”彩りのある日常”はいかがですか?大規模バラ農園の3代目が産地直送をはじめたストーリー
滋賀県にある國枝バラ園を運営しています、國枝と申します。
先日より開始した、『バラの産地直送』事業についての、経緯や私の想いをお伝えできればと思います。
「こんな立派なバラ、見たことないです」
東京都品川区にある産業交流施設SHIP様では、施設内で行われたとあるイベントで当園のバラの花束をご利用いただきました。イベントの後、その花束を施設の事務員のみなさまにそのままお贈りしたところ、たまたまお花が好きな方がいらっしゃって、お褒めの言葉をいただきました。
「これはすごいバラですね。こんな立派なバラは見たことないです」
それもそのはず。ご利用いただいたバラは業界では80cm級と呼ばれていて、茎が真っ直ぐ80cm取れる、最上級のバラです。茎が太いので、花弁も大きいですし、水分と栄養を多く蓄えられるので、日持ちもとても良いです。
しかし、80cm級は、ほとんどが高級ホテルのエントランスや贈答アレンジメントなどの業務用として消費されることから、一般のご家庭や職場に出回ることはあまりありません。
コミュニケーションスペースに飾っていただいた赤バラ
ドライフラワーにしていただいたバラ
じつは、当園で生産したバラのほとんどは、市場流通といって、卸売市場を経てフラワーショップ等から最終的な消費者様へ届きます。ですので、私たち生産者から消費者様までの距離はとても離れていて、こうした生のお声をいただく機会はとても少ないのです。
もっと自由に、バラを楽しんでもらいたい
このほかにも、当園のバラを一般の方にお褒めいただく機会があり、バラの楽しみ方について、もっと多様な選択肢があるべきなのではないか?と思い、この「産地直送」事業を開始しました。
生花の効用というものも検証されてきていますが、データはなくとも、お部屋の中や職場のちょっとしたところにバラの活けられた花瓶があると、少しリッチな良い気分で過ごせるものではないでしょうか?
(参考)花のある部屋では、活気が出て、ストレスが減る
・花の無い部屋に比べて花のある部屋では「活気」の気分プロフィールが大幅に増加し、「混乱」、「疲労」、「緊張・不安」、「抑うつ」、「怒り・敵意」が低下する
・花のある部屋では交感神経活動が25%低下(ストレス状態の緩和)し、逆に副交感神経活動が29%上昇(リラックス状態の亢進)する
(出典:千葉大学環境健康フィールド科学センター)
店舗や職場に飾るなどのご要望で、毎回選ぶのが大変という場合には、定期便もご用意しています。定番のものだけでなく、せっかくなので珍しい品種をお楽しみいただけるように、毎回、当園が選りすぐってお送りしています。
当園オリジナルの配送用ボックス
定期便 https://kunieda-rose.shop/view/item/000000000105
もちろん、お近くのフラワーショップでお買い求めいただいてもいいのですが、気軽に行ける場所にないこともありますし、ブーケを持って帰るのはなかなか神経をつかうものです。直接届くという手軽さは、よりお花を楽しんでいただく機会を増やせるのではないかと思います。
バラの用途としては、やはり贈り物としてのご利用をたくさんいただいております。産地直送であることで、遠方にお住まいのご家族様やご友人様にも、気軽にお送りいただけます。また、あまり一般のフラワーショップには並ばない品種もお選びいただけることから、お花が好きな方に贈っていただいても、お喜びいただけます。
シチュエーションに合わせて楽しまれたい方に向けては、例えば香りの薄いバラもあります。バラの香りが大好きな方もいらっしゃいますが、お食事のときや、お仕事中などでは香りが好ましくない場合もあるかもしれません。
人気の品種にアムールピンク+というものがありますが、控えめな香りでインテリアやテーブルセッティングで重宝されています。
当園で育ったアムールピンク+
https://kunieda-rose.shop/view/item/000000000134
祖父、父から引き継いだ國枝バラ農園
國枝バラ農園は、祖父が開業し、父が引き継ぎ、そして私が引き継ぎました。
いまの規模となったのは先代である父のときからで、オランダと日本を8年間往復して本場のオランダ式ハウスが完成します。
8年かけてでも、本場「オランダ式」にこだわった先代
どこがオランダ式かというと、まずは高さです。日本の一般のハウスよりも高い天井で、その分、光をたくさん採ることができます。また、ハウス内は冷房完備で、夏でも生育が可能です。
バラというのは気温が低いと、それだけゆっくり花が開きますので、栄養を蓄え、大きな花弁に育ちます。したがって温度管理は重要なのですが、オランダ式の当園では自動的に環境整備ができますので、そうしたバラが育ちやすい状態を常に保っています。
品種名に”+”が付くDümmen Orange(デュメン・オレンジ)
花の本場といえばオランダ。その中でも統合を繰り返して世界最大級の規模を持ち、積極的に品種を交配して、世界各国に新しいバラを生み出し続けているデュメン・オレンジ。当園はその日本総代理店に認定いただいています。
当園ではデュメン・オレンジが開発した新品種についての試作も積極的に行っていることもあり、当園にしかない品種も生育しています。
世界中で当園にしかない品種、オール4キュート
https://kunieda-rose.shop/view/item/000000000123
また、そうした新品種や当園のハウス環境を見学にいらっしゃりたいというお声も多く、毎年11月に開催している「オープン・デイ」では、200名を超える生産者のみなさま、バラの流通に携わるみなさまにお越しいただいています。
年300万本、国内有数の生産量だからこそできること
当園では、年300万本の生産が可能です。しかも、ひとつの苗床が年8回転しますので、ほぼ毎日、約8,000本程度のバラを生産することができます。
これにより、個人のお客様への通常配送はもちろん、定期配送や、法人様での年間契約などに対応することもできます。
例えば、滋賀県にある金融商品仲介・保険代理店のクオリティライフ(http://www.q-life.co.jp/)様では、数百軒あるお客様のお誕生日に、当園のバラをお贈りいただいています。
コラボレーションいただける事業者様も増えてきました
産地直送を始めてから、私のこうしたビジョンにご賛同いただける事業者様とのコラボレーションも進んできました。いわゆるドロップシッピング形式で販売いただいたり、当園の一区画を専用にご提供し、独自品種の開発を行っていただくようなお話も持ち上がっています。
当園のバラをお取り扱いいただいている事業者様
当社の販売サイト(https://kunieda-rose.shop)では扱っていない組み合わせもお試しいただけます。
・HitoHana様 https://hitohana.tokyo/farmers/kunieda
今後もコラボレーション企画や法人様とのお取引に意欲的に取り組みたい
この取り組みをはじめてから、少しずつですが賛同いただける方が増え、大変ありがたく思っています。
今後も、色々なコラボレーションについて意欲的に取り組んでいきたいと思いますので、アイディアをお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひお声がけください。
【企業概要】
法人名称|クニエダ株式会社
代表者 |國枝政嗣(くにえだ・まさつぐ)
住所 |〒524-0063滋賀県守山市欲賀町1315
販売サイト|https://kunieda-rose.shop
▶本リリースに関するご連絡先
代表取締役 國枝政嗣
TEL |077-585-3617
e-mail |contact@kunieda-jp.com
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