原料がこだわりの美容液ブランド「unito(ユニト)」。立ち上げからローンチ、江戸時代からつづく酒蔵の酒粕をアップサイクルした「酒粕グルコシド」アップデートの裏側まで。
“アップサイクル・ホールフード”の考えから生まれたエシカル原料美容液「unito(ユニト)」は、「酒粕グルコシド」をアップデートし、一般販売することを2023年4月に発表しました。
「酒粕グルコシド」は酒粕を原料とし、ふわりと香る酒粕の香りとともに、さっぱりとした使い心地が特徴の原料美容液です。原料の酒粕は、”唯一無二、古くて新しいものづくり”をコンセプトに、完全無添加の日本酒造りにこだわる「せんきん」の「仙禽(せんきん) オーガニックナチュール」を作る中で誕生したものです。
2022年3月31日に同商品をリリースしますが、新酒である「仙禽(せんきん) オーガニックナチュール2023」の販売開始にあたり、こちらの酒粕を原料とした「酒粕グルコシド ver.02」を新しく開発しました。
2021年からスタートした「unito(ユニト)」。本商品を開発するまでにあった、様々な挑戦の軌跡についてブランドマネージャーを務める吉田栞より本ストーリーで伝えます。
「ごまかさない自分になりたい」15年間の肌悩みから気づいたこと
unitoのブランドマネージャーを務める吉田と申します。私は、人を美しくする “化粧品” という存在が大好きな美容マニアです。コスメを好きになったきっかけは、12歳の頃から抱えていた“慢性的な肌トラブル”でした。
今では大好きな化粧品を、長い間 “自分のコンプレックスを隠してくれるもの” として愛用していたのです。高校生からメイクを始め、ファンデーションとコンシーラーで肌荒れや肌の凹凸を隠し、ひと時のごまかしと分かっていても、コンプレックスを隠すことができるメイクを熱心に勉強しました。10年以上、厚いベースメイクに依存しつづけていたのです。
しかし、年を重ね自身を取り巻く環境が変わっていく中で考え方が変わってきました。「メイクで肌の悩みを隠してごまかす」のではなく、「素肌に自信を持ち、ごまかさない自分になりたい」と思うようになります。そこから、肌のことで悩んだ経験が多い自分だからこそできることがあるのではないか、と大好きな化粧品業界で働くことを夢見るようになりました。
晴れて製品開発に強いこだわりを持つ化粧品会社である長寿乃里に入社し、その環境で過ごす中で感じた疑問から、いつの日か熱い想いを抱くようになります。それは、効果の源泉となる原料から化粧品を選ぶ、新しいスキンケアライフを創造する製品を作りたい、という夢でした。最近では、口にする野菜の品種は、産地は、農薬は、色や旬は…。など目にする機会が増え、衣食住にシンプルで、ピュアで、本質的なモノが求められていると感じます。。
では、肌につける化粧品はどうでしょうか。「最近、肌の調子が良いのはきっとこの化粧品を使っているからだ」というような会話を私自身も周りの友人と話すことが多くありますが、“その化粧品がなぜ効いたのか?”という疑問に対して、明確に答えられる方はなかなかいないように思います。以前の自分では、明確に答えることはできませんでした。しかし、効果の源泉は「化粧品に含まれてる美容成分」であり、その美容成分は“原料”から抽出されたものであると、自社の製品開発に携わる中で分かったのです。そして、その“原料”の品質がとても重要であることも。
「自分に合った“美容成分”を知る」ことで、「自分に合った化粧品を“原料”から選ぶ」ことができたら、効果の源泉である“原料”が「なりたかった肌に出会う」未来をつくれるのではないか。スキンケアジプシーから解放されて、迷わない、確信のあるスキンケアライフが送れるのではないか。
そんな夢を描いて、“原料”から化粧品を選ぶという考え方を体現する、製品開発をしたいと考えました。
自身のコンプレックスから、新しい形の美容液ブランドを立ち上げる。
肌につける化粧品も口に入れる食べ物と同じように、使用する原料の品種や産地、旬にこだわり、原料の力を丸ごと引き出す抽出方法を選定することで、高い美容成分を蓄えた、今までにない、原料美容液を作りたいという想いから2020年4月にunitoプロジェクトを立ち上げました。1年かけて商品開発を進め、「”化粧品は、原料から選ぶ”、新しいスタンダードを創造する」というビジョンを掲げ、2021年4月にクラウドファンディングでunitoをローンチすることができました。
そのときの想いはnoteに綴っていますのでよかったらご覧ください。
日本酒が好きな社員をきっかけに、酒粕をアップサイクル。unito初のアワード受賞へ。
unito(ユニト)チームは、十人十色の肌悩みに応えるべく、自然の恵みとエネルギーがぎっしり詰まった高い美容効果と栄養価を兼ね備えた素材を常日頃追求しています。近年の研究で日本の伝統食品である日本酒には、エチルグルコシドなどの機能成分が豊富なことが明らかとなり、原料素材として着目しました。
大の日本酒好きな社員が日本酒の勉強をする中で出会った蔵元の「せんきん」は、完全無添加の日本酒造りを守り続けています。せんきんの日本酒は、磨きすぎないことで栄養をあますことなく使用する米、その米が育ったのと同じ地域の水と、木尺や木桶に住み着く乳酸菌、酒蔵の屋根裏に住み着く酵母といった麹の3つからできているシンプルなもの。日本酒造りの中で副産物として生まれた酒粕は活用先が限定的で畑の肥料としてしか使われていない事実を知り、素晴らしい酒粕を肌に使う原料美容液にしたいと強く願い開発が始まりました。
(左から左:十一代目蔵元 専務取締役 薄井一樹様、unitoブランドマネージャー吉田)
せんきんとは
江戸時代後期の文化3年(1806年)、栃木県さくら市に創業した蔵元。 原料米を蔵の仕込み水と同じ水脈上にある田んぼから収穫するドメーヌ化を実現し、土地の風土を生かした酒造りをコンセプトとされています。江戸時代の醸造方法を現代に再現した「EDO STYLE(エドスタイル)」で完全酵母無添加・生もと造り(きもとづくり)・オーガニックの原料米・木桶を用いた、クラシック且つ、超自然派なナチュールをはじめとした、日本酒造りを行っています。
http://senkin.co.jp/
使用する酒粕には、現在主流の日本酒製法では取り除かれてしまうお米由来のアミノ酸が豊富で、いわゆる一般的な酒粕臭さが少なく、この豊富な栄養と香りを最大限に生かせるように何度も試作を重ねて完成しました。
完成した本商品は、お肌を保湿しながら余分な皮脂を吸着する、レジスタントプロテインが豊富な酒粕パウダーが入った二層式の美容液です。お米の発酵によって豊富に生み出された保湿作用の高いグルコシドや、潤いやハリにアプローチするアミノ酸などを豊富に含んでおり、ふっくらと潤いに満ちたお肌へ導きます。
そして大変光栄なことに2023年2月にサステナブルコスメアワードを、3月にはソーシャルプロダクツ・アワードを初めて受賞をします。サステナブルコスメアワードでは「酒粕グルコシド」が【審査員賞アップサイクル部門】を受賞、ソーシャルプロダクツ・アワードでは「酒粕グルコシド」だけでなく「新芽アロエベラ」も【ソーシャルプロダクツ賞】を受賞いたしました。ブランドローンチから約2年、はじめてこのような賞をいただいたのです。
新酒である「仙禽オーガニックナチュール2023」と合わせて「酒粕グルコシド」もアップデート
unitoは「肌につける化粧品も口に入れる食べ物と同じように選んで欲しい」と願って製品開発・提供を行っております。そのためローンチ当初の「仙禽(せんきん) オーガニックナチュール2022」の酒粕をずっと使い続けるのではなく、毎年新酒が出ることと合わせて「その年の酒粕」を作って美容液をアップデートしようとなりました。
お客様から様々な反響、賞の受賞など良い流れを経て、「酒粕グルコシド」を発売してから1年経った2023年4月に「仙禽(せんきん) オーガニックナチュール」の新酒の発売と合わせて、本商品をアップデートし販売開始いたしました。
今後も酒粕グルコシドは毎年、せんきんの新酒ができるたびにリニューアルを予定しています。
新たな原料は福岡の黒大豆、6/30より応援購入のプラットフォーム「Makuake」にて先行販売開始
unitoは「女性ホルモンと肌の関係性」に着目し、16種類目となる原料美容液【黒大豆イソフラボン】をMakuakeにて6/30(金)10:00に先行販売を開始いたします。
原料となったのは、福岡県・筑前町が誇る黒大豆「筑前クロダマル」です。食用として活用できず販売不可となってしまっている規格外品の小さな豆がを活用しアップサイクルして開発しました。
また、今回は「筑前クロダマル」を提供いただいた農家「むぎわらFARM」と「内外美容」を提唱し、インナーケアとして【飲むきな粉】の共同開発にも挑戦しました。
■6/30(金)10:00~8/18(金)まで限定の先行販売を実施中
https://www.makuake.com/project/unito2/
今後もunitoは「自分に合った化粧品を“原料”から選ぶ」ことをテーマに、新たな原料探しの旅を続けてまいります。ぜひご注目ください。
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