脱・居眠り続出の講義。大学教育により良いパワポスライドを導入させたい!ビジネス資料専業業者が教育現場に進出。
弊社、合同会社ドキュメントプラスは2014年創業(当時は個人事業主)で、当時はまだ少なかった「パワーポイント資料作成代行」のパイオニアで、明朗会計、また競合他社と比較して短納期で常に業界をリードしてきた自負しております。作成代行のみならず、資料作成のセミナーやワークショップなどを通じ、良い資料を作ることの重要性を広めてきました。
創業から10年目に入った今年、新規事業として「【教育機関向け】教科書など教材のパワポ化支援」をリリースしました。
弊社のここまでを振り返ると共に、新サービスにかける想いを代表が語ります。
鬱病となり、フリーランスを廃業へ
私は前職は他業種のフリーランスで10年ほど活動していましたが、自身の力の無さなどからストレスを溜め込んだ時期があり、鬱病と診断され、廃業を余儀なくされました。フリーランスを一度でも経験されたことのある方ならお分かりかと思いますが、一度、会社に縛られない仕事を経験すると、もう会社員に戻るのは難しくなります。以前から独立志向が強かったこともあり、次も自身で何かビジネスをしたい、という気持ちを持ちながらしばらく休んでいました。
特技のパワーポイントを活かし、起業を決意
前職でパワーポイントで企画書などを作る機会が多く、操作は手慣れていました。それだけでなく、常に「書き手の言いたいことを詰め込むのではなく、読み手に必要な情報をシンプルに伝える」資料作りを心がけていました。他の方が作った資料はテキストがびっしりで、構成や読み手の目の動きなども無視した、独りよがりの物が多かったのですが、その点、私の作る企画書やマニュアルは見やすい、という評価を得ていました。
そこでこの特技を活かし「パワポ資料作成代行ってビジネスになるのではないか」と思い立ち、その数分後には屋号を決め、独自ドメインを取得し、すぐにスタートしました。一応市場調査はしましたが、同様の会社はまだ検索しても数社しかなく、ブルーオーシャンだと確信していました。ちなみに各種クラウドソーシングサービスでもパワポ資料を作成しているワーカーはまだ非常に少なかった時代です。今は完全にレッドオーシャンになっていますが。
様々な業種、規模の会社から依頼が届くように
最初はもちろん苦労しました。広告なども打ちましたが、自身で作成したウェブサイトをSEO対策をして、そこからの集客をメインとしていました。検索エンジンの評価を得るのは時間がかかりますから、検索に引っかかるようになるのには半年以上かかりました。その間は仕事はごくわずかでした。
2年目以降だと思いますが、徐々に認知されてきて仕事も増え「すごくきれいに作っていただいた」「おかげ様でプレゼンうまくいきました」などの声もいただくようになり、特技のパワーポイントで人の役に立てることに喜びを感じていました。
弊社では業種などのターゲットを絞っていないのも強味としておりますが、保険、不動産、通信、製造業、コンサルタント、士業、など、小規模事業から大手上場企業からも依頼が頂けるまでになっており、ゆっくりではありますが、右肩上がりで成長してきました。そして現在では弊社のビジネスモデルを真似たような競合が多数出てきております。その中でもドキュメントプラスは常に検索上位を維持し、様々なネットメディアにも紹介されて、一定の地位を確立しつつあると考えています。
有名私大からの「教科書をスライドにしてほしい」という依頼が契機に
以前から大学など教育関係からのご依頼は時々頂いていました。学会などでの発表用スライドのほか、授業で使うスライドの仕事もありました。ある時、教科書をスキャンしたデータが送られてきて「これをスライドにしてほしい」というご相談がありました。関西の某有名私立大学でした。「環境経済学」という専門的な内容ではありましたが、文章を読むのは好きなほうでしたし、また普段からテキストのみの情報を読み解いてヴィジュアライズして見せる、という作業は苦手ではなかったので、喜んでお受けし、楽しみながら作業して納品したところ、非常に好評をいただいたようで「またお願いしたい」とのお言葉を頂きました。すると「これを全部やってほしい」と、約260ページの教科書1冊丸ごと郵送されてきました。とてもチャレンジングでしたが、やりがいがあり、楽しい作業でした。また、現在も国立大学が一校、私立大学が一校、問い合わせが来ており、とても楽しみです。
学生にとって苦痛なパワーポイントが多いと感じた
私も大卒ですが、約30年前の当時を振り返ってみると、今とは時代が全然違うため、パワーポイントを使った授業などは当然ありませんでした。今はそういった授業もあると聞いています。しかしこれまで手がけてきた教育関係からのご依頼、先生や助手の方が作られたパワポは正直申し上げて「これでは学生も見にくいだろう、頭に入らないだろう」「これはpdfをそのままコピペしただけでは」というものがほとんどです。私が学生のころはただ教科書を読み上げるだけの先生も少なからずいらっしゃいましたが、あれは非常に苦痛なものでした。それに近いものかもしれない、と感じました。それを変えたい、という想いが芽生えました。
また、先生方は当然お忙しく、スライドを作成する時間を捻出することが難しいどころか、しっかりとパワーポイントのスキルを身につける機会もなかったのではないでしょうか。いただく資料から、それらが垣間見れます。
学生の学力向上に貢献するようなスライド作成を
これから日本は人口減少、労働力が減っていくことが確実です。一人一人の労働生産性を上げていくことが急務、と主張する経済専門家もいらっしゃいます。そのためには社会に出てからではなく、学びの過程からしっかり力をつけていかなければならないと考えます。学力を上げるためには良い教材は必須になります。デジタル時代の今、授業にもスライドを導入するのは必然の流れで、もっと加速させていくべきです。
しかし、学生が退屈したり、理解が難しいようなスライドでは本末転倒です。弊社サービスでは学生の理解が深まるスライド作成を心掛け、ただ教育現場をデジタル化させるだけでなく、学生の学力向上に貢献することを目指して推進してまいります。
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ