『私それ聞いていません』をゼロにする。『技能継承文化』を醸成する映像ベースのナレッジ共有ツール【やりかたトレースナビ】の開発秘話。
株式会社ポケット・クエリーズは、単なる動画マニュアルでは実現できない
『技能継承文化』を醸成するツール『やりかたトレースナビ』を2023年8月にリリース致しました。人材不足が深刻化する日本、人材の定着率が低い等の要因から、人材育成が難しいとの課題を持っている企業様が多くいらっしゃいます。業務中、簡単に技能を蓄積し、必要な人へ必要なタイミングで届ける。忘れてもいいし、聞く人を探さなくてもいい。【我々はマニュアルを否定する】をキャッチコピーとし、究極的に楽に、技能継承を推進するソリューションの開発秘話を当社代表に聞いてみました。
教える側と教わる側、ストレスが無い仕組みを。始まりはお客様との何気ない会話から。
私たちの会社はおもにXR技術をメインとし、内部が見えないものを可視化したり、人が普段は入れないような場所でのトレーニングを可能にしてきました。
そういった背景から、クライアントは製造業、建設業が多くいらっしゃいます。
打合せの中で『こういうところが困っていて、ここでミスが起きやすい』という課題も日常的に業務を行い、業務を把握している技術者の気づきから生まれますが、技術者と言われる方は年配の方ばかり。『人材育成が難しい』『教えてもすぐに辞めてしまいます』なんて声が多くありました。
ある女性社員は、前職では人が辞めるたびに『マニュアルを整えろ』『見たらわかるように作れ』と言われるんです。見たらわかるように作っています。かなり時間をかけて。でもそれを見ないんです。探し方がわからないし、知りたいときにすぐ出ない。古いマニュアルをデスクトップに保存して使っている人もいる。マニュアルをひとつ作るのも面倒な上に、変更も多々あり、苦労に対して感謝もされない。意味のない作業をしているような気になるんですよ。と話す。
新卒で入った会社を半年で辞めた甥はこう話す。『何でも聞いてくださいね』というのに2回同じことを聞くな。と怒られたり、メモをとれ!と言われるからメモの通りに行ったのに、人によってやり方が違うので『聞いていないのか?』と怒られる。段々と人に聞くこと自体が億劫に感じたと話す。
なるほどこれは相当おもしろい。やり方(技術)を与える側、受け取る側両方がストレスがない仕組みを作りたい。そのためにはいろいろな立場のユーザーから【ストレスポイント】を聞き出すことからスタートしました。
【ストレスポイント】をひとつずつ潰していく、そこで行きついた『Snapchat』『X』みたいな気軽さ。
マニュアルを作る。ではなく、これは『つぶやいておこう』みたいな投稿がどんどん蓄積されて、その人がよく見ている投稿に近いものがおすすめで出てくる。まさにSNSのいいところ全部盛りみたいに作ってみよう。
Snapchatのいいところは圧倒的な気軽さ。でも消えてはいけない。一方インスタグラムの様に、作りこむものは面倒で、投稿が増えない。というところから、100%じゃなくていい、50%でも投稿してください。をコンセプトに『編集不要の撮って出し』のための機能と、当社ならではの得意分野『AIレコメンド』機能を搭載していくことで開発イメージは固まっていきます。
便利を求めて機能を搭載。やればやるほど重くなる・・・【便利さ】と【軽さ】の融合
機能はしっかり搭載してるのに、動作が重くてイライラして使って貰えなければ本末転倒。沢山の【ストレスポイント】をつぶしていく過程で、沢山の機能を搭載し、結果重くなった・・・ここから、【便利さ】と【軽さ】を融合させるための闘いが始まります。これは当社の開発スタッフの大きなストレスでもありますが(笑)、リリース後の現在も定期メンテナンスにて機能の拡充と、操作性の速さ、快適性を追求し続けており、お客様からの感想が励みになっております。
動画マニュアル作成ツールは多々あれど…ポケット・クエリーズが大切にするポリシー。
当社社員には、当製品について『マニュアル作成ツール』と言ってはいけない。としています。『マニュアル』を作る人も、使う人も、マニュアルストレスから開放したいと思っております。全員が日常を切り取る(記録する)人であり、全員がそれを活かす人であって欲しいと考えます。なので、日常の中で『あ、これは誰かのためになるかしら?』と思ったら、アプリを起動、音声のみで操作、アップロード。同じ投稿があるかも?とか、ちょっと日本語が変だったかも?なんて関係ありません。動画を確認したり、自動でつく字幕の間違いを修正する必要もありません。
本当に必要な情報は『マニュアル未満の情報』だったりします。『マニュアル未満の情報』をいかに共有するかが、当社が掲げる『技能継承文化』を社内に醸成するための成功ポイント。『手軽に映像記録する文化』が醸成されれば、将来的にAIで高度な解析を行い、タイムリーに誰かの[?]のヒントを与えることが可能に。
私たちは、【マニュアルを作りやすくする】ものを作っているのではなく、【技能(やりかた)を継承(伝える)文化を社内に醸成するため】のソリューションを作っています。
やりかたトレースナビ
製品紹介:http://quantize-world.com/projects/yarikatanavi/
紹介動画:http://quantize-world.com/yarikatatracenavi/
『やりかたトレースナビ』導入に関するお問い合わせ先:
担当:松村、小倉
TEL:03-5333-1533
E-mail:pq-sales@pocket-queries.co.jp
株式会社ポケット・クエリーズ
〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目20ー2 東京オペラシティタワー 35F
【事業内容】
(1)3Dを中心としたゲーム開発・運営
- 家庭用ゲーム機向けのハイエンドゲームの企画・開発・CG制作
- モバイル向けソーシャルゲームの企画・開発・CG制作・運営
(2)VR/AR/MRの実用アプリケーション開発
- ロケーションVR分野(店舗・ゲームセンター等)におけるエンターテインメントコンテンツの開発
- 英会話などの教育分野におけるVR/AR/MRコンテンツの開発
- インストラクション領域における(設備点検・教育研修など)リモートコミュニケーションソリューションの開発
(3)3D-CGの制作
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