「マイクロLEDフォーラム2020」のお取扱いを決めた背景
沖為工作室合同会社では台湾トレンドフォース社主催の「マイクロLEDフォーラム 2020」Webセミナーのご参加お申込みを2020年10月30日午前中まで受けております。7月30日に弊社が執筆した書籍「マイクロLED 市場・技術トレンド」が発刊され、多くのご注文を頂いている今、是非、現在進行形で動いている市場をセミナーでもお届けしたいという思いでトレンドフォース社と合意にいたりました。
台湾トレンドフォース社が主催するWebinar「マイクロLEDフォーラム 2020」では、オンラインセミナー形式でマイクロLEDスタートアップの技術開発の進捗状況等について発表がなされます。
昨年のマイクロLEDフォーラムプログラムと比べてみると今年は半導体製造に関わる企業が多く出ていることが分かります。後半に講演するVeeco社、ALLOS Semiconductors社は半導体装置業界では著名な存在です。マイクロLED開発には以前より携わっており、2019年には両社の提携も報じられています。マイクロLEDの開発は進化していく一方でLED材料に関わるコストにも繋がる発光波長のばらつきであったり、高温度下での発光効率の悪化であったりと、ウェーハレベルから統合的に課題を解決していく必要があります。こうした視点から両社がどのような発表をするのか注目されます。
その他、3番目に講演する英国のOxford Instruments社はプラズマエッチング、蒸着技術をマイクロLEDに援用します。その技術は台湾のITRIのマイクロLEDにも採用されています。4番目に講演するVerLASE社は新しいマストランスファー技術について発表します。フォトメカニカルアクチュエーション(PMA)と呼ぶマスキング技術と化学技術が融合したアプローチで選択的にダイをピックアンドプレースしていきます。
5番目に講演するiBeam Materials社は金属箔に直接マイクロLEDを形成させる手法を開発しています。同社にはあのSamsung社も投資していると報じられています。6番目に講演するVueReal社はカナダのスタートアップ企業で、マイクロLEDに印刷技術を持ち込みます。ARとともに自動運転時代の透明ディスプレイにも着目する同社CEOはかつてOLEDの開発を経験しています。
7番目に講演するSiTanTechnology社はZhaojun Liu博士が率いる中国の企業です。Zhaojun Liu博士は古くからマイクロLEDの研究をしており、AR/VRやウェアラブル等に関心があります。自らのスタートアップの紹介も交え、開発状況が発表されます。また韓国のKIMMは2年前のマイクロLEDフォーラムで登壇しています。Roll-to-plate実装技術について発表がされる予定です。また最後のHCP Technology社は中国の企業で主に、ミニLEDバックライトやマイクロLEDのマストランスファー技術の研究開発、製造、販売を行っています。ディスプレイ市場の概観からミニLED、マストランスファー技術について発表がされる予定です。
旬なトピックが盛り込まれたこのウェビナー「マイクロLEDフォーラム 2020」の聴講料は220ドルでパートナー提携している弊社にお申込み頂けると同価格かつ日本円で決済させて頂きます。マイクロLEDについては先にも申し上げましたが弊社でも書籍を執筆しており、継続的にフォローもさせて頂きたいとも考えております。
ウェビナーの詳細は☟リンクをご参照下さい。
https://www.chong-wei.com/microled.html#/
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