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ソーシャルセクターデザイン講座を主催するにあたって

著者: 株式会社ソーシャルデザインプラス

株式会社ソーシャルデザインプラス(本社:東京都目黒区、代表取締役:広吉 敦子 以下当社)は、ソーシャルセクターの運営のあり方を勉強会できる「ソーシャルセクターデザイン講座」を7月4日から6週連続開催致します。

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「ソーシャルセクター」という言葉を聞いたことはありますか?

課題を解決するNPO、NGO、一般社団法人、企業のCSRなどのことを指します。

どの時代にも社会に課題がなかった時なんてないでしょう。

いつの時代にも様々な問題が起こってそれをどうにか解決しようと人間は知恵を絞り、動いてきたと思います。

一つの問題が解決してもまた違う問題が生まれ、常に複数の問題とともに生きているのが現実かもしれません。

私は8年間自治体の議員を経験させてもらいましたが、世の中問題だらけで何から手をつけていいかわからない感覚に襲われた時期がありました。


課題をみつけるとすぐに解決したくなりますが、それは網の目のようにいろいろなところと絡み合っており、そこだけを解決してもまた別のところで問題が新しく起こり、堂々巡りの連鎖が起こります。


私は課題を解決しようとする動きも大事ですが、それだけでなくその課題を多くの人が共有し、開かれた対話をすることが大事だと思っています。,

そしてその課題を自分事として捉え、自分なりの行動をする。解決はしないかもしれないけれど、その課題と共に生きることが大事だと思っています。


以前、保育園建設の説明会に地域の様々な立場、年齢の方が50人ほど集まり、意見交換をしたことがありました。

その時のやりとりが「自分は正しい」という意見が大半で、相手の意見を聞いて自分の意見を疑ってみることや、相手の意見に賛成はしないが尊重することなどは全く行われませんでした。

そのため言いたいことを言って、建設的な話には一切ならず、最後は行政批判で終わってしまったのでした。

その場にいることさえ辛く、胸を締め付けられるような感覚だったことを覚えています。

この時の強烈な体験が今哲学カフェを主宰している原点にあります。開かれた対話をする文化は一朝一夕には創られないため、草の根で広げていきたいと思っています。

「課題はすぐに解決するべきなのか?」これを人間の認知の歪みに例えても同じことが言えるかもしれません。

認知の歪みを発見してもそこを修正するには根本的な部分まで遡ってそこにある事実、体験に基づいて「だからこんな認知になるのだ」と自分で気づかない限り修正もできません。しかし、修正することが大事なのでしょうか?認知の歪みをもっていている自分をそのまま受け入れるような優しい自分でありたいと思います。そしてそこを意識しているうちに、ふと認知の歪みの根本的な部分に気づき、変わっていくこともあれば、気づかず変わらないこともあるでしょうが、それはそれでよいと思いたいのです。


そうであるならば課題をまず共有し、みんなで知恵を絞り、実行に移していく、そのうち社会の病理に気づき、また悩み、行動していく。その過程が大事なのではないでしょうか。解決することよりも取り組むこと。結果を求められる企業とソーシャルセクターの大きな違いは、つまり行動の過程が社会に大きなインパクトをすでに与えているということではないでしょうか。

今回はそんな社会課題に向き合い実行していく仲間を増やし、繋がっていくために「ソーシャルセクターデザイン講座」を7月4日から毎週土曜日10時半~12時オンラインで開設します。対象は社会課題に向き合い日々模索している方達、社会課題に気づいているけれど何をどうしていいかわからない方たち、企業として社会課題にどう向き合っていけばいいかわからない方たち、行政の方達も参加していただけたらと思っています。


初日は「子育て支援」。続いて「教育」「子どもの遊び環境」「若者就労支援」「クラウドファンデイング」「イノベーション~妊活~」と6回シリーズです。


それぞれの活動の説明から今のその分野の課題、コミニュニティとしての課題、社会全体の中での課題とお話していただき、最後にその中での自分のこれからの関わり方のお話をしていただく予定です。後半はワークショップ形式でグループに分かれ話をしていただきます。


この講座のあとゲストスピーカも含め賛同される方にはネットワークに登録していただき、そこで情報共有ができたり、プロジェクト仲間みつけられたり、質問ができたりというような場を作っていきたいと思っています。


是非みなさんのご参加お待ちしております。

http://ptix.at/bWzbCO






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