「瞬間の感動」から「永遠の旋律」へ、本物本格の音楽芸術の価値を再発見し、未来へ伝承するMinichestraの挑戦
ミニケストラ株式会社は、「手の平の瞬間的に訪れる感動」から「1000 年後まで響く永遠の旋律」を目指して、デジタル時代の中でアナログの魅力に焦点を当てた音楽サービスを提供します。どの瞬間も最高の演奏で聴衆に深い感動を与え、聴いた人々が自然とその旋律を頭の中で何度も繰り返したくなるような、記憶に残る音楽体験を創出します。
アナログ音楽の革新で記憶に残る体験を提供する新世代の挑戦
「Minichestra」は、誰もが知っている楽曲を中心に、聴衆に深い印象を与えることを目標に演奏活動を展開しています。小編成ながらも、弦楽器、管楽器、鍵盤楽器を含む豊かな音色と、聴き手を飽きさせない楽曲アレンジで、新しい音楽の形を提案します。
デジタルサービス全盛の時代において、音楽と映像はいつどこからでもアクセスが可能です。Minichestra を立ち上げた 2016 年は、デジタルサービス成長期の時代であり、アナログサービスを主軸とした事業展開を行う事業者は皆無だったと記憶しています。
当時そのような状況の中、継続性、発展性、そして社会的意義を軸として事業構想を描き、市場調査とユーザーからのフィードバックも参考にしながらサービスの輪郭を固めていきました。
100 年後、1000 年後の未来も変わらずに多くの人々に楽しまれる音楽を目指したい。
小編成のオーケストラが持つ迫力と魅力を象徴し、そして記憶に残る名前として、長期に渡って親しまれることを願って "Minichestra" と命名しました。
出来うる限りのアイデアと希望の全てを詰め込んで、音楽の本質を追求しながら新たな価値を創造していくと決意した瞬間でした。
本質を追求する音楽芸術の未来への第一歩
起業した直後は、実証実験の位置付けで、演奏のクオリティというよりも事業コンセプトがお客様に受け入れられるかの確認を中心に活動を行うことにしました。
短期間でメンバーを集結させ、楽曲アレンジからリハーサルに至るまでの急ピッチの準備を経て、初コンサートに臨みました。準備期間の短さは演奏に荒削りな面が見られましたが、それでもプロフェッショナルによる生の演奏は、聴衆に深い感動を与えたことを覚えています。
この実証実験での成功体験を受け、音楽の本質を追求するという創業時のビジョンを大きく変えることなく、Minichestra のサービス展開を世界中へ広げていく方向性が明確になりました。
見た目や音源も派手にデコレーションすることができるテクノロジーの時代。人々の目を引くために煌びやかな装飾も一つの手段でありました。同業者や知人から「Youtube に特化してはどうか」「コスプレなどして演奏をしてみてはどうか」等のご意見を多数いただくこともありました。
時代の流れを考えると確かにそれらの考えは間違っていないのかもしれません。ただ Minichestra として創業時から掲げている本物、本質の音楽芸術を後世に残したいというビジョン。時代の流れに左右されず、アナログの良さを生かした音楽芸術にこだわり続けることを改めて決意しました。
この実証事件としての初回コンサート以降は、定期演奏会や地域コンサートへの参加を繰り返し行なっていき、事業化に向けた構想を徐々に固めていきました。
瞬間から永遠へ、音楽芸術の質を革新する筋道
どのようにして、現在私たちが積極的に推進している事業や音楽芸術を、100年、1000年先の未来に継承していくことができるだろうか。
実証実験を通して、長期的な成長戦略と取り組むべき打ち手が明らかになったのは前述のとおりです。
しかし一方で、リハーサルやコンサートを繰り返しても演奏全体の質が思ったように向上しないという課題に直面していました。「手の平の瞬間的に訪れる感動」から「1000年後まで響く永遠の旋律」には程遠い状態であり、コンセプトを試すのと実際にサービスを事業化することには大きな隔たりがあるということを改めて実感しました。
Minichestra の音楽を後世に伝承するうえでの重要な転換点。
このまま改善するまで辛抱強く待つか、変革に向けて何か手を打つべきか。
Minichestra が掲げるビジョンに到達するための新たな戦略を模索する必要性が生まれ、幾度となく議論を重ね、大幅な改善に向けて、以下の通りミニケストラは組織運営の全面的な見直しに着手しました。
- 目的と意識の明確化
- 組織化されたオペレーションの構築
- 楽曲制作とアレンジのさらなる深化
- 効果的なリハーサル方法の開発
- フィードバックメカニズムの導入
目的意識や姿勢が違う者たちとは袂を分かつこととなりました。人材が減ることは痛手ではありますが、ビジネスを継続的に行う上で必要不可欠なことであると割り切ることにしました。
これらの改善策が成果を挙げ始め、演奏のクオリティが段階的に高まり、コンサートに参加した人々からの肯定的なフィードバックが次第に増えていきました。
未来に向けて音楽芸術の新たな地平を拓く
コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、多くの文化芸術活動が制限される中、ミニケストラ株式会社はこの期間を更なる躍進に向けた体制強化の準備期間と位置付け、リハーサルや楽曲制作に注力し、音楽芸術の更なる発展を目指しました。
2024年5月時点で、Minichestra を主体とした当社の事業ポートフォリオは以下の多岐にわたる分野に拡がっています。
- コンサート・ライブ
- 文化・国際交流
- 地域振興・まちづくり
- ウェルビーイング
- 保育・学校事業
- イベント・パーティ演出
これらの事業は、Minichestra が追求する音楽芸術の最高峰を日本及び世界に届けるための体制と仕組みの整備が着実に進んでいることを示しています。
今では日本をはじめ、ヨーロッパ、アジア、北米をはじめとする国際市場での事業展開を加速させています。
海外の大規模イベントへの参加を通じて獲得した国際的な芸術性と実績を、日本国内での教育プログラムや地域振興プロジェクトに還元し、SDGs の観点からも社会への貢献を志向します。また、オーディションの開催による継続的な人材育成にも力を入れ、音楽と国際性を融合した独自の教育プログラム展開も視野に入れています。
ミニケストラ株式会社は、「音楽」という目に見えない価値をサービスとして提供し、現代のニーズに合わせて新たな価値や可能性を生み出すソーシャルイノベーションの創造を図ると同時に、長期的な視点を持って音楽芸術の価値を高め、次世代に継承していくことを目指します。
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