昔ながらの味を追求して40年。わたしたちのまっすぐな味への思いを込めて。手揚げもちしょうゆ味復刻版を発売します。
私たち株式会社七越製菓は、40年前に創業。創業者、片岡七郎は米どころ新潟の農家で育ち、地元の製菓会社で米菓づくりを修行。
当時の与野市(さいたま市中央区)で、兄弟とともに製菓会社を立ち上げました。そして、七郎は、その後独立。昭和59年3月、有限会社七越製菓を設立しました。七郎と妻、レイ子と夫婦二人での出発でした。
その時からこだわっていたのが、手間ひまのかかる職人の手仕事による昔ながらの製法です。押し焼きという手法でつくるせんべいが当時の主力商品でした。
その後、味の良さが評判をよび、売上げも伸び、職人も増え、現在の当社の礎が築かれました。そして、いまも主力のロングセラー製品「手揚げもち」は今年25周年。七郎の、おばあちゃんがつくってくれた、田舎の味、なつかしい揚げもちを食べてもらいたいとの思いから始まりました。
このたび、創業40周年と手揚げもち25周年を記念して、「復刻版手揚げもちしょうゆ味」を本格製造・発売することにいたしました。昔ながらの製法へのこだわりに加え、旨味たっぷりのしょうゆを復活させて、発売当初の美味しさを再現いたしました。
職人の手仕事にこだわりつづけます。
七郎は、頑固で熱心な性格。その職人気質だからこそ、頑固に守る昔ながらの製法で風味豊かな「七越の手揚げもち」を誕生させました。「製品に合わせてものづくりをしなさい。」と職人たちにいつも七郎は言っていました。「人に製品を合わせるものづくりをするのではない、人は製品に合わせてものづくりをするんだよ。人が呼吸をするように、製品も呼吸をしているんだよ。日いちにちとして同じ天候はない、一つとして同じ米粒や生地はない。」とも。
七郎の精神、言葉を大切にする、生地職人、焼き職人、揚げ職人、味付け職人の卓越した職人技がこんにちも見事に活かされています。職人が素材をみて、加工を加減する。だから、今では主流である機械乾燥をつかわずに、天日干しにもこだわっています。成形した生地を手間ひまかけて陰干し。そして晴れた日を狙って天日干しをすることで独自の生地をつくり、さくさくとした食感を生み出す。
手間ひまを惜しまずに、昔ながらの手造りだから、どこか心安らぐ懐かしさを覚えます。その素朴な味わいは、噛みしめるほどに米の甘さが増してきます。またひとつ、またひとつと、口に頬張りたくなる。そんな美味しさです。
原材料を吟味する。
人々の心に残る味わい豊かな米菓を多くのみなさまに安心して召し上がっていただくために厳選した素材、吟味した原料、組み合わせを追求し続けました。米菓には、米菓にあう醤油。煎餅には煎餅にあう醤油を選ぶ。おかきにはおかきにあう醤油を選ぶ。「七越の手揚げもち」しょうゆ味には千葉醤油を使用、塩味には天日田塩の伯方の塩を使用。生地には風味出しに、あおさや胡麻を練り込んでいる。仕上げの味付けは素朴なシンプルな味わいにこだわり、しょうゆ味は醤油のみ、塩味は食塩のみ。
パッケージ。
発売以来かわらない巾着結びの素朴な外装だが、外装袋には品質を守るバリア性の高いトリプルナイロンを使用。ソフト手揚げもちには、スタンドタイプ袋ジッパー式も導入し、遮光性の高いアルミ蒸着袋を採用。味の酸化や劣化を防ぎ、美味しさを守っている。
配送、納品について。
大手の大量生産とは異なり、注文を受けてからの都度生産や計画生産をすることで、いつも新鮮な味わいを確保して出荷。
お客様インタビュー。
家庭的な味わいなのに、家庭ではなかなかできない食感と味。子供の頃を懐かしく思い、お正月の鏡開きの餅を使って大鍋で揚げても、この食感と味には造れない。自宅では手間ひまかけて造れない。けど、やっぱり食べたいのよね。それが食べれて嬉しい、美味しい。
「縁起のいい“七”を越えた、末広がり”八“(の幸福)がみなさまに訪れるように」と願う晩年の片岡七郎
代表取締役社長 片岡陽一インタビュー。
七郎が社名に込めた「縁起のいい“七”を越えた、末広がり”八“(の幸福)がみなさまに訪れるように」という願いと、七郎の「製品に合わせてものづくりをしなさい。」という言葉を大切に、わたしたち七越製菓が残すべきことは、やはりこの製法。例えば「手揚げもち」の名の通り、当製品の揚げもちは、揚げ職人が手ざるを使いひとすくい、ひとすくい、丁寧に素材をみて手揚げと、加工を加減する味付けをしています。この卓越した職人技こそ製品に合わせたものづくりであり、「七越の手揚げもち」の美味しさを生み出しているのです。昨今の原材料高騰下における素材の厳選や原料の吟味を行い、改革すべきことは改革をし続け、この製法を守っていきたいと存じております。そして、この美味しさで「縁起のいい“七”を越えた、末広がり”八“(の幸福)がみなさまに訪れるように」、わたくしも願っております。田舎の味、なつかしい揚げもちをつくってくれた祖母の墓前にて 代表取締役社長 片岡陽一(左)と創業者 片岡七郎(右)の半世紀前の姿
復刻版手揚げもち発売秘話。
開発者とカリスマ販売員の雑談から発売することになった。
カリスマ販売員:手揚げもちしょうゆ味が発売されてから、もう25年前もたったんですね。私の知っているしょうゆ味は、えーっと、他に確か、生しょうゆ味、甘口しょうゆ味、だししょうゆ味、昆布しょうゆ味。生しょうゆ味は、生醬油だからさらっとした味。甘口しょうゆ味は、九州の甘味のある刺身醤油味。だししょうゆ味は、出汁感のする風味醤油味。昆布しょうゆ味は、北海道産昆布の濃い醬油味。揚げ職人から、発売当初の手揚げもちしょうゆ味を食べたことがあるか聞かれたのですが、実は食べたことがないんです。
開発者:発売当時のしょうゆ味は、もう少し、コクがあった気がするなあ。時代の流れで、すっきりあっさり味が好まれ今のしょうゆ味になったと味付け職人から聞いてるよ。どうぞ食べてみて。
カリスマ販売員:食べ比べると、発売当時のしょうゆ味の方がコクがあると揚げ職人から聞いたけど、その通りね。旨みもたっぷり、しょうゆ味の余韻がします、しょうゆにのど越しの良さを感じます、美味しい。
開発者:復刻版があってもいいよねー。
カリスマ販売員:はい、七郎翁の手揚げもちしょうゆ味、復刻版をお客様にも召し上がってもらいたいです。復刻版があってもいいです。
40周年復刻版限定商品「手揚げもちしょうゆ味」
商品のお求めは
●直営店(本社売店 埼玉県さいたま市中央区上峰2-3-9)
●ななこし武蔵浦和店(埼玉県さいたま市南区沼影1-3-9)
その他販売店については株式会社七越製菓本社(電話048-852-3753)にお問い合せください。
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