「あなた自身があなたを生きる人生にしてほしい」アラフォーから夢を叶えたプロレスラーの思いを込めた書籍「主人公を生きろ」誕生ストーリー
2022年末の出版から1周年を迎え、Amazonランキング6つのカテゴリーで1位を獲得したKindle本「主人公を生きろ」。中学時代に一度諦め、破り捨ててしまった「プロレスデビュー」の夢をアラフォーになって再び拾い上げ、そして叶えた遅咲きの実体験を元に「誰かの中のあなたではなく、あなた自身を生きろ」というメッセージを放った著者の飯島裕之が、夢を叶えたプロレスラーとして活動する今、思う事と共に、本書完成までの制作秘話を振り返ります。
「あなた自身があなたを生きる人生にしてもらいたい」苦悩の日々を経たからこそのメッセージ
電子書籍「主人公を生きろ」は、著者の飯島裕之が、中学時代に一度破り捨てた『プロレスデビュー』という夢に20年越しに挑み、叶えるまでの軌跡、覚悟、苦悩を綴ったエッセイとして2022年12月Amazon Kindleにて発売されました。
本書には「誰かが求める自分を生きる事を息苦しく感じているすべての方に、あなた自身があなたを生きる人生にしてもらいたい」という願いが込められています。
憧れのプロレスラーになる事を夢見た著者は、当時設けられていた身長や年齢の厳しい規定、反対意見や社会通念、これらの理由によって自ら破り捨て、まるで無かった事のように憧れの感情に蓋をしたまま、歳を重ねる事になりました。やがて、社会に出てから求められる大人像も「ものわかりの良い大人」「空気を読める大人」といった風潮がある中、誰かが決めた常識や型に捉われ、その他大勢が決めてきた価値観に迎合していくことになっていきます。
決断力や主体性を失い、いつも誰かの意見や価値観に流され、他人の影に隠れながら生きてきた著者が、20年の時を経て家族・仲間・行動を起こすなかで応援してくれるようになったファンと共に一度諦めた夢を再び拾いあげるまでのリアルストーリーになっています。
その中の様々なエピソードを介して「物や情報が溢れ便利になった現代で、どこか満たされないのはなぜだろう?」という問題提起をしています。それと共に「リセットの効かない一度きりの人生を、後悔のないようにあなた自身がハンドリングしてほしい」という願いを込め、社会に投げかけた内容となっています。
発売開始から約1年、Amazon新着ランキング「タレント本」「リーダーシップ」「メンタリング/コーチング」「ビジネス交渉/心理学」「リーダーシップ研修」Amazon売れ筋ランキング「タレント本」それぞれ各カテゴリーで1位を獲得しました。
コロナ禍で決断した、夢を再び追いかけ、人々に希望を与える決意
本書「主人公を生きろ」の執筆は、著者・飯島がプロレスへの挑戦を決めた時点で既に決めていたことと語ります。
「僕は2020年のコロナ禍でプロレスへの挑戦を決めて、一般人向けの教室に通うところからスタートしたんですけど、その時からKindleで出版することを決めていたんですよね。プロデビューできる保証なんてないのに(笑)」
2020年といえば、感染症『新型コロナウィルス』が大流行した時期にあたります。国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態として世界に向けてパンデミック宣言がされました。全世界が感染症の危険に晒されたことで、世界規模のロックダウンや入国制限、国際行事の延期や縮小など、人類が過去に経験していない未曾有の事態に陥りました。日本でも緊急事態宣言の発令により行動の自由は大きく制限され、そこかしこで、自粛・マスク・ワクチン絡みで価値観の押し付け合いが起こったのは記憶に新しいと思います。
人々が下を向き、表情も感じ取りづらくなり社会全体から「もしかしたらいけるかもしれない」という何かへの希望も薄れていることを感じていました。そんな中だからこそ火がついたのです。
「反骨精神なのかあまのじゃくなのか…夢も希望も薄れていく中で、だからこそ大きな夢を見たくなったし挑戦したくなったというのがありますね。仕事も守る家族もあって、身体能力も衰えている中で、かつて子供の頃に思い描いた夢への挑戦は一筋縄で行くはずがない。でもだからこそ叶えられた暁には、蓋をし、置き去りにしてきた自分自身の感情に向き合い、決着をつける事にもつながるし、その過程や気づきを本にすることで、過去の自分のように悩む方に、勇気や希望として届けられると思ったんですよね。」
会社員をしながらも個人事業にも取り組む飯島は、経営者仲間のKindle出版プロデューサーやプロモーターに掛け合い執筆・出版をする事を決めました。実際に筆をとり始めたのは、2022年11月のデビュー戦が終わってからのことです。発売が2022年12月末だったため、本編の執筆期間は実質一週間ほどとなるが、それは「プロデビューを終えたばかりの心境も含め、出来るだけ熱さと生々しさを閉じ込めたかったからだ」と飯島は語ります。
一度捨てた夢に再び挑戦する前までは、主体性も夢もありませんでした。そんな彼がかつての自分のように、他人の期待に添うような生き方に縛られていたり、自分自身の感情を感じられなくなってしまっていたり、誰かのために生きることが生きがいになってしまっていたり、良い子を続けられない罪悪感に苛まれ苦しんでいる人に向け、希望の光を射すことを目的とした本「主人公を生きろ」は、一度は諦めた夢に挑戦し実現することで生まれました。
向き合った自分自身の過去。弱い部分をさらけ出すからこそ挑戦する姿が誰かの希望となる。
執筆自体はスムーズに進んだ反面で、本の原稿を書きあげるための前段階として必要となる「自分自身の棚卸し」に苦労したといいます。書籍の主な舞台は、一度捨てた夢への再挑戦と実現が軸となっているが、その挑戦の過程だけを伝えるのでは意味がないと考えていたからです。
「ただの自叙伝にするつもりがなかったのはもちろん、大きな夢や崇高な目標が無い人に対して、夢を叶えた僕が『夢を持て』とマウンティングして押し付けるような本にするつもりもなくて。
以前のもろい僕のように…他人の期待に添うような生き方に縛られていたり、自分自身の感情を感じられなくなってしまっていたり、誰かのために生きることが生きがいになってしまっていたり、良い子を続けられない罪悪感に苛ま苦しんでいるような。そんな人の希望や勇気になるような本にしたかったんですよね。となると、ダメダメな部分というか、過去にフタをした自分自身の生々しい感情も、掘り起こして向き合った上で伝えないと響かない。なのでそこが本当に大変でした。泣きながら棚卸ししましたね(笑)」
飯島は誰かの希望になるためには、奮い立つ姿だけではなく弱さも正直に見せる必要があると考えていました。飯島は、幼い頃のトラウマ、離婚した両親との関係、愛する祖父母の死、ダンサー時代の劣等感、夢への再挑戦の過程で起きた裏切り等、過去の様々な出来事とその時に抱いた感情を鮮明に掘り起こし、弱い部分や醜い部分と改めて向き合ったのです。醜く、弱く、流される自分を卑下してきたが、弱者だからこそ届くメッセージがあります。弱者だからこそ挑戦する姿が、誰かの希望に変わると考えたのです。
「リセットの効かない一度きりの人生」自分自身を信じで生きていく人が一人でも増えてほしい。
現在、本書のAmazon Kindleの販売ページには著者の生き方に感化された購読者さんからの様々なレビューが掲載されています。Amazonランキング6冠獲得を経た後、紙媒体での販売要望も数多く寄せられたことから、2024年3月には自身で製本したサイン本として、新たな命が吹き込まれ発売されることも決まった。
「レビューコメントやメッセージを通して『勇気をもらった!』『僕も挑戦を始めました!』『私も行動を始めました!』といった声をいただきましたが、読者さんから感想をいただける時は、自分のメッセージが届いているな!という嬉しさ半分、ダメさがバレた照れ臭さ半分ですね(笑)
執筆準備から始まって発売後の出版記念キャンペーンと、製作からプロモーションまでと、めちゃくちゃ大変だったけど沢山の人が応援してくれて。すべてが宝もののような経験でした。
著書のコアメッセージは『誰かのあなたではなく、あなた自身を生きろ』ですけど、そうした結果、誕生したプロレスラー『ヒロ飯島』として僕自身が活躍する事にも意味があると思っています。リング上の試合を観てくれた事をきっかけにKindle本を読んでくれる人。Kindle本をきっかけに試合を観てくれる人。どっちもあると嬉しいですよね。試合も書籍も僕にとってはどちらも作品でもあって表現方法のひとつですから。」
我々人類は、一人一人が例外なくリセットの効かない一度きりの人生を生きています。自分自身の可能性を信じることを「主人公を生きろ」を通して伝えることで、「反省はしても後悔はしない人」を一人でも増やしたいと思っています。著者・飯島裕之の長きに渡る苦悩から生み落とされた作品は、正解が猛スピードで移り変わる現代において、明日を生きるマニフェストなのかもしれません。
取材写真提供:Moe(PICRE)
試合写真提供:板井敦郎
書籍情報
書籍:主人公を生きろ(サイン本)
著者 :飯島裕之
形式 :単行本
発売日 :2024年3月31日(2024年2月29日より予約受付開始)
定価 :1480円(税込)
販売ページ:https://background.theshop.jp/items/82687698
書籍:主人公を生きろ(電子版)
著者 :飯島裕之
形式 :Kindle
発売日 :2022年12月18日
定価 :500円(税込)
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQHJL7Q4
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ