多面的な仕事、すべてお客様に一番近い場所で
オンラインで世界で一つの花を注文できるサービス「Sakaseru」。Sakaseruは舞台やライブ等、公演祝いの花を中心にご注文を頂いています。お客様のほとんどは公演に出演する演者の方々を応援する、「ファン」の皆様。
そんなSakaseruメンバーの中でも、お客様と触れ合う機会が一番多いスタッフの"アスカ"。
花の購入前の事前相談対応やTwitterでのコミュニケーションまで担当し、お客様との距離が一番近いメンバーです。
そのほか演者様インタビューなど、幅広い仕事を担当する"アスカ"に、日々のお客様ご対応への想いから、彼女を形成する背景まで、代表兼エンジニアの小尾がインタビューしました。
お花のご相談担当としてコロナで感じたこと
アスカさんがSakaseruに入ってから2年が経ちました。
この2年間の中で、お客様のご対応で大切にしてきたことを教えて下さい。
なるべく先入観なく、お客様が一番大切にしたいことは何かを考え、考えたあとも決めつけずに確認をしながら対応するようにしています。
例えば、同じ公演に贈るお花であっても、公演自体を盛り上げたいのか。それとも、出演される演者様への想いが強いのか。原作のファンなのか。それぞれ異なるお花になります。
望む事に対して、紹介するフラワーデザイナーや私の対応も異なってくるので、その方がどんな方なのか、何を望まれているのか、よく読み取ってご対応をしています。
今までのご対応で印象に残っている嬉しかったことを教えて下さい。
一番印象に残っているのは、公演のお祝い花の相談で色々やり取りをさせて頂いたお客様から、対応のお礼としてgiftee(※)のギフトを頂いたことです。
勿論ギフト自体も嬉しかったのですが、その当時まだ入社してすぐの頃で、自分の仕事の意味を捉えきれていない時でした。そんな時にgifteeという形でお客様のありがとうの想いを形にして下さったことで、自信にもなりましたし、とても嬉しかったことを覚えています。
※giftee : オンラインで気軽にギフトを贈ることが出来るサービス
お客様からギフトを貰うことなんて、中々体験出来ないことですね。
その後、新型コロナウイルスにより、Sakaseruの売上は大幅に減ってしまいました。お客様の相談の数も一気に減ってしまい、アスカさんの仕事が大幅に減ってしまった状況でした。その時の率直な気持ちを教えて下さい。
正直に言えば、ほっとした気持ちと、不安な気持ちとがありました。
実はコロナの直前、1月ごろは、お客様のご対応でかなり一杯一杯でした。打ち合わせや執筆作業といったご相談対応以外の仕事をしている時も、常にお客様のことが気になって、集中できていませんでした。結局まとまった時間が必要な作業は、休みの日にやってしまったり。それが無くなって、余裕を持って他の事が出来るようになったので、そういう意味では安心してしまいました。
ただ、ご注文の数が一気に減り、会社の経営に不安はありました。
少しでも会社の寿命を延ばすために、私から代表の小尾に「暫く休ませて貰う方がよいでしょうか?」と提案までしました。
Twitterの運用や演者様インタビューなどは直接利益にはつながりません。新しい仕事を探しても、そう簡単に利益に結びつけることはできませんでした。それなら、私の人件費が勿体ないと思ったんです。
それでも、休まずにSakaseruの運営をしてくれましたね。諦めずに続けた理由を教えて下さい。
小尾に休むことを提案した時、「アスカさんが休むよりも、こういった大変な状況だからこそ前進することに意味があるよ。停滞していた方が会社の死期が早まる。アスカさんが必要なので、一緒に前に進もう」と言ってもらえたからです。
正直、その時は半信半疑でしたが、今ではそう言って貰えて良かったと思っています。
特に、みんなでSakaseruのリリースの時にもしいなかったら、今のように一生懸命、広報活動できていなかったと思います。そう考えると、あの時小尾の言葉に従ってよかったと感じてます。
漫画・Vtuberオタクとして
大変な状況の中、諦めずに前進してくれていること、とても感謝しています。
日々運営をする中で、アスカさんのオタク文化への深い理解は、Sakaseruの一つの強みです。そんなアスカさんが、オタク文化を好きになったきっかけを教えて下さい。
幼い頃から家には母や姉の読む少女漫画が沢山ありました。
そんな環境なので、漫画に自然と親しむようになりました。
次第に自分のお小遣いでも漫画を買うようになり、少女漫画から少年誌へ、少年誌から青年誌や女性誌へ、最近ではWEB漫画へと読むジャンルがどんどん増えていきました。
どのジャンルでも、心情の描写を大事にしているストーリーが好きです。
ご家族の漫画好きがルーツだったのですね。
アスカさんは漫画に相当詳しいですが、月に何冊くらい読みますか?
雑誌も含めて、月に50冊は買って読んでいます。多い月で100冊以上、5万円位漫画に費やしています。私の知らない面白い作品はまだまだあるので、いくら読んでも全然飽きません。
最近はほとんど電子書籍で買うというアスカのKindle
月に100冊とは想像以上です。本当に好きなんですね。
最近だと漫画に加え、VTuberにもハマっていますね。好きになったきっかけや、ハマっているポイントがあれば教えて下さい。
VTuberを好きになったきっかけは約2年前です。
以前から好きだった匿名ラジオ(※)というWEBラジオに、にじさんじ(※)の月ノ美兎(※)さんがゲスト出演されていたことでした。その時「Vtuber」という存在そのものを初めて知りました。その後も匿名ラジオのメンバーと月ノ美兎さんとのコラボ企画などで、より深く月ノ美兎さんの事を知り、次第に好きになって行きました。
※匿名ラジオ:WEBメディアオモコロ編集部でブロガーのARuFaさんと、オモコロ編集部でライター/小説家のダ・ヴィンチ・恐山さんが毎週木曜に更新しているWEBラジオ。無料で聴けます。
※にじさんじ:100名を越えるVtuber(バーチャルライバー)を抱える、Vtuber事務所。
※月ノ美兎:にじさんじの1期生で、にじさんじの中で最もチャンネル登録者数の多いVtuber。
月ノ美兎さんの魅力を教えて貰えますか?
あくまで私の個人的な意見ですが……リスナーを楽しませる為に常に新しいこと、思いもよらない事をしてくれるところです。
例えば、流行ってるゲームがあったとして、1回目は普通にプレイしても、2回目以降は普通に遊ばず企画と絡めてプレイしたりするんです。
さらにちょっとしたことで言えば、ゲーム実況の中の選択肢の選び方も「それ選ぶ!?」と思ってしまうようなことも多いです。
単純に面白いし、リスナー想いなところは尊敬できますし、友達に居たら良いなと思える存在です。
アスカさん自ら月ノ美兎さんのスタンド花の企画を立てた位ですもんね。
それとは別に、過去に自分の好きなキャラクターイメージのお花をSakaseruを通じて頼んでくれました。実際に存在する人にお花を贈る事が一般的な中、キャラクターのお花を注文するのは珍しいことだと思います。そのきっかけや、その時の気持ちを教えて下さい。
私はTalesWeaver(テイルズウィーバー)(※)というオンラインゲームが大好きでした。
しかし、15年位続いているゲームにも関わらず、グッズがほとんど販売されておらず、何かの形で彼女を思わせるものを私のそばに置いておきたいとずっと思っていました。
そんな時、Sakaseruのお客様がキャラクターイメージのお花を注文されているのを見て、私も同じことをしたいと思いました。
それがきっかけです。
※TalesWeaver:NEXON社が運営するオンラインRPG
キャラクターイメージの商品であれば、お花以外でも良かったのではないですか?
確かに、花以外でも良かったかもしれません。
でもお花にした理由は、身近でSakaseruのフラワーデザイナーがきっちり仕事しているのを日々見ていたからです。きちんと私の気持ちを受け止めてくれると確信していました。
アスカが依頼した花
お客様の中には、このようなキャラクターイメージのお花を望まれる方もいらっしゃいます。私が実際に好きなキャラクターのお花を頼んだからこそ、お客様の気持ちもすごくよく分かります。
インタビューアーとして
また、お客様ご対応とは別に、演者様インタビューもアスカさんの仕事の一つです。
今まで合計22名の演者様にインタビューをしました。インタビューを始めた頃と、現在で、インタビューをする中で変化があれば教えて下さい。
一番大きな変化は、演者さんという方々に対して、フラットな目線で見れるようになった事です。
それまではどこか、私とは違う存在として捉えていて、その感覚が必要以上の緊張につながっていました。
しかし、インタビューをしていると、演者さんの人間らしさも見えていきます。回数を重ねるうちに、演者さんだって私と同じ人間、同じ存在だという意識が強まり、同時に同じ人間だからこそ、尊敬の念も強く持てるようになりました。
取材の場でストレートにそういった気持ちを演者さんにお伝えすると、お互いに緊張もほぐれ、フラットな目線でインタビューできます。
演者さんとフラットな目線でお話することで、相手の方も心を開いてくれているのかもしれませんね。アスカさんのインタビューは演者さんの人間性を深堀りする印象がありますが、その理由を教えて下さい。
私自身がオタクなので、もし私の好きな人のインタビューがあれば、そういった事を知りたいからです。
演者さんによっては、既に「出演している役について」という形で、数多くのインタビューが実施されていることもあります。
しかしそういう形のインタビューは、演者さんご自身の事よりも、出演される番組や舞台の宣伝の意味が強いものが多いですよね。
一方で、ファンの方は"演者さんの"ファンですから、演者さんご自身の事を、より深く知りたいはず。そう考えて、可能な限り演者さん自身を深堀りする内容を引き出せるよう、インタビューをしています。
みんなでSakaseruを通じて
最近でははじめてWEB開発にも携わりましたね。
構想していたみんなでSakaseruが、実際に形になりました。サービスを通じて、お客様にどの様な価値を提供したいですか?
シンプルに、楽しい世界を提供したいです。
私自身が楽しいことが好きなので!
以前私が花の企画をした時には、初めてだったこともあり、その過程は「大変」が大きかったのが本音です。
最終的にはやって良かったなと思えましたが、そこに至るまで正直「きつかった」んです。
これはあまりお客様には感じてほしくない事です。
なので、みんなでSakaseruを通じて、主催者・参加者・演者さん・花贈りに関わる全ての人が幸せになると良いな、と思います。
システムでより主催の方の負担を減らしたり、逆に、参加者の方にもみんなでSakaseruを挟むことで、安心してお金を預けて頂いたり。誰にもしわ寄せが行かない世界を実現したいです。
加えて、花贈りがもっとオープンで気軽な文化になってもらえたらと思います。
例えば、今までの花贈りは「一部の人がやるもの」というイメージが強いように思います。実際、私は比較的濃いオタクで、Twitterも10年以上やっていますが、Sakaseruに入るまで花贈りに関してほとんど知識がありませんでした。
花贈りは、ごく一部の方の文化。そうではなく、お花贈りはそんなに特別なことじゃないんだよ、と。そんな世界を、みんなでSakaseruを通じて提供したいです。
共感します。みんなでSakaseruを使えば、少額から、世界中から気軽に想いを届けることが出来ますもんね。
コロナの状況下、まだまだ閉塞感が強い状況が続いています。そんな中で、Sakaseruを通じて、やりたいことがあれば教えて下さい。
みんなでSakaseruを通じて、明るい未来、そして、また花贈りが出来るようになる日々を見せてあげられたら良いなと思います。公演が大々的に再開される時期は誰にもわからないけれども、今ちょっとずつ小さな規模で花贈りが再開しはじめています。公演の運営側の方、という意味も含めて、多くの方が試行錯誤しながら花贈りを試みています。
そういう方々と一緒に、私たちSakaseruも頑張ることで、花贈りの明るい未来を伝えられたら良いなと思います。
最後に、入社してから今日までの間で、アスカさんから見るSakaseru、そしてSakaseruのお客様の景色に変化があれば、教えて下さい。
2年前に比べ、大きく変わったのはやはりSakaseruを知って下さる方が圧倒的に増えたことです。とても嬉しくありがたく、また多くのお客様とコミュニケーションさせて頂けることも、楽しく感じています。
驚くようなご依頼も増え、お花の完成写真はどれもわくわくしながら拝見しています!
そして同時に、様々な意味で緊張感を感じるようにもなりました。
Sakaseruというブランドへの信頼が積み上がる中で、私の対応ひとつでSakaseru全体に対する信頼が左右されてしまうという緊張感です。
しかしそのお陰で、入社当初はまったくわからなかった花について知識を増やしたり、お客様のご相談のポイントを素早く適切に把握できるようになるなど、私自身成長することもできました。
緊張感を良い方向に変えられたこと、これも、この2年間の大きな変化です。
これからもお客様のお気持ちに寄り添いながら、自分自身も成長させていきたいと思っています。
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株式会社Sakaseru
https://www.corporate.sakaseru.jp/
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