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ビリギャルも、このサイトから生まれました。

社員たった3名の小さなデザイン会社から総勢35名のクリエイター集団へと躍進。自社ブランド展開と中小企業に必要な「クリエイティブ × ブランディング」を提供するタイタン・アートの歩み

著者: 株式会社タイタン・アート

株式会社タイタン・アートは、2006年に大阪の古い下町のマンションの一室で誕生しました。現在では、年商数億円規模となり、デザイン制作からブランディング、マーケティング支援までクリエイティブ領域を一貫して手がけるクリエイティブカンパニーへと成長しました。



●自分たちの成長が会社の武器に

下請けデザイン会社としてスタートした当社。当初はデザインの一部を担当するような小さなデザインプロダクションでした。そこから、少しずつ領域を広げていき、現在では、商品パッケージや店頭販促から、ホームページ、パンフレット、ロゴデザイン、ブランディングまでをご提供することが可能です。会社の成長とともに、デザインの領域を広げてまいりました。


●暗中模索の中うまれた自社ブランド

現在は年間数億円を売りあげる自社ブランド「KLON(クローン)」。

「会社に新しい柱を」という思いから自社ブランドの開発に創業まもなく取り掛かりました。現在のKLONが生まれるまでに、たくさんの商品が生まれ、消えていきました。試行錯誤の結果が今のブランドにつながっています。


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本稿では、そんなタイタン・アートが創業時から地道に歩んできたストーリーや、今後の事業への思いを、創業者の米原太一に聞きました。


代表の米原(左)とディレクターの鈴木(右)

■創業への決意。ひたすら営業に回る日々へ

―――創業の経緯を教えてください。タイタン・アートの創業の前は、何をしていたんですか?


米原:大学を卒業して20代の時、会社員だった時期もあって、音楽関係の小さなデザイン会社に入ったんです。そこがまあ時代や業界的になかなかハードでした。入ってすぐその日から深夜3時まで、3ヶ月間休み無しとかが続いて。そりゃあすぐに辞めたくなりました(笑)

でも単に嫌だから辞めるのはまずいなと思って、どうせ辞めるならと開き直り、その前に改善案を出しまくったんですね。こうした方が仕事が早くなるとか、こうした方がいいものが出来ると、当時の先輩や社長に対して。

それで気づいたら4年経ってて、休日出勤や残業もほぼ撤廃できて、最初は数名だったメンバーも10人以上に増えて。私もナンバー2を任せていただく立場になっていました。


―――会社を改革できて、手ごたえも感じられたのではないかと思います。それからどうしてタイタン・アートの創業に到ったんですか?


米原:確かにその頃は、ディレクションやマネジメントのいい経験をさせてもらいました。創業してから会社を組織化していく原点にもなったと感じます。

でもその頃、自分に問いかけていたのが「ずっとこのままここでやっていくのか」で、答えはNoでした。思えば、人の会社ではなく自分で起こしたいという気持ちがあって。経営者をやっていた父の姿をすぐ傍で見ていた影響もありますね。

その後も、自分の足が止まるたびに「結局やらないんか、自分」っていう思いに突き動かされて、個人で受けた仕事の依頼をきっかけに、創業に踏み切りました。

2006年、私が27歳の時ですね。


―――創業当初の話を聞かせてください。


米原:やっぱり最初は会社に対してまわりの信用が無いから、自分で営業をしていました。最初は3名のメンバーで始めたんだけど、社員にデザインを任せたくても仕事が無いとどうしようもない。一番の課題は仕事をいただくことでした。

まず営業メールをひたすら送って、それから訪問のアポが取れたら行くんですけど、そこの道中にあるビルの会社の表札もひたすら携帯で写メ撮って。それで会社に戻ってから、さっき撮った会社の表札からホームページを調べて、またさらに営業メール送ってみたいな、そういうことを地道にやってました。純粋に飛び込むより楽だし、自分の行動範囲内で、一石二鳥だったので、基本このスタイルで営業してました。ま、飛び込み営業の度胸がなかっただけなんでしょうが(笑)

大変だけどやるしかなかったし、合理的だったと思います。この感覚は今も営業メンバーにも話してるし、今でもそういう考えで私自身、行動しています。


■営業を重ねて気付いた「組織化」の大切さ。社員一人一人が力を発揮できる集団に

―――それは地道ですね…。他に、大変だったことはありますか?


米原:大変だったというか、記憶に残ってることはありますね。

ある京都の会社の担当者さんとアポをとらせてもらって、そこに行って、うちの会社の作品集をお見せしながら説明をするっていう時に、その上司の方が後から出て来られて。

その方が私の前に座って、パーっとこう、めくるんですね。作品集を10秒くらいパラパラっとめくってから「ないですね」って言って、ファーってその場を立ち去られて。京都まで行って、10秒ですよ。

その時は、私もそちらの会社のドアを開けて出てから50mくらい歩いて、思わず1人で立ちすくんじゃって。さすがに。


それと、やったことのない立体のパース図のご相談を受けて、やったことがないから難しいとお答えしていたら、急に「そう、じゃあもういい。」と立たれて、ドアのところで「はい、どうぞ。お帰り下さい、ありがとう」と追い出されるように。

その時はショックだったけど、学びました。せっかく可能性を感じてくれているお客様の前で、ただ断るんじゃなくて、自分に何ができるかって考えるように。



それと当時、デザイン業に対して、ある社長から、「デザイン業って日雇いの作業員だよね」と言われたことがありました。

これは言葉の意味としては、フリーランスの延長で、日銭を稼ぐような意味で。

でもそれが、悔しいというより、言わんとするところはわかったんです。

それでやっぱり組織化が大事だって思って、現場でただ口を出すんじゃなくて、信頼する社員には思いきり任せるようにしました。


デザイン制作例/イルミルド ENERICHE


この頃から地道に、お客様が店頭で必要とするポップとかチラシとか、細かいものから仕事をいただいて、一つ一つ応えてきたことが今に繋がっています。

机上の空論じゃなくて、現場で必要なデザインをお客様と寄り添って、ちゃんと作るっていう。


今ではタイタン・アートは35名の体制にまで育ち、社員一人一人が本当に主体的に、自分で考えて動ける人が多くなりました。私も人に任せることができるようになったから、組織化できて、みんなが力を発揮してくれるようになったと思います。


デザイン制作例/レオンアーツ ブランディングデザイン(ロゴ・パンフレット)

■自社ブランドへの挑戦。「Japan Modern Collection」「KLON」の立ち上げ

―――事業のもう一つの柱、ブランド事業はどうして生まれましたか?


米原:「気持ちを込めたデザインが消費されて消えていく寂しさ」と「デザインの受託だけでやっていく怖さ」がありました。


会社をもっと安定化させたいし、自分達の創るものの価値を感じて、もっと残るものにしたい。

そんな思いから、創業して2年目からデザイナー達と、オリジナルの雑貨ブランド「Japan Modern Collection」を始めました。


知育玩具「SASTON」(特許取得済み) / 傘立て「KASABEe」


最初は周囲で「そんなの売れないよ」という声もありましたが、何とかブランドの年商4500万円を上げられて、ロフトやハンズでも置いてもらえたりして、徐々に手応えがつかめたところがありました。少しずつ影響力を増してきたEC(イーコマース)の勢いもあったと思います。


その後に立ち上げたブランドが「KLON(クローン)」です。


KLONのSOLAR WATCH / BACK PACK


時計やバッグが今の主力商品で、これまで色々なラインナップを展開してきましたが、一つ一つの商品において、身に着ける人達のシーンをイメージし、そのデザインを大事にしてきました。


また同時に、これらのブランド運営の経験が、デザイン制作を依頼される方々に実のある経験として興味をもってもらえているようです。


―――ブランド立ち上げは難しそうに感じます。何か良い方法はありますか?


米原:いざやろうとする時に、多くの人は「ふんばり過ぎ」だと感じています。

もちろん、ブランドの立ち上げや運営は大変だし、いろんな工夫や労力を使います。

でも、何かを作って人に届けることって、始めてみないと、いつまでたっても先に進まない時がある。何か手を動かしてみる、勇気を出して決めてみる。そういうことが大事なんです。


気張り過ぎて、なかなか進まなかったら一度、肩の力を抜いて、お客様の立場に立ったり、自分たちができることを素直に考えて、小規模な資金と人員でもまずやってみる。


その知見やデザインは当社のような会社がフォローできるから、思いきり考えてみて、まずどんなに小さくても形にしてみましょうと言いたいですね。

■クリエイティブで課題を解決する

―――これからタイタン・アートをどんな会社にしていきますか?


米原:タイタン・アートの強みは、地道にデザインを作ってきたからこそ、現場で「使える」デザインを作れる。それと自社ブランドを運営してきたっていう実体験の2つだと思います。


いつでもお客様が求めることは、課題解決でした。

デザインそのものが人の心を動かす力を持っていて、それはデザインを作り続けてきた弊社が何よりも感じています。大事なのはそのデザインで、何ができるかということ。


これからの中小企業には、クリエイティブなものの考え方と、自社を広く世間に魅せるブランディングの両方が必要とされています。タイタン・アートには、自社ブランドを立ち上げ、そしてまた多くの企業様のクリエイティブに携わった私たちだからこそ提案できる独自の施策があります。


AIが発達して多くが合理化されていくこれからの時代も、人の課題を解決する時に、クリエイティブが果たす役割は大きい。


タイタン・アートは、クリエイティブの力で課題を解決する集団として、中小企業の

「クリエイティブ×ブランディング」のお役に立ちたい。そう考えています。


【各種サイト】

公式:https://titan-art.com

KLON:https://klonklonklon.com

撮影スタジオ:https://utsubostudio3.com


【会社概要】

社名:株式会社タイタン・アート

代表者:代表取締役 米原太一

所在地:

<大阪本社>

〒550-0013 大阪府大阪市西区新町1 丁目28-11 安川ビル4F

<東京オフィス>

〒150-0001

東京都渋谷区恵比寿1 丁目26-18


【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社タイタン・アート(WEBシステム事業部)

担当:鈴木

Tel:06-6170-2501

Mail:order@titan-art.com




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