、pocitta(ポチッタ)の開発は完全にストップしてしまいました。


X(旧Twitter)の自分のポストを振り返ってみると、先ほどご紹介した2019年の新年の目標のポストを皮切りに、2020年〜2023年の新年の目標ポストのすべてに「今年こそpocitta(ポチッタ)を○○技術で作り直してリリースする」という目標が書かれていました。


悲しいかな、「やるやる詐欺」のまま4年の月日が流れていったわけです。

「自社サービス」として改めて本格的に開発を再開


独立から3年、やっと事業も軌道に乗ってきて、会社の経営方針としても2023年度は先行投資の年にしたいと考えました。そこで、もともとは個人の趣味として作っていたpocitta(ポチッタ)を、会社の名義で「自社サービス」として作ることを決め、思い切ってクライアントワークの受注量を減らし、今年度前半の開発リソースの大部分をpocitta(ポチッタ)の開発に当てることにしました。


会社としては、pocitta(ポチッタ)を開発している間は1円も売上が上がらないわけですから、これは弊社のような零細企業にとってはかなり勇気を要する決断でした。しかし、最初のバージョンで大きな可能性を感じて以来、5年近くの時間が経過してなお、私の中でpocitta(ポチッタ)に感じる期待感がまったく変わっていなかったので、自分の直感を信じてチャレンジすることを決めたのでした。

買ってよかったものをシェアする文化をもっともっと当たり前にしたい


pocitta(ポチッタ)は、私の「買ってよかったものをシェアする文化」に対する "好き" が高じて生まれたサービスです。


海外の事情には明るくありませんが、少なくとも日本のインターネットにおいては、買ってよかったものをシェアする文化のプレゼンスは年々高まっているように見えます。しかし、それでもまだ、情報を発信している人はインターネットユーザー全体のうちのほんの一部であり、ほとんどの人は受け手としてそれらの情報を楽しんでいるだけという状況だと思っています。


SNSというメディアには、情報発信の敷居を下げる力があります。買ってよかったものをシェアすることに特化したSNSがあれば、もっと多くの人が気軽にお気に入りの商品の情報を発信できるようになり、もっと多くの人が効率よく素敵な商品に出会えるようになるはずです。


今まで買ってよかったものの情報をわざわざ発信はしていなかった人に、「pocitta(ポチッタ)上でなら発信してみようかな」と思ってもらえることが大切なので、使い勝手や操作の気持ち良さにはとてもこだわっています。

1. サイトの見た目がシンプルで美しい

毎日覗いてもらえるサイトでありたいとの思いから、サイトの見た目は極力シンプルで美しいものを目指しました。また、前向きな気持ちで気軽にシェアしてもらえるよう、pocitta(ポチッタ)の投稿をSNSなどでシェアした際に表示される画像(OGP画像)のデザインも楽しくかわいいものを目指しました。


pocitta(ポチッタ)のシンプルな投稿一覧画面


pocitta(ポチッタ)の投稿をSNSなどでシェアした際に表示される画像の例

2. とにかく手軽に投稿できる

今までは買ってよかったものの情報発信などしてこなかった人にも、ストレスなく日常的に使ってもらえるように、とにかく簡単に投稿できることにこだわりました。


具体的には、Amazonや楽天の購入履歴から商品ページを開いてもらえば、あとはその商品ページのURLをコピーしてpocitta(ポチッタ)に貼り付けるだけで、商品画像、商品名、値段などが自動で入力される機能を搭載しています。


これにより、商品ページのURLに紹介文を添える程度の作業量で投稿することができます。


pocitta(ポチッタ)の新規投稿画面

AmazonのURLを貼り付けるだけでこれらの情報が自動で入力されます

3. アフィリエイトに対応していて、お小遣い稼ぎもできる

もう一つの重要な機能は、各種アフィリエイトプログラムとの連携機能です。


アフィリエイトとは、「成果報酬型広告」とも呼ばれるインターネット広告の一種です。大雑把にいうと、企業の販売する製品やサービスをブログやSNSなどで紹介し、その紹介リンク経由で実際に売上が発生した場合に、企業から紹介者に対して売上の一部が紹介料として還元されるというものです。個人がインターネット上での活動によって収益を得る方法として広く普及しており、先進的なインターネットユーザーの間ではすでに常識となっています。


日本の2大ECであるAmazonと楽天は、それぞれ「Amazonアソシエイト」「楽天アフィリエイト」という独自のアフィリエイトプログラムを提供しており、pocitta(ポチッタ)では、Amazonアソシエイトと楽天アフィリエイトの両方に対応したアフィリエイト連携機能を搭載しています。


自身の各種アフィリエイトIDをpocitta(ポチッタ)に登録しておけば、他のユーザーが自身の投稿経由で商品を購入した場合に、Amazonや楽天からアフィリエイト報酬(紹介料)を獲得することができるというわけです。


pocitta(ポチッタ)のサービス紹介ページより引用


お気に入りのアイテムをただみんなに知ってもらいたいという動機で情報を発信するのももちろん楽しいものですが、その上で、その活動がついでにお小遣い稼ぎにもなるというのはユーザーにとって大きなメリットだと考えています。


多くの場合、本当に買ってよかったと思える商品に出会うまでにはそれなりに試行錯誤があったことでしょうし、多くの人にとって有益な情報を発信したのならそれに対して多少の見返りはあって然るべきでしょう。

pocitta(ポチッタ)経由で買い物をするのが当たり前の世界を目指して


弊社初の自社サービス、#買ってよかった が集まるSNS「pocitta(ポチッタ)」の誕生の裏側と、サービスのこだわりや魅力についてお伝えしてきました。


SNSというサービスの性質上、多くの方に使っていただけば使っていただくほど、素敵な商品との出会いの機会も多くなり、pocitta(ポチッタ)経由で行われる買い物の量も増えていきます(その結果、ユーザーさまのアフィリエイト報酬も大きくなっていきます)。


まだリリースして間もないサービスで、現状はユーザーさまの数も100人に満たないボリュームですが、今後も大切な自社サービスとして1人でも多くのユーザーさまに知っていただき、楽しく使い続けていただけるよう、プロモーションや継続的な開発・改善に注力していく所存です。このストーリーを読んでいただいたあなたに、ぜひそのプロセスを担う「次の1人」になっていただければ幸甚です。


長文を最後までお読みいただきありがとうございました。今後ともpocitta(ポチッタ)にぜひご期待ください!


#買ってよかった が集まるSNS「pocitta(ポチッタ)」

https://pocitta.jp





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