いつまでも健康で生きがいを持って暮らせる地域へ~フレイル予防で健康寿命延伸~
「親戚から声をかけられて、頭ではわかっているけど、一歩が踏み出せなかった。今回の取り組みのおかげで一歩踏み出せた。」
「ここにくるとみんながいる。来るだけでも楽しい。」
「実は数年ぶりに服を買ったんです。」
これは、弊社がシステムをご提供し、健康寿命の延伸をお手伝いしている自治体での取り組みに参加された高齢者の方々の声です。
この感想を聞いて、システム化のお手伝いをして、本当によかったとみんなで喜び合いました。
「地域の高齢者がお一人でも元気になっていただいたので、私たちの活動は間違っていないと思いました。これからもこの”ASTERⅡ”で多くの地域の高齢者が元気になるきっかけとなればと思っています。」
「今のご高齢者の方は、自分のことは後回しに家族などのために頑張ってきた世代だと思います。これからは自分のために元気でいてほしいと思っています。そんな高齢者や、それを支える自治体をASTERⅡで少しでもサポートできればと考えています。」
<これからはフレイル予防>
もともと弊社は7年前から鳥取大学医学部保健学科の浦上教授と認知症予防に関するシステムの開発を行っていました。開発とその後の販売(平成26年~)の中で多くの先生方とのネットワークができました。
5年前にそんなネットワークの1つである東京大学医学部付属病院老年病科秋下雅弘教授から「認知症も大事ですが、今後の高齢者の健康対策には認知症も包括するフレイルという概念がキーワードとなります。それを早期発見できるシステムがあると世の中の高齢者は幸せになれると思います。」という趣旨の助言をいただきました。その話を聞き、認知症予防システム 開発の経験を生かして、東京大学の監修のもと開発したのがASTERⅡです。」
まずは、高齢者の方のフレイル判定をする場として医療機関を想定し、高齢者の総合評価を簡便にできるものということで高齢者総合評価機能システムASTERを開発し、販売しました。しかし、このままでは医療機関に来られている高齢者しか対象にならない。もっと幅広く高齢者に健康になってもらうには、自治体と一緒に活動すべきではないかという思いを持っていました。ちょうどその時、弊社の地元米子市の井木市長から「エッグ(※コロンブスは、2019年9月起業。それ以前は、エッグ医工連携室として活動)さんがフレイルに関するシステムを開発していると聞いた。自分の市政の取り組みの1つにフレイル予防を考えている。ぜひ事業プランを提案してもらえないだろうか。」と声をかけてもらいました。
そこから約1年にわたり、事業自体の全体像を含め、協議を重ね、自治体版ASTER=ASTERⅡが完成しました。
<米子市での取り組み>
米子市では、健康対策課が中心となって、2019年8月から『ずっと元気にエンジョイ!よなご』健康寿命の延伸大作戦プラン事業として、事業がスタートしました。
その事業の一環として「ASTERⅡ」を活用したフレイルチェックをモデル地区で実施。その結果、約45%が要介護の一歩手前と言われるフレイル・プレフレイル状態であることが判明しました。
要介護になる一歩手前のフレイルの状態に気が付き、適切な指導を受けることで、健康な状態に戻ることができます。今回の米子市のモデル地区での取り組みは、ICTを活用したフレイルチェックシステムを用いて多くの高齢者の方にフレイルかどうかの気づきを与えたということが、大事だったと思います。またフレイルだとわかった方々に改善ができるように公民館を会場とした介入教室を開催し、みんなで健康になろうという一体とした取り組みで、モデル地区全体に健康寿命延伸の機運が盛り上がっています。
今後は、この取り組みを鳥取県内。そして、全国の自治体へと広げていきたいと考えています。
コロナ禍でのASTERⅡを使った取り組みについては、以下でも紹介をしています。
弊社ホームページでも情報を以下のようにまとめています。
https://columbusegg.co.jp/archives/578
◆株式会社コロンブスについて
所在地:鳥取県米子市西福原4丁目11-31
代表者:増田紳哉
設立:2019年9月21日
URL:https://columbusegg.co.jp/
【お客様からのお問い合わせ先】
株式会社コロンブス
TEL:0859-36-8884(月〜金/9:00~17:30(土日祝を除く)
e-mail:columbus@columbusegg.co.jp
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