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娘を想う親心をきっかけに創業してから20年「化粧品から卒業できる肌」を目指す両親の姿を見て育った娘たちが語る鈴木ハーブ研究所

著者: 株式会社 鈴木ハーブ研究所

 私たち鈴木ハーブ研究所は、2024年9月17日に創業20周年を迎えました。創業のきっかけは創業者夫婦の次女 花奈さんの生後5か月ごろからの肌荒れでした。親として「なんとかしてあげたい」という一心から試行錯誤を繰り返し、ついには自ら開発した1本の化粧水によりスタートした鈴木ハーブ研究所。現在は母である鈴木さちよが代表取締役を務め、父である鈴木伸幸が商品の研究開発を担当しています。


 物心のつく前から会社を経営する両親がいる環境で育った長女の杏奈さん・次女の花奈さんへのインタビューを交えながら、創業時や会社の成長過程のストーリーをお届けします。



――― ご両親が会社を経営している、という認識は何歳頃からありましたか。

花奈さん:小学生の頃ですね。近所に住んでいる友達から「私の親が納豆ローションを使っているよ」という話を聞いた際に、父と母は化粧品の会社を経営している、ということに気が付いた記憶があります。


杏奈さん:私も小学校低学年くらいの時からありました。



――― 花奈さんの肌荒れをきっかけに創業した、というのはご存知でしたか。

花奈さん:小学生の頃には認識していました。両親が会社を経営している、と認識したタイミングと同じ頃です。自分自身が創業のきっかけと認識したことははっきり覚えていないのですが、幼いころから母にお風呂上りに化粧水を塗ってもらい肌荒れ防止をしていました。使っている化粧水は私の肌のために作ってくれた、という話は聞いていました。



――― 当時はどの化粧水を使っていたのでしょうか。

花奈さん:幼稚園に通っていた頃、鈴木ハーブ研究所の創業きっかけとなった「納豆ローション」や「フィトヴェールローション(当時の販売名「肌草々」)」を使っていたと思います。特に肌荒れがひどい部分には「フィトヴェールローション」を塗っていました。それより前に何を使っていたのかは、よく覚えていないです。


杏奈さん:私は肌荒れがなかったこともあり時々使用する程度でしたが、保湿をしたい時に「納豆ローション」を塗っていたと思います。



――― 現在の肌悩みの状況は。

花奈さん:今は当時のような肌荒れに悩むことはないです。時々ニキビはできますが、当時のような肌荒れではないです。


杏奈さん:これまで大きな肌悩みはありませんでしたが、何か気になることがあった際にはすぐに父に相談しています。今こういうことで悩んでいる、と相談するとすぐに答えてくれます。毛穴の黒ずみが気になる、と相談したときには、運動して汗を流すようアドバイスがありました。この商品を使った方がよい、というようなアドバイスよりも、肌の健康を自分で高めるようなアドバイスをよくしてくれます。



――― ご愛用している商品があれば教えてください。

花奈さん:鈴木ハーブ研究所の商品は全て使ったことがあります。「エスプライムクレンジング」は、クレンジングをいろいろと試した中でも一番良いと思い使っています。それから、肌に合わない日焼け止めを使うとニキビができやすいのですが、「フィトヴェールUVスキンケア42」はそういったことがないので、愛用しています。夏は身体にも利用します。


杏奈さん:私も「フィトヴェールUVスキンケア42」を愛用しています。母もこれが一番のお気に入りだと言っています。


花奈さん:お風呂上りには「納豆ローション」や「パイナップル豆乳ローション」を使っています。




――― 卒業できる化粧品を作ることがコンセプト。ご愛用者がいずれは商品を使わなくなることを理想としている鈴木ハーブ研究所の商品や、お客さまに提案しているシンプルなスキンケア方法について、どう思われますか。

花奈さん:化粧品を卒業するための化粧品、ということがコンセプトにあるので、それを理解できているとシンプルなスキンケア方法は理にかなっていると思います。一方で、化粧品を沢山使うことが正しいと思っている方もいらっしゃるので、どうやったら受け入れてもらえるのかを考えること、お客さまへの伝え方が大事だと思っています。意図をわかってもらい、お客様に愛される商品になって欲しいです。


杏奈さん:ずっと思っているのですが、父は世の中の2歩くらい先をいつも行っていると思います。今の時代、贅沢から距離を取って質素でシンプルな生活スタイルを好む方も増えつつあるよう感じます。化粧品に関しても、贅沢に複数の種類使うスキンケア方法から、シンプルなスキンケア方法・化粧品に頼らないスキンケア方法がメジャーになっていく日がくるように思います。



――― 20年間で印象に残っていることはありますか。

杏奈さん:今も昔も変わらず自宅の隣に会社がある環境で、小学校低学年くらいの頃、両親の仕事について理解できておらず、会社を母の友人がたくさんいる場所と思いよく遊びに行っていました。あるとき、これは仕事だと怒られたことがあり、家とは違う両親を見るきっかけになりました。それからは、ここは子どもが気軽に入ってはいけない場所だ、と幼いながらに理解し、必要以上に関わらないようにしようと思って過ごしていました。そんな中でも年に1度開催するハーブガーデンの一般開放イベントや社内イベントなどに参加した際に、ご来場者の方や社員の方も含め笑顔溢れる様子を見て、少し離れた立場からも雰囲気の良い会社だな、と感じています。


花奈さん:生まれたときから両親が会社を経営していたので、会社があること自体が生活の一部になっている感覚があります。例えば、小学生くらいの時からパッケージのデザインを見てどれがいいのかを選ぶ機会や、開発中の化粧品のテクスチャーや競合他社の商品を試す機会がありました。そういう環境からか、化粧品やマーケティングへ興味を抱きました。



――― 20年間会社を継続させているご両親に対して感じることは。

杏奈さん:すごいな、と思っています。本当に毎日仕事をしていて、家でテレビを見ている時や夕飯を食べている時も、気がついたら仕事の話題になっています。バラエティーを見ていても、ドラマを見ていても、これは会社で使えるのではないか、という話に発展していきます。10年くらい前には、両親が毎日のように夜中に会社について討論している時期もありました。どうしたらもっと良い会社になるか、ということについて、2人で熱く話し合いを毎日毎日している日が続いたこともありました。父は寝言でもよく仕事をしています。


花奈さん:お取引様との会話や電話の一部分だろうな、というようなことが分かる寝言です。仕事をしているのかな、と思って父を見ると寝ているんです。



杏奈さん:一時期、父は枕元に手帳のようなものを置いている時がありました。寝る瞬間や起きてすぐのタイミングにも、メモを書き出せるようにしていました。母も何をしている時にでも仕事に結びつけてしまいます。四六時中休みなく、会社について、仕事について、もっと良い会社にするために、もっと良い環境にするために、と考えているのだな、ということを感じています。



――― お二人が鈴木ハーブ研究所に期待していることはありますか。

花奈さん:私は化粧品の開発・製造に興味があり、そういったことを学ぶことができる専門学校にも通いました。父とは製品開発や製造に関する話もしています。学校では一般的な化粧品業界の現況について学んだのですが、鈴木ハーブ研究所の考えとは異なることも沢山ありました。例えば、有効成分の含有量には父の譲れないこだわりがあり、こだわりを貫くことでOEMの会社から断られてしまった、というようなエピソードも聞いています。父は今でもどうやったら本当に肌が綺麗になるのか、を勉強し続けています。もし今後私も会社に関わるようになった際には、父の「本当に肌に良い化粧品をつくる」という信念が変わらないように、できることならそれを超えられるような商品を開発し販売する会社にしたいと思います。


杏奈さん:母が度々言っているのですが、中小企業の会社が20年続く割合は0.39%ととても少ない割合と聞いています。20年続いたことが奇跡のようにすごいことだと思っています。これから先も30年・40年と続くと嬉しいです。そして、鈴木ハーブ研究所の商品を使うことで、お客様が肌の悩みから解放されて欲しいですし、妹が笑顔になったように小さいお子さまにも安心して使っていただきたいです。両親からは、社員の皆さんをはじめこれまで支えてくださった方のおかげでここまで継続できた、と聞いています。今後も社員の皆さんや支えてくださっている方々が、仕事や商品を通して充実した日々を過ごして欲しいと思います。




代表 鈴木さちよの語る創業ストーリー

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