業務が増え続ける営業マンの課題を解決するために。保険業界のDX化に挑戦する「保険マネージャー for Business」立上げの裏側。
株式会社TFPグループは、保険代理店の年々厳しくなるコンプライアンス対応や業務負荷などの課題を解決する「保険マネージャー for Business」、保険加入者の保険をグラフで可視化できるアプリ「保険マネージャー」など、保険DXを推進する各種サービスを展開しています。
「保険マネージャー for Business」は、保険代理店の業務を効率化し、サービスの質を向上させるための顧客連携機能、手数料計算機能、研修管理機能などを有するサービス。TFPグループの代表である田中が、保険代理店業で勤め始めた当時から現在までの経験を活かし、立ち上げました。
保険マネージャー for Businessの主な機能
今回は、「保険マネージャー for Business」の開発背景や裏側についてお伝えします。
保険業界で働く人が抱える、多くの課題を解決するために
TFPグループの代表である田中は、起業前に保険業界で働いてきました。多くのお客様や保険代理店、営業マンの方々と出会う中で、それぞれの立場にとって課題が多く存在していることに気づきます。例えば、保険代理店が抱える課題としては、以下のようなものが挙げられます。
- 年々厳しくなるコンプライアンスへの対応
- アナログな管理による業務負荷
- スキル不足と上昇する離職率
保険業法改正などにより、年々営業マンの業務範囲は広がり、煩雑になっています。さらに、保険業界ではまだDX化が十分に進んでおらず、アナログな業務体系により、営業マンの負荷はより一層大きいものに。業務負荷が肥大化しているため、スキルアップにリソースを割くことも難しいのです。
保険業法改正などで代理店・営業マンの負荷が増加している
このような働く上で様々な課題が発生することから、営業マンの離職率は年々高くなっており、残された方々の業務負荷がさらに高まるという負の循環に陥ってしまっている状況です。
ユーザー向けのサービスを考えたときに、働く人への視点も出てきた
このような社会課題を解決すべく、「保険マネージャー for Business」が誕生したのは2022年10月のことでした。同サービスを運営するTFPグループは、田中がプルデンシャル生命保険を退職し、共同経営での代理店を立ち上げた後に誕生します。共同経営時代から現在まで保険代理店業を営んでいますが、「何か自分の会社で作りたい」という田中の想いから、自社サービスの開発へと舵を切ることとなります。
しかし、最初に自社でのサービス立ち上げを考えていた段階では、エンドユーザーである保険加入者向けのサービスしか考えていなかったと振り返ります。保険加入者にとって、分かりやすく保険について可視化できるサービスを作りたいという思いが発端でした。
その想いを元に、保険加入者向けのサービスの構想を進めていく中で、保険業界という産業で働く人にも目がいくようになります。そのタイミングから、特定のターゲットにのみフォーカスを当てるのではなく、この業界全体を底上げできる良い方法がないかという考えに至ります。そして、代理店向けのサービスである「保険マネージャー for Business」の構想も始まりました。
代表の田中も実際に保険の営業として約10年の経験があり、業界で働く人の忙しさを痛感していました。1人の担当者として、お客様との商談だけが仕事ではなく、お客様への細かい連絡や事務作業もしなければいけません。人生全体について目を向けると、もちろん仕事だけではなく、家族との時間も必要です。保険業界で働く人にとって、業務を効率化し、余剰の時間を生み出せるサービスを作りたいという思いから出発しました。
インタビューに答える田中
サービスローンチに向けた奮闘
そのようにして、2020年春頃から「保険マネージャー for Business」の企画が始まります。構想がスタートした当時から、主要な機能である顧客連携機能・業績管理機能・営業ノウハウ機能などは揃っていたと振り返ります。
顧客連携機能は、代表の田中が特に作りたかった機能の一つ。保険加入者と保険募集人がつながることが難しいという課題を感じていたため、両者が簡単に連携できる機能を考えました。また、構想を進める中で、誕生日通知機能や手数料計算機能も追加。保険代理店としての自社の視点だけでなく、多くの他社の保険営業マンにもヒアリングを実施し、生の声を機能に反映していきました。
サービス開発にあたっての企画・検討を重ね、ついに2021年12月に開発がスタートします。およそ1年ほどの開発期間を経て、2022年10月にサービスをリリースすることができました。
今振り返ると、一人ではサービスリリースまで到達することはできなかったと田中は考えます。当時、現CTOの孫や協力してくれるメンバーの存在があり、全員で保険マネージャー for Businessの向かう先を模索していました。業者選定時など、田中だけでは気づけないようなポイントを教えてくれ、正しい方向へ導いてくれていました。
そして現在も、社内の声もメンバー同士が拾い上げながらサービスのアップデートをしています。当社の中では営業マン・開発・バックオフィスの距離感が近く、メンバー総動員でサービスをより良くしようと日々奮闘しています。
保険代理店や営業マンの生の声を、さらに吸収し反映していく
「保険マネージャー for Business」のリリースからまもなく1年。「優れたUIで使いやすい」、「業務が効率化され生産性が格段に上がった」といった声が多く寄せられています。また、エンドユーザー向けの「保険マネージャー」のアプリを、顧客である保険加入者に併せてアナウンスでき、連携がしやすい点も好評です。
現在、オプション機能として開発に力を入れているものが、法人保険に特化した保険管理・データ化サービスの「保険カルテ」。代表やメンバーの知見の範囲内で構想するのではなく、他の保険代理店店主、営業マンの生の声を聞き、ニーズを汲んで機能として取り入れることを意識しています。「保険カルテ」も、保険代理店店主、営業マンからの声があったためです。
開発中の「保険カルテ」イメージ
「保険カルテ」とは、法人保険の商談機会を得ることの難易度の高さや準備に多くの時間を割いてしまうことなどの課題に対して、設計書をまとめてデータ化することで業務効率化を目指すサービスです。新しい側面から、代理店・営業マンの方が効率的に営業活動をすることができるようサービスをスタートさせ、今後も拡張していく予定です。
TFPグループはこれからも保険業界全体の底上げを目指し、「保険マネージャー for Business」を多くのお客様へ届けてまいります。
■保険マネージャー for Business
公式HP:https://business.hoken-manager.com/
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