ファン待望の「G9PROII」がついに発売!開発担当者が『どんな一瞬も撮り逃さない』カメラの魅力を語る
動画はこちら https://youtu.be/5i6pLTxzxxE
パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社 イメージングビジネスユニット 左:ソフト設計担当 佐々木清和/中央:ハード設計担当 谷口卓生/右:マーケティング担当 中西智紀
(以下、動画の文字起こし)
「生命力・生命美」を掲げ、被写体らしさを描き切る独自の絵作りで評価されているLUMIX。そのブランドを背負う新たな静止画フラッグシップとして、初代『G9 PRO』の後継機『G9PROII』がついに発表された。コンセプトは「どんな一瞬も撮り逃さない」、鍵となるのはAF(オートフォーカス)と連写。LUMIXのつくり手たちが、製品に込めたこだわりを熱く語る。
谷口:初代G9 PROをこよなく愛する谷口と申します。開発機種リーダーを担当しています。
佐々木:パナソニックに入社以来、ずっとLUMIXの開発に携わっています。LUMIXに人生を捧げていると言っても過言ではない、認識AFを担当している佐々木と申します。
中西:このように非常に熱い開発のメンバーが今回のG9PROIIを担当して、ここまで進めてきました。
LUMIXにとっての史上の未到点、絵作り思想の「生命力・生命美」
中西:G9PROⅡが目指してきたのは、常識を凌駕するような描写力とLUMIX史上最高の高速性能。実は前機種にあたる『G9 PRO』の時に、「絵作り思想」というものを作っています。これを追求しながら我々は開発を続けてきました。
絵作り思想の「生命力・生命美」。LUMIXを定義する根幹を形作っている。
谷口:「生命力・生命美」という絵作り思想の元、リアリティを感じさせるような絵作りを目指してきました。動物の息づかいや年月の積み重ね、生命力や歴史を想像させるようなリアリティを描写することが、最終的に我々が目指す姿になります。
中西:私たちの中で「生命力・生命美」の思想には、ゴールや完成のようなものはなく、一歩ずつそこに近づいていくという考え方をしています。
新センサーにより一段と磨きがかかった描写力
谷口:今回新たに開発した新センサーと新世代エンジンで、私たちが目指す絵作りにまた一歩近づけたと感じています。新たに開発した像面位相差を搭載した新センサーですが、大きな進化点としては3つあります。
一つ目は、従来の『G9 PRO』のセンサーよりひと回りは小さくなりますが、S/N比を大きく改善して、従来機同等の高感度を実現している点です。
二つ目は、飽和性能を向上させたことにより広いダイナミックレンジを実現した点です。さらにベース感度はISO100を実現しており、明るいレンズも使えるようになりました。
最後は、ダイナミックレンジブーストを有するセンサーなので、暗いところのノイズがとても改善し、豊かな階調を実現している点です。
LUMIXの絵作りを最大限に活かす高速性能① 進化したAF(オートフォーカス)
中西:やはりマイクロフォーサーズの良さは高速性能。今回LUMIXのGシリーズとしては初めて、像面位相差AFを搭載しています。
佐々木:しっかり準備して撮影に臨んだ時でも、実際に撮影の現場ではシャッターチャンスを逃すといった経験があると思います。この失敗を減らすためには、いかに早くAFができるかということと、高速連写が非常に大事だと考えています。
今回はこの認識AFの部分を一から再設計し、人物や動物に対しても大幅な性能アップを図っております。より小さな被写体を高速に、そして正確に認識できるようになったので、従来は難しかった動物の瞳のような小さな被写体も認識できるようになりました。
佐々木:また、レース場のコーナリングや動きが予測しづらいシーンでは、よく一点AFなどで捉えることが多いかと思います。ただ、一点AFではとっさに構図を変えたりするのは非常に難しかった。今回、車・バイクの認識AFを搭載することによって、一点AFではなかなか撮りづらいようなシーンでも撮れるようになりました。AFのことは忘れていただいて、しっかり構図に集中していただける製品になっています。
初搭載となる車・バイクの認識AFは、開発に特に時間を要したという。
佐々木:サーキット場にクッションとしてタイヤが置かれているような場所が多いのですが、そこで結構(車との)誤検出が多くて・・・。何回もサーキット場へ出向いて、誤検出が出ないことを確認しながら性能を出していきました。当然、似ているから誤検出をするわけで、誤検出を落としに行こうと思うと性能が下がってしまったりと、バランスをとるのに非常に苦労しました。
LUMIXの絵作りを最大限に活かす高速性能② 1秒間に60コマの連写性能
佐々木:今回、電子シャッター連写は60fpsに対応しております。1コマ1コマに対してAFができるようになっており、被写体の追従性能が大幅にアップしています。60コマで撮っているので、鳥のはばたきまで全て捉えます。好きなはばたきの角度は人それぞれあると思うので、好みの角度もしっかり捉えることができますね。
また、メカシャッター連写も10コマ/秒を実現しました。これは非常に苦労したのですが、連写アルゴリズムを一から見直して、無駄を削りに削って、本当にソフトウェアの無駄がないところまで追い込んでようやく実現できました。
LUMIXの絵作りと、思いのままに撮影できる性能を両立した『G9PROII』。どんな一瞬も逃さず、被写体らしさを写し切りたい。そんな開発チームの熱い想いがこのカメラを完成に導いた。
谷口:私自身、初代『G9 PRO』のユーザーです。G9 PROは、とても愛されているカメラだなという風に思っています。画質や性能はもちろんなのですが、カメラを手に取って被写体に向けて、写真に収めるまでの一連の流れがとてもスムーズに使いやすいので、そこまで愛されているのかなと思っています。そういった思いを今回『G9PROII』に込めてきたつもりです。そして実際、そのように体現できたカメラになっていると思いますので、ぜひ使っていただきたいと思います。
佐々木:一眼カメラを開発してきた中で、マイクロフォーサーズというのは原点だという風に思っています。そんな我々の技術を惜しみなくこの商品に搭載しました。
中西:マイクロフォーサーズということで、性能面をご心配される方もいらっしゃるかと思いますが、LUMIXには「いやいや、そんなことはない」「マイクロフォーサーズにも凄い表現ができるんだ」という思いで機種を開発してきたという歴史があります。非常に自信が持てる仕上がりになったと思っていますので、あとはその魅力を一生懸命伝えていくだけかなと思います。
LUMIX G9PROII商品ページ
https://panasonic.jp/dc/products/g_series/g9m2.html
LUMIX Gシリーズレンズ H-ES35100商品ページ
https://panasonic.jp/dc/products/g_series_lens/leica_dg_vario_elmarit_35-100.html
LUMIX Gシリーズレンズ H-RSA100400 商品ページ
https://panasonic.jp/dc/products/g_series_lens/leica_dg_vario_elmar_100-400_ii.html
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