世の中を良くするために自分たちの技術を活かしたい。地震防災サービス「ゆれしる」の開発ストーリー
株式会社Link-Uが開発・運営する自社プロダクト「ゆれしる」についてご紹介させていただきます。
「ゆれしる」は、的中率75%(※1)以上の地震予測と防災機能を実装した地震の脅威に備えるための新しい地震防災サービスです。
現在(※2)、約3万人以上の方にご利用いただいております。
※1 2023年6月末時点での的中率となります。
※2 2023年8月末時点
株式会社Link-Uはサーバープラットフォーム事業を営み、「世の中の課題を技術で解決する」という経営理念のもと、様々なサービスを企画・開発・運営してきました。
これまでLink-Uが携わってきたサービスは、出版社の方々と協力して作ったマンガアプリがほとんどですが、Link-Uの事業はサブカルチャーに留まるものではありません。
世の中を良くするために自分たちの技術をどう生かしていくか。
これを念頭に、近年では自社プロダクトの開発に力を入れ始めました。その第一弾として開発されたのが「ゆれしる」です。
このストーリーでは、地震防災サービス「ゆれしる」の開発の裏側についてご紹介します。
東日本大震災をきっかけに。地震の事前対策ができる「ゆれしる」の開発
自社プロダクトの開発といっても、まずは分野を絞るところから始めなければなりませんでした。自分たちができることに加え、世の中に必要とされるもの。これを忘れてはなりません。
今何が求められているのか、Link-Uとしてできることは何か。これを社員で話し合う中で、「防災」というキーワードがプロジェクトメンバーから出てきました。
災害大国とも呼ばれる日本には、確かに必要とされている分野です。
しかし、既にいくつもの防災サービスが世の中にはあります。既存の防災サービスと差別化するためにはどうすればよいかを考える必要がありました。
そんな中、やはりあの東日本大震災を無視することは出来ませんでした。
あのような大地震にどのように備えればよかったのか。
事前に地震の発生を知ることが出来たなら、何かが少し違ったかもしれない。
今何が求められているか、ここに焦点を絞り考えた結果、おのずと方向性は見えてきました。
地震に向けて事前の対策がしっかりとできるサービスを作ろう。
そんな思いから「ゆれしる」の開発に至りました。
「リモートセンシングの父」村井教授の研究とLink-Uの「チーム体制と総合力」が生んだ「ゆれしる」
開発にあたり、以前より交流のあったJESEA取締役会長であり、東京大学の名誉教授も務められる村井俊治教授にお声がけさせていただきました。
村井教授は測量工学の権威であり、アジアでは「リモートセンシング(遠隔探査)の父」とも呼ばれています。2002年より地震予測の研究を続けており、これまでにない新しい地震予測方法を確立し、今も地震予測技術の研究をされています。
地震の予測は断定することが大事ではなく、地震予測の情報発信そのものの重要性を唱える村井教授に感銘を受け、Link-Uから「ゆれしる」の構想、思いについてお話をさせていただきご協力していただけることになりました。
ここからが私たちの出番です。「ゆれしる」のリリースに向けていよいよ動き出すのですが、ここでLink-Uの「サービス立ち上げに必要な全ての機能を社内に保有している」という強みが発揮されました。
Link-Uには、サービスの立ち上げをする際、企画から開発、デザイン、広告まで一貫して、自社で担うことができるチーム体制があります。これまで携わってきた様々なサービスでも、多くの工程で役割を受け持ってきました。
すべて社内で完結することから、社内にノウハウの蓄積があり、更にはローンチまでのスピード感も満足していただけるものをご提供できる自信があります。
「ゆれしる」も例外になく、Link-Uでサービスの企画から開発を行い、リリースに至りました。
ユーザーの声を形に。「ゆれしる」の機能拡充と家族を中心とした防災サポートの展望
リリースから今日に至るまで、ありがたいことに多くの方々にご利用いただいております。
年齢としては30代以上、特にファミリー層に多くご利用いただいております。
そして、「ゆれしる」をご利用いただく中で多くのユーザー様より大変参考になるご意見をいただくようになり、次にこの「ゆれしる」でできることは何があるだろう、と考えるようになりました。
その中で、チーム内でも検討は進めていたのですが、「もっと事前の備えになる機能を充実してもらいたい」というご意見があり、これまで以上に防災機能の拡充を進めていこう、となったのです。
事前の備えとしてできることの一つに、避難先の確認があります。
自分もしくは家族が被災した際に、避難できる場所を知っておくことは地震発生時における安心材料の一つになります。
またその場所を始めとした、家族間での情報共有も重要であると考えました。
そこで、避難場所の検索・登録の機能、家族間利用が可能となるような家族掲示板機能を追加しました。この追加開発をもって、「ゆれしる」は家族でご利用いただけるような仕様にアップデートされました。
避難場所以外にも、備蓄品や非常用持ち出しバッグの備品管理及び購入機能の追加も今後行う予定です。
これまでは備えることに特化したアップデートを行ってきましたが、今後は地震発生後にもユーザー様を支えることができる仕組みの検討と実装を行っていきたいと思っています。
今求められていることを深く追及し、イノベーションを起こせるプロダクトを
Link-Uは「ゆれしる」だけに留まらず、今後も自社プロダクトの研究・開発を強化していきます。
今何を求められているのかを深く追及し、イノベーションを起こせるようなプロダクトの開発ができればと考えています。
今後のLink-Uの更なる発展にご注目いただければ幸いです。
ゆれしる概要
【アプリ名】ゆれしる
【ホームページ】地震予測・防災サービス「ゆれしる」
【価格】530円/月
(1つのアカウントで最大10名までご利用いただけます)
【アプリダウンロード】iOS版(App Store)
日本国内では、30年以内に南海トラフ地震や首都直下地震など、マグニチュード7を超える大規模地震が発生する可能性が70%を超えているとされています。
いつ起こるともわからない地震に対して、「ゆれしる」は想定エリアでマグニチュード6相当の地震が1週間〜1ヶ月以内に発生することを予測します。地表の動きを短期的及び長期的に3次元で分析し、絶えず動き続ける日本全国の地表をリアルタイムで観測し続けることで、“地表の異常を検知”し総合的に診断しています。
※本地震予測情報等は、あらゆる地震をすべて予測できるものではありません。
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