獣医師と共に飼い主とペットの健康・絆を高める支援に取り組む株式会社モンパニエの創業ストーリー
#創業ストーリー #ペット #コンサルティング
株式会社モンパニエは、獣医師の監修の下、信頼性の高い商品やサービスの開発に努めています。欧米や日本の最新の科学的研究を基盤に、実証に基づいた取り組みを展開しており、その強みは飼い主とペットの健全な関係を深化させるためのサポートにあります。獣医学博士と動物行動学の専門知識を活かして、ペットのしつけ、食事、健康管理など、飼い主が抱える多様な疑問への解答を提供するコンテンツの監修や、学術的な製品監修、そして商品の共同開発を行っています。さらに、動物病院の行動診療科では、ペットの行動に関するカウンセリングも提供しております。本文では、これらの活動の詳細と、その背後にある情熱について紹介します。
人と動物のウェルビーイング、生活環境の調和が幸福度を上げる
現代の生活の中で、人と動物との間の絆はかつてないほどの価値を持っています。この絆の歴史は、人類の歴史と同じくらい長く、私たちが動物を労働の手助けとして使っていた時代から、家族の一員として共に生活する今日まで、進化し続けてきました。
多数の科学的研究が、コンパニオンアニマルとの関係が心と体の両方に多くの利益をもたらすことを明らかにしています。特に、ペットとの絆がストレスを減少させ、社会的スキルを向上させることが示されています。アメリカ心臓協会の「Healthy Bond for Life」というキャンペーンは、ペットとの関係が心臓病のリスクを低減することを広く知らせています。
しかし、動物の福祉についても深く考慮することが必要です。彼らは感情を持つ存在であり、彼らの健康と幸福も私たちの責任の一部として重要です。人々が動物の真のパートナーとしての役割を理解し、適切なケアや注意を払うことで、動物の福祉も向上します。
「ワンヘルス・アプローチ」を考えると、福祉は、人と動物のウェルビーイング、整った生活環境と密接に関連しています。これら三つの要素が調和することで、真の持続可能性と総合的な幸福を追求することができると考えています。
家族とペットとの深い絆を強める活動をスタート
私たちは、人と動物との間の絆を深め、双方の健康と福祉を向上させる活動をスタートさせました。この取り組みは、現代社会においてますます重要となるテーマであり、社会的にひろく受け入れられる理念と考えています。
ペットの心身の健康を守るために、定期的な獣医師による診察、個々の体調やライフステージに合わせた最適な栄養を供給するペットフード、トレーニング、エクササイズや社会的交流、そして遊びやエンリッチメントの機会は不可欠です。欧米ではこれらのケアは主に、ペットとしての動物が家族の一員として個別の家庭で受けるものです。日本はまだペットのケアに関する文化的な成熟が伴っておらず、このようなケアの必要性を専門的立場から提供するリーダーシップが必要です。適切なタイミングで必要な情報が供給されることにより、家族とペットの間の深い絆を強化する動機が飼い主の中に定着することでしょう。
私たちが考える具体的な行動目標の3つのステージ
次に具体的な行動目標については以下のように段階を分けています。
1)社会に向けたステージ
人とペットの間に生まれる深い絆は、それぞれの存在をより豊かにする魔法のような力を持っています。私たちは、都市の公共の場所がこの絆をより強く、そしてより自然に感じられる場所となることを目指して、画期的なプロジェクトに取り組みました。
ドッグランを訪れる飼い主たちを対象にアンケートを行ったところ、驚くべき事実が明らかとなりました。問題行動を示す犬を持つ飼い主の中には、愛犬への愛着感が薄れている方がいることが分かりました。この結果を受け、私たちは犬たちとの関係をより豊かにするための提案を行う動画を制作しました。さらに、散歩中のマナーを高めることで、都市部での犬との共生を促進するための教育講演も開催しました。
私たちの取り組みは、都市での犬と人間の関係をより良好にし、共に笑顔で過ごせる未来を目指しています。
2)家庭内の福祉向上ステージ
さらに個々の家庭にフォーカスした取り組みでは、既に健康や福祉のリスクに直面している飼い主や動物を中心に展開しています。たとえば、過度な恐怖心を持つ保護動物には特別なケアが必要であり、肥満傾向のある猫には運動を促進する遊びを中心としたプログラムが推奨されるなどです。重要なのは、人とペットの関係が互いの福祉を高める要因である一方で、時にストレスを生む可能性もあるという認識です。このようなストレスの要因に対処する取り組みは、健康や福祉を取り戻す法策として位置づけています。
人々がペットを家族として迎える際、その動物が持つ個別の課題やリスクについての知識は、共生のための重要な鍵となります。私たちの研究は、そうした課題を科学的に解明し、よりよい関係を築くための手助けを目指しています。
過度な恐怖心を抱える保護動物には、特別なケアとトレーニングが不可欠です。また、去勢済みで1頭で飼われる猫は、運動不足から肥満になりやすい傾向があります。そこで、これらの動物たちの健康を守り、幸福を向上させる方法を探るための研究を進めました。
譲渡会から新しい家族に迎えられた犬たちの行動についての調査では、引き取られた当初の犬に見られた不安行動が、愛情ある環境で時間をかけてケアされることで、改善されることが明らかになりました。一般家庭に飼育されている猫では、日常の活動性や性格傾向に避妊・去勢や性別が与える影響、さらに同居する猫同士の相性が彼らの行動に影響しうるという興味深い結果を得ました。良好な関係を持つ猫同士は、より活発で友好的になることが示されましたが、逆に相性が悪ければ攻撃的な行動が見られることも。
これらの研究から、ペットとの関係をより深め、共に幸せな時間を過ごすための新しい知見とアドバイスを提供できると確信しています。
3)ペットの不調や老化に関するステージ
さらに、すでに発生してしまった問題の影響を最小限に抑える取り組みも欠かせません。例えば、不調や老化は、人とペットの健康に影響を及ぼす共通の問題です。これらの課題に環境修正やホームケアといった介入に取り組むことで、人とペット双方の生活の質を向上させることが期待されます。
季節の変わり目には、体調を崩しやすいのはペットも同様です。日常の約7割を過ごすペットのベッドの質はペットの心身に影響を及ぼします。このことから、ペットのためのベッドを季節に合わせてデザインを最適化し、その快適性と安心感を追求する取り組みを実施しました。
犬や猫は嗅覚が優れており、特に、飼い主や同居家族の匂いは、彼らにとっての安心感や親近感の源です。家の中では、猫が独特の強い匂いの尿をスプレーすることがあり、これは「尿マーキング」として知られる行動です。この行動は、一度習慣化すると改善が難しく、飼い主はその匂いを消すために掃除を重ねることが多いです。しかし、過度な掃除は、猫の不安感を増してしまうリスクがあるのです。犬も同様に、習熟したトイレの習慣があるにもかかわらず、不安を感じると他の場所で排尿することがあると言われています。この行動は、自分の匂いを残すことで安心感を得ようとするもので、その匂いを取り除くことが、犬の不安を増大させる可能性が考えられます。しかし、人はその犬や猫の排泄物の匂いを不快に感じることが多く、家庭での共生のためには、消臭するにおい成分と残すにおい成分を分けて取り扱う必要があります。これらの事実を踏まえ、ペットの不安を緩和し、その生活の質を向上させるために、ペットの嗅覚を尊重した洗濯洗剤の開発にも取り組みました。
「シーシーエー獣医さんと作ったペットにとって大切なニオイの事を考えた洗濯用洗剤」
ボトルタイプ 500ml 販売価格1,980円(税抜)
詰め替え用 500ml 販売価格1,500円(税抜)
2023年10月1日より販売中
犬の行動の評価基準を明確にする研究も
また、痛みを伴う可能性のある犬の行動の評価基準を明確にする研究にも取り組み、動きにためらいや不安を見せたり、飼い主に攻撃的になることが痛みの兆候であることを突き止めました。
さらに、問題行動を示す犬や猫のために、飼い主とのコンサルティングを通じて早期の問題解決を目指しています。一部では、サプリメントを導入することで、ペットの状態をより快適に保つアプローチも検討しています。
さいごに
わたしたち、株式会社モンパニエは、獣医師とともにペットと飼い主の幸福を追求しています。最新の科学的研究をもとに、飼い主とペットの関係をより強固にするためのサービスを展開。しつけ、食事、健康管理など、ペットに関する様々な疑問に応える質の高いコンテンツの提供や、動物病院での行動カウンセリングなど、幅広くサポートしています。
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ