究極の“エゴ”で作る、世界に1つだけのファングッズ、「ブルーロック 選べるポストカード&選べる卓上カレンダー」開発に込めた思いとストーリー
弊社は毎日新聞グループホールディングスを支える中核の総合印刷会社、株式会社高速オフセットです。紙というアナログならではの温かみや創造性、楽しさを伝えることにこだわり、これまで数々の印刷物を手掛けてまいりました。
▲高速オフセットの印刷工場の様子。
基本的にはBtoB製品の印刷がメインですが、「ワクワクする製品を消費者の手元へダイレクトに届けたい」という想いから、カスタマイズグッズがサイトで購入できる「ひとこま」というサービスを開発しました。
ひとこまのキャッチフレーズは、
“あなたの好きは、きっと他のファンと違うから。
自分の「好き」だけを選べるカスタムプリントサービス。”です。
ファンが自分の好きな画像だけを選び、自分だけのカスタマイズグッズが作れるECサイトです。
今回は、現在販売している「ブルーロック ひとこまグッズショップ」の商品開発・印刷を担当している印刷職人が、カスタマイズグッズ制作の秘話や想いを語ります。
■販売サイト
https://bluelock.hitokoma.net/
「選ぶのに悩んでほしかった」エゴをテーマにした作品との化学反応
TVアニメ『ブルーロック』の場面写で作れるグッズショップ「ブルーロック ひとこまグッズショップ」は、2023年6月9日にオープンしました。まずポストカードの販売を行った後、11月2日に新製品として「ブルーロック選べる卓上カレンダー」を販売しました。
▲販売サイトの画面(12月末時点での様子)。
「ブルーロック 選べるポストカード」では、アニメのオープニング中の画像やエンディング中の画像など1,300種類以上のイラストの中から好きなシーンだけを選べる仕様です。
また、「ブルーロック 選べる卓上カレンダー」では、700種類の画像を用意しました。
「ブルーロック ひとこまグッズショップ」の商品制作を手掛ける弊社の印刷職人は、こんなにもたくさんの画像を用意した理由として、「選ぶのに悩んでほしかった」と話します。
「数百、数千種類もある素材の中から選べる商品って、他を探してもなかなかないと思います。何よりも、ファンの方の選択肢を増やしたかった。じっくり悩んで、時にはいったんサイトを閉じて。そうやって悩むひとときも、ファンの作品に対する“愛”が高まる時間だと思うんです」
「作品自体がエゴをテーマにしていて、まさにひとこまのサービスと合うのではないか、と思いました。自分のエゴだけで選んだ商品を作れる―これは“化学反応”が起こせるのでは、と」
また、カスタマイズできる商品だからこそ、友達同士との会話も生まれるそうです。
「一緒に同じ商品を買って、カレンダーの月ごとに“どの画像を選んだのか”の答え合わせをするファンの方がいたんです。同じ商品だけど、ファンの方々にとっては違う商品になるんですよね」
ファンの反響から生まれた新たな化学反応、カスタマイズだからこそ生まれる究極のエゴな商品
ひとこまグッズショップでは、これまでカレンダー商品でのグッズ展開がほとんどでしたが、2023年6月にはじめてポストカードの販売に挑戦しました。
他のグッズショップとは違い、好きな画像を選べるのはもちろん、用紙の種類も耐水紙・ラフ紙・パール紙の3種類から選ぶことができます。
▲ブルーロック 選べるポストカードの販売は2024年1月10日で販売終了。
「用紙を3種類ピックアップしたきっかけは、お風呂に貼れたらおもしろいんじゃないかな?という単純な動機でした(笑)。でも1種類だけじゃおもしろくないなということで、手触りが良くあたたかな風合いのあるラフ紙、一般的に出回っているパール紙よりも、少し高級なパール紙とそろえました。ファンの方って、いくつも集めてコレクションされるのだと思います。絵柄を自分で選ぶというのも特別感がありますが、ポストカードの用紙まですらも選べたら、もっとおもしろいんじゃないかと」
▲耐水紙のポストカードイメージ。
「でも、意外と耐水紙よりも、ラフ紙が人気でした(笑)。今後もファンの方々を楽しませられるように、様々な用紙のラインナップや形状にこだわっていきたいですね」
好きなシーンの画像と用紙を掛け合わせて生まれる、自分だけの“化学反応”。
カスタマイズだからこそ生まれる究極のエゴな商品は、ひとこまグッズショップならではの醍醐味です。
印刷職人も、営業担当も、社内のほとんどが“ブルーロックファン”。ひとこまグッズショップで「ブルーロック」という作品を選んだ理由とは
実は、高速オフセットには、たくさんのブルーロックファンがいます。ひとこまグッズショップを運営する印刷職人や営業担当もブルーロックの大ファン。
ひとこまグッズショップで「ブルーロック」という作品を取り扱うことになったきっかけについて、印刷職人に当時の様子を振り返ってもらいました。
「僕はアニメをリアルタイムで見ていなくて。ただ、とてもサッカーが好きで、ワールドカップの試合を見ていました。その時に、ブルーロックのCMが流れていたんです。それで少し気になって、配信で一話を見たところ、一気にハマってしまったんです(笑)」
「一人ひとりの性格はもちろん、サッカーを通して成長していく姿、想い、そして何よりも個々の“エゴ”が細部まで描かれている。とにかく、キャラクターの個性が光っている作品で、回を追うごとにハマっていってしまいました。どのキャラクターにも味があるからこそ、次の展開が気になってしまうんです。個々の“エゴとエゴのぶつかり合い”って、ああこんなにもワクワクするきっかけを生み出せるんだなと」
「そこでふと気づいたのですが、“あれ?これって、ひとこまのサービスにも通じるところがあるな”と感じまして(笑)。自分が思う“エゴ”な商品を作る――現実世界でも、化学反応が起こせるのでは?と。すぐに営業担当に連絡をとって、なんとか商品化できないか相談したのがグッズ化のはじまりでした」
全員がフォワードで、最強のストライカーを目指す――究極のエゴをテーマにした作品の特徴と、好きなシーンだけを選ぶというひとこまのエゴなコンセプト。この2つが組み合わさることで、どのような商品が世に生まれるのだろうと、商品化を目指すこととなりました。
ブルーロックの商品化が決まった際、社内のブルーロックファンからも喜びの声が上がり、「私だったら(僕だったら)どんな組み合わせで商品を作るか」という“エゴ”な会話で盛り上がりました。
「自分もサッカー部だったので、ブルーロックはどハマりしてます(笑)。ひとこまでグッズ化して嬉しいですね。自分がストライカーだったらアシストして欲しいメンバー縛りで商品を作ろうかな。自分が監督だったら…の目線で組み合わせるのもおもしろいかも」
「子どもがブルーロックのファンで、一緒にアニメを見ているうちにハマってしまって。全部見終わったあとに、“このキャラがこう思うようになったきっかけはどこだったかな”と、また戻って特定のシーンが見たくなるんです。ひとこまでのグッズ化も嬉しいです、私はエゴが目覚める瞬間をテーマに選んでみようかなと思っています」
個性あふれる魅力的なキャラクターが織りなすドラマは、現実世界の人々の中に眠る“エゴな感情”を引き出しているともいえるかもしれません。
「その人だけ」の一点ものを提供。毎朝のルーティンで保つ、ファンの方に届ける品質へのこだわり
商品の開発から手元に届くまで、常に「ファンをワクワクさせたい」と取り組む印刷職人には、実は、毎朝欠かせない作業があるそうです。
「グッズ印刷の現場では、毎朝必ず“評価用の印刷”を行います。印刷は通常、CMYKという4色のインクが重なって表現されますが、インクののり具合というものは、その日の湿度や温度によってかなり出方が変わってくるんです。時にはムラが出たり、筋が入ってしまったりといった具合です。ファンの方の手元に届く大事な商品ですから、きちんと毎朝評価用の印刷を行い、色の出方を見て、美しい色がでるようにと、機械を調整していきます」
▲毎朝同じ絵柄を印刷することで色の出方を確認。日付を記入し、それぞれの時期ごとの傾向もチェック。
「ブルーロックの商品はグランジ加工のデザインが多く、特に色の見当合わせ(各インクの色を正しい位置に刷り重ねるように、印刷機や版の位置を調整すること)に注意しています。その作品らしさというのを、きちんと、正確に表現したいなと。また、肌色の色合いもしっかり表現したいので、調整を重ねています。アニメのキャラクターであっても、1人の人間。カラーバランスがぶれないよう、注意を払っています」
▲グランジ加工のデザイン部分。版がずれると、白いかすれ模様のところに他色がのってしまうため、注意してオペレーションを行うとのこと。
▲卓上カレンダーのリング綴じ部分を付ける様子。「リングはカレンダー製造の過程で機械に引っ張られるので、伸びたり縮んだりしてしまいます。きちっときれいに綴じるためにも、定期的にメンテナンスを心掛けています」
また、商品の品質以外にも、出荷や管理にも特に注意しているそうです。
「ファンの方は、たくさんの時間を使って、悩んで、1つの商品を作ります。その悩んだ時間すらも、ひとこまが提供しているサービスの1つなんです。商品が届くまでも、きっとワクワクしているはず。だからこそ、間違ったものを製造してはいけないし、送ってはいけない。きちんと手元に届けるまでが、ひとこまのサービスだと考えています。
量産品を製造するのではなく、一点一点がいわばオーダーメイド出荷。間違いが起こらないよう、毎年プログラマーと話し合ってシステムのアップデートを重ねています」
▲出荷情報と製造番号を照合し、バーコードリーダーを活用して確認するなど、基本的なことを誠実に対応。
▲梱包前にも再度確認。ファンの手に届くまで丁寧な検品を心掛けています。
単なるアニメグッズ販売ではなく、「その人だけ」の一点ものを提供するサービスだからこそ、基本の品質管理は欠かせないのだそうです。
ファンにとって記憶に残る“あの一瞬”をカタチに残すお手伝いがしたい
何度も迷って選んで作ったせっかくのカスタマイズ商品。だからこそ、届いたときにがっかりさせないように。ファンの方の手元に届くまでの様々なタイミングの中には、印刷職人の細やかな“愛”が散りばめられています。
「ファンのことまできっちり考えてくれる印刷職人だからこそ、私たちも自信を持ってこのサービスを提供できるんです」と話すのは、ひとこまの営業担当です。
「アニメや漫画のワンシーンはもちろん、例えばスポーツ選手のワンプレー。ファンにとって記憶に残る“ここ”という風景って、きっと1人1人違うはずなんです。
ひとこまというサービスが、そうした1つ1つのシーンをカタチにして残すお手伝いができればと願っています」
記憶に残る“あの一瞬”を手にしたファンの声
以下は、Xに寄せられた「ブルーロック ひとこまグッズショップ」へいただいたファンの方の感想です。
(絵文字等の記号は句読点に変更しています)
ひとこまグッズショップで購入した、ブルーロック選べる卓上カレンダー届きました!早くて嬉しいです。
選ぶの大変でした…
選んだものの一部の写真!
凛の誕生月と冴のお誕生月、1年の最終月の12月は年のお別れなので、凛と冴のお別れ場面に…
ちなみに他は全部凛です(凛・冴はブルーロックの登場人物)
ひとこまグッズショップさんで注文したカレンダーもう届いた〜!推ししかおらんってマジで最高
どれにするか悩みに悩みまくって大好きな世一くんと1期で1番胸熱やった凪&潔にした!
どれも最高すぎてにやにやしちゃう。
次、注文するならOP/ED縛りとかで選ぶのも楽しそう〜
綺麗!早い!エゴすぎる!
大好きなシーンがこんな綺麗に印刷されててすぐいつでも見れちゃうの 幸せだ
月ごとに意味のある場面写を選んだり、推しで構成したり。オープニング/エンディング画像とシーン別で選んだり。
このような「選ぶのが大変」「悩みに悩みまくった」というコメントは、ひとこまを提供する私たちにとって最高の誉め言葉でした。
最後に、印刷職人から今後の想いを聞きました。
「ファンの方の喜んでいる声を聞くと、もっともっと応えていきたいなとワクワクしてきますね(笑)。
でも、何よりも、元となる作品あってこそのグッズなので、ライセンスを持つ企業様とファンの方々の結びつきを強固にしていきたいと考えています。これからも、商品開発やファンの方々との交流を通して、企業様のブランド力を高める一助ができればと思います」
サイト情報
商品名:ブルーロック選べる卓上カレンダー
発売日:2023年11月2日(金)~2024年1月31日(水)
※同サイトで現在販売中の「ブルーロック 選べるポストカード」は1月10日(水)までの販売予定。
価格:2,970円(税込み) 送料一律600円
内容:2024年度 1月はじまり
※使用しているカレンダーは2023年11月2日現在のものです。祝日法の改正により、祝・休日が変更される場合があります。
発売サイト名:ブルーロックひとこまグッズショップ
URL:https://bluelock.hitokoma.net/
お問い合わせ
お問い合わせは下記お問い合わせフォームへお願いいたします。
・商品に関するお問い合わせフォーム
https://info.hitokoma.net/contact
・メディア掲載や取材などその他のお問い合わせフォーム
https://www.kousoku-offset.co.jp/inquiry-form/
・カスタムプリントグッズサービス「ひとこま」公式Twitterはこちら
https://twitter.com/hitokoma2021
©金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
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