予算・規模が小さい会社でも業界から注目を集める「成長」を。新しい手法『ブレイクスルーブランディング』を提唱する株式会社ビスポークが新書籍に込めた熱い想いとは
企業のブランディングを支援する株式会社ビスポークは6月2日に書籍『ブレイクスルーブランディング』を出版しました。これまで数百社以上のプロジェクトに関わった同社代表の長田敏希が開発した、「予算が少ない」「規模が小さい」といった課題を解決する新しいブランディング手法を一冊にまとめました。発売前から反響を呼び、amazonでは刊行前に「日本の地域経済」カテゴリーで1位を獲得。有隣堂アトレ恵比寿店でも、週間ビジネス書部門1位、総合2位を獲得しました。 今回のストーリーでは、ビジネス書籍『ブレイクスルーブランディング』を出版するまでの道のりや想いについて著者である弊社代表・長田に話を伺いました。
『ブレイクスルーブランディング®︎』
中小企業の課題解決への道。「ブレイクスルーブランディング」という提案
外部環境の激変や急速な技術革新で、日本の中小企業の経営が以前にも増して厳しい状況になる中、『ブレイクスルーブランディング』は中小企業が現在抱える課題を解決する方法を提案しています。
株式会社ビスポーク 長田 敏希(おさだ としき)
著者の長田は、企業が直面する諸問題を「顧客の壁、関連会社の壁、社内の壁」と表現します。それらの壁を打破(ブレイクスルー)するためには、経営者同士、社員、顧客といった利害関係者との対話を通じて、チームの想いと企業の強みと顧客のニーズが1つに重なる点に企業の魅力を集中させること(ブランディング)が重要だと言います。
このブレイクスルーブランディングのプロセスを本書では企業の事例を交えて紹介しています。取り上げられる企業は小さな会社や老舗企業が中心。小さな企業でもやり方次第で業界から注目を集め、成長を遂げることができる。この再現性の高さこそが『ブレイクスルーブランディング』の特徴と言えるでしょう。
「現状を打破したい」熱い思いを持つ経営者こそブランディングに取り組むべき
長田は広告代理店勤務を経て、株式会社ビスポークを設立。クライアントとの丁寧なヒアリング(対話)を重視しながら、企業理念の策定、CIの再構築、社内活性化の仕組みづくり、社外に向けたプロモーション制作を支援しています。
長田がこれまでに大手企業から中小企業まで数百社を超える企業のブランディング支援をしてきてわかったこと、それは全国には良い商品を生み出す企業やユニークな活動をしている企業がたくさんあるということでした。しかし、それがお客様や世間にうまく伝わっているかというと、そうではないケースがほとんどだということもわかりました。
長田はその実態に着目し、中小企業の魅力を引き出すお手伝いに積極的に取り組むようになりました。中小企業の共通点は潤沢なリソースを持ち合わせていないことです。大手企業と異なり、広告に莫大な予算をかけられませんし、優秀な人材が多数在籍しているわけでもありません。そこでブランドとしての独自性にリソースを集中させて、経営課題の解決に臨む方法をクライアントに寄り添いながら伝えていきます。
クライアントと対話やワークショップを重ねていく様子
現状を打破したいという思いを抱く企業は少なくありません。例えば、長田のクライアントの場合、売上30億円の壁をずっと超えられずに苦悩する製造業企業や、縮小する伝統産業市場に革新を起こしたいと野望を抱く食品製造企業が挙げられます。実はこのような野心や熱い思いを内に秘めている経営者にこそブレイクスルーブランディングは向いていると言います。
そして、当然ですが、長田のクライアント以外にも、新しいことにチャレンジしたいと考えている熱い経営者は世の中にたくさん存在します。そのような経営者を応援したいという思いから、今回『ブレイクスルーブランディング』を出版することにしました。
「最新のノウハウを提供したい」手法が常にアップデートされるため、2年半かけた原稿を全て消して書き直す
『ブレイクスルーブランディング』の執筆には構想も含めて約3年を要しました。
長い時間をかけて作り上げられた本書ですが、実は2年半かけて書いてきたものを全部消し、1から書き直したというエピソードがあります。書き直した理由は、長田の中でコンサルティング手法が常にアップデートされているためでした。ワークショップの進め方ひとつとっても以前よりも体系的に行えるようになったといった進化を遂げています。最新の内容を盛り込むためには、古い情報を新しい情報にする必要があったのですが、結果的にすべての情報を上書きすることになってしまいました。
支援の進め方が常に変わり続けるため、いずれはどこかの時点で執筆のために区切りをつけなければいけません。であれば、書き直す前の内容を消さずに残しておいても良かったかもしれませんが、長田はあえて全て書き直しました。
それは長田がブランディング支援の実務者であることの責任感や使命感からきているのかもしれません。ブランディング関連本はすでに世の中に多数存在していますが、その多くは大手企業の成功事例を取り上げがちです。そのため読んだときのインパクトは強いのですが、中小企業の経営者にとっては実務的に参考にならないケースも少なくありません。
本書には、長田の体験談や事例をベースに、クライアントの具体的なエピソードが多く掲載されています。再現性の高さと実践しやすさを追求するからこそ、本書を読んだ経営者がなるべく予算を抑えながら、最大限の効果を出せるように、執筆時点で最新のノウハウを盛り込みました。
逆境に立たされている業界だからこそジャイアントキリングが起こせる
長田は、業界的に逆境に立たされている企業ほど、復活するチャンスがあると話します。
「例えば、お米屋は毎年その数が減っていますし、駄菓子屋も多くが姿を消しつつあります。このように大局的にみれば苦境にあえぐ業界であっても、限られた予算をブレイクスルーにつなげることで、企業は成長を遂げることは可能です。そして、その成長が話題を呼び、新たな顧客を創造し、新たな循環が生まれます。決して簡単な道のりではありませんが、ジャイアントキリングは起こせると思っています。そこに、支援のやりがいや魅力を感じますね。」
少子化や円安、資源の高騰、消費者の嗜好の多様化など、企業を取り巻く環境は一段と厳しくなっています。そのような状況下で、今後、ブランディングは中小企業にとっても不可欠な取り組みになっていくことは間違いないでしょう。
書店での売上ランキングは1位を獲得。「最終的に日本が元気になれば、これ以上嬉しいことはありません」
『ブレイクスルーブランディング』は発売前から反響を呼び、amazonや有隣堂アトレ恵比寿店といった書店の売上ランキングで1位を獲得しました。また、出版を記念したトークイベントにはなんとオンラインも含め300名以上の参加がありました。これだけ大きな反響があるということは、中小企業にもブランディング意識が高まりつつあるのかもしれません。
最後に、長田はこの言葉を寄せてくれました。「今後は、企業各地にブレイクスルーした企業が続々と生まれ、コラボレーションすることによって最終的に日本が元気になれば、これ以上嬉しいことはありません」
著者プロフィール
長田 敏希(おさだ としき)
株式会社ビスポーク 代表取締役 CEO
ブランドコンサルタント・クリエイティブディレクター
一般社団法人フードサルベージ代表理事
クライアントとの丁寧なヒアリング(対話)を重視しながら、組織の理念作成からブランドコンセプト開発、内外に向けたクリエイティブ開発まで、クライアントが対面している状況、市場環境を加味し、企業に合わせた隅々までフィットするコンサルティングを提供。世界三大広告賞のカンヌライオンズ、The One Showをはじめ、D&AD、NY ADC、iF デザイン賞、グッドデザイン賞、毎日広告デザイン賞など国内外の受賞多数。テレビ朝日「お願い!ランキング」出演
著書に『ブレイクスルーブランディング』(クロスメディア・パブリッシング)、『うまいを上手く伝えて売れるを作る 驚きの商品開発術』(ダイヤモンド社)がある。
書籍情報
『ブレイクスルーブランディング®︎』
なぜ、小さな会社や老舗企業が業界から注目を集める「成長」を遂げたのか?
世界三大広告賞のカンヌライオンズなどを受賞した、ブランドコンサルタントが教える、中小企業のための新しいブランディング!
著者:長田 敏希(おさだ としき)
価格:単行本 1,738円税込、Kindle版1,485円税込
体裁:四六判 / 312ページ
ISBN:978-4-295-408253
出版社:株式会社クロスメディア・パブリッシング
発売日: 2023年6月2日
特設サイト:https://bespoke-inc.jp/breakthrough-branding/
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4295408255/
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17467933/
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