購買モーメントを捉え生活者に嫌がられない店舗入口の月間1.6億人超リーチ広告媒体「インパクトゲート®」の開発秘話。
株式会社ロケット(本社:東京都港区 代表取締役 林潤一)は、国内大手7リテール(マツモトキヨシ、ウエルシア薬局、スギ薬局、ツルハドラッグ、サンドラッグ他)の8200店舗の入り口に設置している防犯ゲート『インパクトゲート®』を利用したメディアを展開しています。
店外と店内を結ぶブリッジメディアとして注目されている『インパクトゲート®』、日本最大級の横断型リテールメディア ネットワークをどのように構築したか、また広告媒体としての開発秘話をロケット代表取締役 林 潤一へのインタビューとしてご紹介します。
生活者・リテール・メーカーの三位一体で生み出す、新しいメディア
1.防犯ゲートをメディア化するというアイデアはどこから浮かびましたか。
2006年ごろのことですが、当時1人の客としてドラッグストアのお店に行く度に、「入口」は絶好のメディアロケーションだと直感的に注目していました。なぜなら全ての入店者が必ず通るところ、駅でいうところの自動改札のようなタッチポイントだからです。
この直感を信じて検討したところ、店舗入口をメディア化するというアイデアには、多様な機会が存在する。という結論に至りました。
2.『インパクトゲート®』の設置は何年前から取り組まれていますか。
2009年にドラッグストアに設置したのが最初です。
3.今では、大手リテール8,200店舗に22,900台の設置をしている『インパクトゲート®』ですが、ここまで拡大するのに工夫したことや、どのような点が壁となったかを教えてください。
一番最初に導入したドラッグストアでは、初めての試みだったためトライ&エラーを繰り返しました。試行錯誤しながらも入口で来店客にリマインドできるメディアとして、精度をあげていくことで、リテール及びメーカーの満足度を上げていきました。そうしていくうちにメディアとしての価値が注目されはじめ、他のリテールからも導入のお声がけをいただくようになり、現在の横断型のリテールメディアネットワークが構築されました。
工夫した点は、三位一帯のビジネスモデルにするという点です。
今でこそ「リテールメディア」は大注目広告カテゴリーですが、ほとんどのサービスが小売支援です。我々のメディアは当時から、生活者・小売・メーカー(広告主)・がウィンウィンウィンになるサービスとして構想しました。
ご存知のようにメーカーさん1つとってもマーケティングや宣伝部と営業販促部はKPIの違いがあります。やはり、かかわる部署すべてのアグリーメントをとるのは難しかったですね。
ただ、今では月間1億6千万人以上が接触するリテールメディアに成長させることができ更なる成長を目指して参ります。
お店で悩む生活者を揺さぶる、元DJが届けるヒットチューン
4.「インパクトゲート®」の特性を紹介してください。
「ブランディング」と 「リマインド」が重要なキーワードとなります。お店の入口でビジュアルを大きく展開することで、お店のオススメ感を強く打ち出せることです。店頭での告知物としては、おそらく現状、最も大きく推奨マーケティングが展開できるメディアとなっています。
店頭販促物やチラシ等でもお店からの推奨を打ち出すことはできますが、競合も含めたあらゆる商品が横並びで展開されるため、生活者に商品を選ぶ上で迷いが生じます。また購買までの時間差があると、仮に「買おう」と決めたとしても忘れてしまうということが発生します。
お店の「イチオシ商品」であることを独占的に「強く打ち出せる」ということが大事なことだと思っています。ブランディング戦略として、競合と差別化して際立たせられること、また買い忘れを防止するリマインドのW効果、それがインパクトゲートの特性であり、ブランドのプレゼンス向上に寄与していると思います。
5.店舗入口のメディアの必要性と可能性について。
もともとは「購買モーメント」を捉えるというところから、アイデアがきています。僕の場合は、若い頃にDJをやっていた経験からアイデアが湧きました。
例えば、クラブで一番盛り上がっているタイミングを捉えて、皆が好きな曲をかけると、その場にいる全員の気持ちが高揚する。人の気持ちや行動を変えるには、その時の「モーメントを捉える」ということが必要だということをエンターテイメントの経験から学びました。
お店にお客様が入った瞬間、買い物モードのスイッチが入ったタイミングで、全員のモーメントを捉える最適な場所として、店舗入口のメディアに可能性を見出しました。それがインパクトゲートです。
今では、リテールさんからも「無機質だった防犯ゲートをメディア化することで、エントランスが華やかになり、お客様も入店しやすくなった。」とのお声もいただけるようになりました。
「あ、忘れた」を防止する。生活者の「困った」に寄り添う支えに
6.どんな広告を掲載できるのか、またどのような広告に効果がありますか。
お店での取り扱い商品が対象です。
効果については、店頭からのブランド(認知・興味関心・比較検討)強化です。
既存広告や生活イベントの記憶(マスリーチ・シーズンモチベーション・トレンド)と連動した施策は一層効果が見込めると考えます。
また統一したビジュアルで、小売りチェーンを横断して展開し、エリアジャックを達成することで、マス化させ、購買モチベーションの高い顧客の「発見」を促す活用も、かなり効果を得ています。
また、一部チェーンではゲートを「売場化」するオプションも用意しており、「発見」から「購買」を最短距離にすることで、比較検討の機会を増大させ購買寄与を可能にしています。
7.「インパクトゲート®」はメーカーのどのような悩みを解決していますか。
特徴的なのものは買い忘れ防止です。
例えば、そもそも何かを買おうと思って店舗に行ったけど、他のものに気を取られ、肝心の買おうと思っていた商品を買い忘れた経験はありませんか。または、広告で見て欲しいと思っていた商品の名前など、買おうと思っていたけれど店舗で忘れてしまって買えなかった経験...。インパクトゲートはロケーションの特性上、入店のタイミングで確実なリーチが発生します。このことが、マスや他のメディアなどの既存広告活動のリマインドを引き起こし、買い忘れによる購買の機会損失の防止にも役立っています。
その他にも、販促物などの設置率の改善や、設置に伴う店舗ラウンド(オペレーション)の負荷軽減などのサポートをはたしています。
生活者軸で考え続けるメディアへ。最大化で開く、広い門戸
8.ドラックストア、量販店以外の展開を検討していますか。
はい。ドラッグストアでも地方に根付いているリージョナル企業や、ディスカウントストアが候補に上がっています。今後はコスメ専門店、バラエティ、家電量販店などへの展開を検討しています。
9.今後のインパクトゲートのアップデートはありますか。
当社で独自開発した五感を刺激するデジタルゲートになります。既存の防犯ゲートをサイネージやカメラなどでデジタル化することで、さらに入口の価値を最大化することです。今後にご期待ください。
10.これからのリテールメディアはどのようになっていくと思いますか。
リテールメディアはオンラインだけということではなくて、生活者(顧客)接点の軸で考えるべきだと思っています。
現在は、デジタルメディアを中心にフォーカスされていますが、リアルのオフラインメディアもCX観点で言うと、重要なタッチポイントとして考えるべきです。
また、生活者にとって、そのメディアが必要とされているか、が大切であると考えています。これは広告業界全体に言える事ですが、メディアが鬱陶しいと思われる存在、広告忌避につながるようであってはいけなくて、むしろ、ありがたい情報として社会に存在するべきだと考えています。一言でいうと、生活者の購買ジャーニーを邪魔しないことが大切です。
これに関しては、以前登壇した宣伝会議さんのウェビナーでもメーカーの方々ともその話をしました。そのうえで、リテールやメーカーの目的とKPIを設定して、ROIやROASを語るべきだと思っています。
また「インパクトゲートも、それが実現できるメディアとなるよう効果検証を様々な調査を通じて数値化し、多様な角度から日々検証を重ねています。
リテールメディアが生活者に喜ばれる存在になることができれば、生活者に溶け込むメディアになるのではないかと思っています。
マス化する横断型オフライン・リーテルメディアとして注目されている「インパクトゲート®」の更なる進化にご期待ください。
インパクトゲートについてはこちらをご覧ください
https://rckt-solution.com/impactgate
株式会社ロケット
「感動」マーケティングで、ココロを、ヒトを、セカイを躍らせる!
広告をもっと楽しめるようになるために、人々が、世の中が、「必要」とすることを、 膨大なデータの解析から、リアルな対話まで、デジタル/リアルに限らず、あらゆる手段をクリエイティブに組み上げ、 “感動”を届けることで生活を豊かにする。それが私達ロケットのミッションです。
本社: 〒106-0044 東京都港区東麻布1-4-2 THE WORKERS&CO 10階
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代表取締役: 林 潤一
資本金: 1,000万円
コーポレートサイト:https://rckt.jp
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