「いい先生になるためには、いい生徒になろう」。東進衛星予備校MSGnetworkのルーツと未来を繋ぐストーリー
東進衛星予備校MSGnetworkを運営する株式会社アイトップ(本社:横浜市 代表取締役社長:岸陽一郎)は、岸社長が大学在学中に立ち上げた会社です。
経験と実績が豊富なプロの講師陣による映像授業を活用し、難関の国公私立大学で抜群の合格実績を上げています。
個人の学習状況に合わせた受験勉強のサポート体制は、生徒とその保護者からも「本当に受かる予備校」と評判です。
今回は岸社長が、自身の生い立ちや学習塾業界に入った経緯、経営理念などについて語ります。
映像授業のライブラリーに衝撃
アイトップのルーツは、岸社長の父が経営していた学習塾「明昭義塾」です。岸社長が受け継ぎ、1998年に設立されています。
最初は小・中学生向けでしたが、高校生向けの授業も充実させようと、東進ハイスクールの映像授業を取り入れました。
ちょうどその頃、大学受験を控えた岸社長も塾に通って授業を受講。
授業を収録したビデオライブラリーが豊富で、自分に必要な授業を選択して組み合わせられることに衝撃を受けた岸社長は「志望校の慶應義塾大学に合格したのは、ライブラリーのおかげ」と語ります。
大学入学後は、午前中は大学の講義を受け、午後からは父の塾で仕事の手伝いを開始。
夜遅くに帰宅してからは、大学の課題やレポートに取り組み、翌朝6時前には高校の校門前で、部活の朝練習に来る生徒たちに塾のビラを配布するという生活を送っていたようです。
東進衛星予備校のネットワークで合格実績1位に
塾の手伝いをしていた頃、全国にある300~400ほどの東進衛星予備校の教室の中で、合格実績が1位になったことがありました。校舎の運営に携わるスタッフは全員が大学生でしたが、「1位になったことで自信がついた」と岸社長は話していました。
大学卒業後、父に東進衛星予備校の事業計画を提出し、「経営を任せてほしい」と願い出たそう。
そのときから、商品力の高い一流講師の授業に生徒へのサポートを加えれば、より優れた予備校になると岸社長は考え、今の「モチベーション(Motivate)を管理、サポート(Support)して合格までガイド(Guide)する」という「MSG」の理念に繋がっています。
自分を変えた担任教師の言葉と1年間の休養
岸社長の幼い頃はあまり体が強くなく、運動も不得意だったようです。
しかし、小学3~4年生のときの担任教師が言ってくれた「苦手なことでも、それを乗り越えていくのが挑戦だよ」という言葉をきっかけに考え方もかわり、好きではなかった毎朝のマラソンを続け、体を動かすことも好きになったというのです。
「担任教師には、苦手なことも全力で向かっていけば乗り越えられることを教えてくれたと感謝している」と岸社長は話していました。
大学卒業と同時に社長に就任した後には、がむしゃらに働く時期もあったそう。その結果、無理な働き方がたたって体調を崩してしまったのです。
1年間の休養を余儀なくされ、岸社長は「自分がいなくなったら会社が倒産してしまう」と感じたと言います。
ところが、なぜか会社の売り上げは伸びたのです。不思議に思っていた岸社長は、社長代行を務めていた父から「社員は一人ひとりが自分の得意なことを活かして仕事をしている」という話を聞きました。
それまでは、体を壊すまであらゆることに口を出し、営業活動まで岸社長が行っていましたが、その言葉を聞き、チームで仕事をすることの大切さを痛感したそうです。
ボクシングへの挑戦がチーム制導入の契機に
体調が回復してリハビリを始めた頃、体が弱く運動が不得手だった小学生時代を思い出した岸社長はその後、ボクシングを始めました。なかなか上達せず、試合に出ることも叶わなかったようですが、「人には得手不得手があることを実感し、人の痛みも心から理解できるようになりました。」と話しています。
そのことから、自分なりに全力を尽くしている社員は、結果に関わらず正しく評価しなければならないという想いにも至り、仕事を分担するチーム制を導入しました。岸社長いわく「入学説明会や営業、説明会など、各分野で仕事を分担したことで、自分の仕事に責任とプライドを持って対応してくれている社員がさらに増えた」そう。
このことが岸社長の自信にも繋がり、「社員は生徒のために前向きに、真面目に一生懸命働いてくれています。トラブルや失敗については素直に反省し、改善に向けて努力しており、手を抜いている社員は誰1人いません。」と語りました。
社員が楽しく前向きに働ける環境づくりに注力
株式会社アイトップでは「社員第一主義」を掲げています。いくら「生徒第一」を強調したとしても、生徒に接する社員自身が幸せでなければ、本当の意味で生徒を大切にすることはできないと考えているからです。
岸社長は「生徒の夢の実現を応援するため、休むべきときはしっかりと休み、公私とも充実した幸せな人生を送ってほしい」「社員が疲れ切っていたら、良い指導などできるはずがない」と話し、まずは社員に幸せになってもらうことを大切にしています。
今働いている社員、未来の社員に伝えたいことは同じで「いい先生になるためには、いい生徒になろう」ということ。
岸社長は「生徒と共に勉強し、受験をするつもりで仕事に取り組み、楽しく前向きに働いてほしい」と願い、自身も「そのように働ける環境づくりに力を入れたい」と強く語りました。
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