「ビジネス×カタログギフト」で企業の慣習に一石を投じる。オフィスギフトのWebカタログギフト開発ストーリー
「ゴミ箱行きのお祝いに意味があるのか」おかしな慣習を見直すきっかけをつくりたい
私は、もともと一部上場企業の新規事業開発部・営業部にて、10年以上サラリーマンとして働いていました。多くの取引先を担当する中で「開店祝い」や「周年祝い」は、企業同士の関係構築にかかせないイベントです。必ず成功して共に発展していきたい!そんな想いを込めて、見栄えのよい胡蝶蘭を手配していました。
当然ながら、自社が節目を迎えた際にも多くの胡蝶蘭をいただきます。そして、時期が過ぎると当たり前のように処分されます。「会社で育て続けるのは無理がある」「捨てるのは仕方ない」それがなんとなく当たり前となっているような慣習に、私は疑問を抱きました。
「ゴミ箱行きのお祝いは本当に意味があるのか…」
この感情が、それまでに培った事業開発の経験を生かして新しい市場価値をつくりたい、という独立の出発点となったのです。
立ちはだかる慣習の厚い壁
“相手に喜ばれるお祝いの品=実用性が高いもの”を形にできないか、と考えた際に「カタログギフト」が最も適していると考えましたが、当時主流だった冊子タイプのカタログギフトも結局はゴミになります。それでは本末転倒なので、廃棄される紙の量を最小限に抑えたカードタイプの「Webカタログギフト」に形態を代えてリリースしました。Webカタログギフトは、冊子の代わりにオンライン上で好きな商品を選べる仕組みです。
また、環境負荷を極力かけないよう、基本的な情報はすべて公式HPに載せて、サービス紹介のパンフレットもなくしました。
サービス開始直後は、提携先企業にWebカタログギフトのこだわりをすぐにご理解いただくことができて、反響は上々。
しかし、HPから流入する新規顧客層の売上は伸びず、企業のお祝いの慣習は簡単に変わらないことを痛感する結果となってしまいました。
企画時は、胡蝶蘭や観葉植物と同等の市場規模を目指すことが目標でしたが、思い描いていた成長曲線とは程遠いスタートを切りました。
SDGsの追い風と共に戦略を転換
2015年に採択されたSDGsは、年々参加企業が増えています。それがきっかけとなり、ゴミ問題に焦点を当てた私たちの取り組みに、賛同してくれる企業も徐々に増えていきました。
しかし、それでも胡蝶蘭が定番であることは変わらないため、あえて「胡蝶蘭」の取り扱いも始めました。そこで胡蝶蘭に代わるお祝いの形を提案し続けることで、この取り組みを知るきっかけをつくりたいと考えたからです。
胡蝶蘭を提供し始めて、さらに想いは強くなりました。
オフィスギフトの胡蝶蘭は、障害をもつ方の自立支援施設で栽培されており、立派で美しい胡蝶蘭を育てるまでに膨大な苦労があります。丁寧に時間をかけて、そして最も美しいタイミングで、最新の注意を払ってお届けしている胡蝶蘭は、花が落ちた後も大切に育てれば数十年と長生きするお花です。
そんな胡蝶蘭が、店舗先で干からびている姿や無造作にゴミに出されている姿を目にするたび、さらに強い使命感に駆られるようになりました。
まだまだ企業のお祝いの定番は胡蝶蘭ですが、当たり前となっているこの慣習に変化をもたらしたいという気持ちで、私たちのサービスを発信し続けています。
顧客視点で進化を続ける「Webカタログギフト」
「ビジネス×カタログギフト」という新しい市場を模索する中で、なぜ「Webカタログギフト」は胡蝶蘭に代わることができないのか深掘りしていくと、慣習以外にも多くの課題がありました。
・選べる商品に偏りがある
・品数が少ない
・注文が面倒という方が一定数いる
これら従来のカタログギフトのイメージを大幅に刷新すべく、サービス改善に努めています。
性別や年齢関係なく多様性社会に適した贈り物を
女性向けのカタログギフトが多いことに着目し、ジェンダーレスやLGBTQなど多様性が尊重されるようになった現代において、誰に贈っても喜ばれるカタログギフトを追求しました。
まずは、アイテムを充実させるため「グルメ・飲料」「家電」「生活雑貨」「オフィス用品」「趣味のアイテム」「ブランド品」等、商品ジャンルを大幅に拡大。
さらに、若年層や持ち物にこだわりがある方も満足できるよう、プロのバイヤーが流行に合わせて毎週ラインアップを更新しています。
その結果、商品総掲載数は約7,000点にも上り、誰に贈っても「欲しいものが必ず見つかる」Webカタログギフトを完成させることができました。
注文導線をシンプルに
Webカタログギフトには種類がなく、予算だけで商品を選択できます。
予算が5,000円なら「5,000円プラン」、30,000円なら「30,000円プラン」を選択する仕組みです。そのため、忙しいビジネスパーソンでも商品に悩む時間を減らすことができます。
また、「ギフトコンシェルジュ」への無料相談窓口もあり、利用シーン・贈り先様との関係性を事前にヒアリングすることで、予算や胡蝶蘭とのセットプランなどお悩みに合わせてプロの提案を受けることも可能です。
渡す前も渡した後も笑顔あふれるギフトサービスを広げていきたい
贈り主様・贈り先様どちらの想いも大切にするため、特にWebカタログギフトの商品選定にはこだわっています。
ご注文いただいたWebカタログギフトで実際に選ばれている商品ジャンルを強化しつつ、その情報を元に新しい商品の選定や増加・ページ改修を週単位で行なっています。
より喜ばれるWebカタログギフトを、お客様と一緒に創り上げている感覚です。
弊社では、ギフトコンシェルジュをはじめ、バイヤー、カスタマーサービス、システム保守、デザイナー、全てのスタッフが連携をとって、少しの気付きから商品をブラッシュアップしていく姿勢を大切にしています。
実際にご利用いただいた企業様からは「相手がとても喜んでくれた」「時代のニーズに合っている」「社内でもプライベートでも使える」とのお声をいただく機会があり、それが何よりも活力になっています。
道半ばではありますが、環境にも人にも優しいギフトサービスを1人でも多くの方に知っていただけるよう、オフィスギフトを発信し続けていきます。
商品情報・プロジェクト情報URLなど
会社名:株式会社ウェブギフト
所在地:東京都豊島区南大塚3-52-7 ブリッジファースト2階
問い合わせ電話番号:0120-666-937
代表取締役:冨田 仁(とみたひとし)Hitoshi Tomita
事業内容:ギフト・胡蝶蘭・観葉植物の販売
コーポレートサイト:https://www.webgift.co.jp/
オフィスギフト公式サイト:https://www.officegift.jp
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