オンライン日本語教材サイト「子どもの日本語ワーク屋さん」と、海外在住でもドリル教材がすぐに届くサービスを開発。子どもたちの日本語教育に想いを込める光JSの取り組み
株式会社 光JSは、オンライン日本語レッスン・日本語教材の提供を通して、海外在住の子どもたちに日本語・日本文化を学ぶ機会を届けている。
日本にルーツのある世界中の子どもたちが、日本にルーツがあることを誇りに思い、自身の人生に「日本」が在り続けられるような日本語学習とは…。
今回は、海外在住の子どもたちにおける日本語の家庭学習に焦点を当て、講師・スタッフの奮闘の様子を綴る。
「家の中でも日本語にふれさせたい」保護者の声を開発のヒントに、海外在住の子どもたちが日本語を好きになれるような教材作りがスタート
「レッスン以外の時間にどうしたら飽きずに、楽しく日本語を身に着けてもらえるだろう・・・って日々悩みながら、プリントとか色々やらせています。でも、子どもはやりたがらないし、親だとついつい口出しをしてしまって・・・。難しいです。」
当社のオンラインプライベートレッスン受講生徒のほとんどは、国際結婚をして海外に住んでいる家庭。自身も講師としてレッスンを担当している校長 梅本のもとに、上記のような悩みが保護者から時々届いていた。
日々試行錯誤しながらも頑張っている様子を聞くにつれ、子どもたちが日本語を好きになれるような教材を何か作れないだろうかと考えるようになった。
ゲームのように楽しめるオンライン日本語教材サイト『子どもの日本語ワーク屋さん』誕生!
最初に作ったのは、オンライン日本語教材サイト『子どもの日本語ワーク屋さん』。
ミニゲームやプリント、動画など、様々なタイプの日本語教材を無料で掲載している。
ともかく、「楽しい!」「もっとやりたい!」と子どもに思わせたかった。
当社に来る子どもたちの中には、現地の日本語補習校や日本語塾に通った経験があるが学年が上がるにつれ合わなくなり、日本語が嫌いになりかけた経験があるという子もいる。(日本語補習校や日本語塾のやり方を否定しているのではなく、あくまで個人差の問題である)また、日本語学習を最近始めてまずは日本語に親しんでもらうことから始めたい、という家庭もある。
「勉強」という感覚ではなく、ゲームのように楽しみながら取り組んでいたら気づいたら日本語が身についていた、というような教材を目指し、当サイトの運営を開始した。
子どもたちだけでなく、授業を行う講師の負担軽減にも
当初の想定では海外在住の子どもたちに利用してもらうことを念頭に置いていたが、蓋を開けてみたら日本語講師の教材作成負担軽減にも一役買う存在になっていることが分かった。
授業を創る講師の側の負担を減らせることで余裕ができ、講師自身がより授業を愉しむことができるようになる。それはつまり、子どもたちがより授業を愉しむことにつながる。
また、国内に住む子どもたちの日本語学習にも利用してもらえるようになってきた。
当サイトを通して日本語学習を好きになる子が増えたら、これほど嬉しいことはない。
オンラインだけでなく、紙媒体のドリルや教科書を拡充し、更なるニーズに応えていく
「子どもの日本語ワーク屋さん」が充実してきたところで、今度は紙媒体のドリルも作りたいと思った。
どれだけ時代がデジタル化されたとしても、やはり紙媒体のドリル教材の人気は衰えない。海外在住の日本人の保護者たちは、日本に一時帰国をした時にドリル教材を大量に買っていく、とよく耳にする。とは言え、日本にしょっちゅう帰れるわけでもない…海外に居ても気軽に買える教材があれば…という声に応えたいと思った。
オンライン書籍サイトでの、インターネット上で購入したら現地工場で印刷されて数日内に紙媒体のドリルが届くシステム(ペーパーバック)を採用。国は限定されるものの、海外在住学習者家庭は、わざわざ日本から送らなくても欲しい時にすぐに紙媒体のドリル教材を買えるようになった。現在は、ひらがな清音のドリルを2冊販売中である。
このドリルも、コンセプトは「子どもの日本語ワーク屋さん」サイトと同じく、「楽しく学びながら、しっかりひらがなの定着を図る」。
各ページに添付されているQRコードを読み取れば、該当のミニゲームや動画に飛び、学習をより深めることができる仕様になっている。
ドリルは今後ひらがなの濁音・半濁音や拗音、カタカナのドリルも販売予定。
同時に、教科書の制作も進めている。
世界のどこにいても、日本語に親しむ機会を提供できるように…
日本ルーツの子どもたちが、世界のどこに住んでいても自身のルーツである日本を身近に感じられるように、今後も様々な形で日本語に親しむ機会を作っていく。
□子どもの日本語ワーク屋さん□
https://kyozai.hikari-js.co.jp/
□みらひかドリルⅠ□
https://hikari-js.co.jp/event/5308
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