【コロナ禍の中でみせる埼玉の女性起業家の底力!】File2 株式会社ピーカブー 代表取締役 松成紀公子氏
ハーズプロジェクトの会員でもある埼玉県の女性起業家、株式会社ピーカブー 代表取締役 松成紀公子氏のコロナ禍での苦悩、乗り越え方。
Q1.コロナウィルス流行での影響はありましたか?またコロナ対策やコロナ後の自社業の変化やコロナのマイナスをビジネスチャンスに変えるような事業展開をお考えでしたら、教えてください。
株式会社ピーカブーのつくるエポカル(EPOCHAL)ブランドは、日本で初めて、そして唯一のUVカットウエアブランドです。「コロナで外に行けない」ということで、紫外線対策用のウエアや帽子を販売しておりますので、かなりの悪影響がありました。
4月は、特に、売り上げも半減する中、審査が通り「和光理研インキュベーションプラザ」に本社を移転することになり、忙しさと環境の変化で、創業から18年ですが今までにないようなピンチでもありました。
株式会社ピーカブーは、育児中または、育児の経験のあるお母さんだけの女性の会社です。
子どもたちが学校や幼稚園・保育園に行けなくて、いったん辞める人、完全にお休みに入る人もいました。
そんな中、3年前より企画していた海外への販売チャレンジのための活動として、オーストラリアに継ぎ、アメリカのロサンゼルスを目指していましたが、運よく、現地の大学院のマーケティングプログラムに、参加できることになりました。
全米でも17位という超名門校のUniversity of Southern Californiaの、大学院/USC Marshall School of BusinessのInternational Business Consulting Projectsです。
コロナ禍の中、「何もすることがない」ではなく、「今までやれなかったことをやろう!」を合言葉に、メインスタッフは、お客様のフォローや、WEBサイトの見直し、製品のチェック、
そして、わたしは8年前から作ってきたUVカットマスクの制作・販売と、上記のマーケティングに力を入れることにしました。
UVカットマスクは、顔を大きく覆い、軽く通気性が良い=夏にしていても心地よいマスク、を目指していたので、作っても作っても完売が続き、追いつきませんでした。
エポカルのUVカット素材は、酸化チタンが錬り込まれた特殊な素材です。
光触媒の作用もあり、汚れが落ちやすく、消臭、殺菌作用もあります。
また、素材・縫製ともに、日本で丁寧に行い、製品チェックや管理もスタッフ自ら行います。
デザインは、機能性と考えるエポカルブランドは、マスクに対して
肌をきれいに美しく覆うだけでなく
鼻や口に布がくっつかない
呼吸のしやすさ
耳が痛くならないストレッチコードを使用すること
通気性の良さ
内側のメッシュへのこだわり
など、何度も何度も試作と素材の組み合わせを変えて、発売していったため、売り上げは回復してきました。
ここで生まれたのが、
【子供用のUVカットマスク/サイズ変更可能】
手作りマスクなど皆さんの努力の中、子供のマスクのバリエーションが少なく子供たちにもっといいマスクを!
というお客様からのお声にこたえ、サイズが変えられるマスクを開発、また、これは特許の申請もしました。
新聞にも掲載。
https://www.epochal.jp/shopdetail/000000001223/sunscreen/page1/recommend/
【茨城県の名門コーヒー店 サザコーヒーとのコラボマスク】
企業とのコラボレーションでできたUVカットマスクは、コーヒーの飲んだ後の豆の粉を乾かして
マスクに入れられるポケット付きUVカットマスクも開発・共同販売。
(※ハーブやアロマをたらした布なども入れられます)
https://www.epochal.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000001190&search=%A5%DE%A5%B9%A5%AF&sort=
マスクのお陰で、特許申請や、コラボまでできたことは幸運でした。
何より、忙しくても、エポカル製品を求めてくださるお客様とのコンタクトがうれしかったです。
USC Marshall School of Businessのマーケティングプログラム参加は、このコロナ禍の「時間がある」時でなければ、とても集中できなかったかもしれません。こちらは、これから実行していきますが、わたくし自身の大きな人生経験となりました。
大きなチャンスをつかむための準備ができたと思っています。
Q2.パワーの源はなんですか?
支えてくれるスタッフであり親友たちの限りない応援と、お客様からのうれしいお声、そして、テニスとおいしい食べ物です!
「いつも楽しそうな会社、そしておいしそうな食べ物FBの記事だね」と言われるほど「その時を楽しむ」ことをみんなでしています。
苦しいときほど、支えあえる、笑いあえる仲間がいることは、人生においても最高の宝物だと思えます。
Q3. 座右の銘や経営上のモットーとその理由を教えてください。
「野生の感に従ってチャレンジ!」
やってみたいと思ったことは、即決断して、やらなければならないことに切り替え、実行します。
そして、やってよかったに変えられる、最大の努力をします。
大学で下宿生活をするまでは自身で決断することがほとんどなく、後悔ばかりの毎日でした。
1日を「これ以上は無理だった」と眠るときに思えるほど、考え、行動し、結果を出せば後悔しないだろう。
後悔しない毎日を1日1日大切に過ごせばきっと充実した日々を送れる!
と思っています。
これの繰り返しで、18年頑張ってこれました。
Q4. これから起業しようと思っている女性に一言お願いします。
やるかやらないか、と迷ったら、「やる」を選べる気持ちの強い女性でいてください。
起業は、女性に向いています。
自分スタイルの仕事を作ることこそが、充実した人生の第一歩です。
大成功だけが人生の糧ではありません。
経験こそが、あなたの人生を豊かにし、それをバネにして、あらゆることにチャンスが広がると思います!
Fight on!!!
【プロフィール】
株式会社ピーカブー 代表取締役
松成紀公子 氏
エポカルオンラインページ
エポカル・スマート ブランドページ
http://www.smart.epochal.co.jp
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