令和のインターネット広告はどう変わる?人が担うべき本質的な仕事とは
「AIや技術の進化が、人の働き方を変える」
数年前からさまざまなメディアで話題となっているこのような論調。最新技術を搭載した製品が世の中に増え、AIやロボットが身近な存在になるなか、私たちの仕事や働き方は日々変化をし続けています。来たる新しい時代に向け、我々はどのように動いていくべきなのでしょうか。
さかのぼること約3年前。私たちアドウェイズはインターネット広告企業としてこのような未来を注視し、「人と機械の共生」というテーマを掲げ動き始めました。人にしかできないこと、機械が得意なこと。その2つを完全に分離し、互いが得意なことを最大化させる。という考え方です。
そしてこの「人と機械の共生」を推進していくにあたり、私たちが最もフォーカスして考えたことは「今、人が向き合うべき仕事とは何か」という点でした。
今、人が向き合うべき仕事とは
機械の得意な仕事を機械に任せることができれば、人は人の心をゆさぶるプロダクトやシステムを今までより時間をかけ深く考えることが可能になります。しかし現状は私たちも含め、日々のルーティンワークに忙殺されている人が多いのが現状。これを変えるためには、機械に任せるべき仕事を正しく認識し、ルール化をした上でリソースを開放していかなければなりません。そうすると自然に、本来一番力を入れなければいけない“思考し想像をする”=“人が向き合うべき仕事”にリソースを回すことができるのではないでしょうか。
その結果、工数を削減するためだけに機械を使うのではなく、分析や予測、データの収集など機械が得意なことは機械に任せ、その空いたリソースでさらに効率が高く正確な機械を作っていくことも可能になります。このように人と機械の互いが得意なことを最大化させる仕組みを作ることができれば、私たちはこれまで以上にプラスの価値を提供することができるのです。
もちろん言葉にするのは簡単で、実現に至るには時間がかかるもの。しかし、この概念を取り入れながら理論に沿ったプロダクトを提案し、仕事の質を上げていく。私たちアドウェイズはそこに重要な意味があると思っております。機械を作ること、機械による自動化を最大限に生かすこと、そこだけにフルコミットをするわけではなく、人と機械が共生して初めてプラスに転じるのです。
そんな構想の立ち上げから数年。あるべき未来を模索しているうち、社内からたくさんの「人と機械の共生」の概念に沿ったアイデアが生まれ、そしてプロダクトとして世に発表することができました。
私たちはどのように「人と機械の共生」を実現しているのか、下記に例を挙げてご紹介します。
「人と機械の共生」を実現。開発責任者・山田が語る、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN(ユニコーン)」とは
UNICORN開発責任者の山田です。
ここからは、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN(ユニコーン)」を例に、私からお話をさせていただきます。
マーケティング本来の姿の実現をするべく開発したUNICORNは、機械学習により広告配信の“未来予測”が可能になるプラットフォームです。これにより、今まで人が行ってきた非効率な単純作業を減らし、機械が得意なことは機械に任せ、人はどういった訴求がユーザーに対し効果的なのかを考えることが可能になりました。
もちろんUNICORNは、ユーザーへの訴求に合わせたターゲティングも行えます。ターゲティング設定後の配信最適化はUNICORNが自動で行うため、広告を配信するだけで、ユーザーとのコミュニケーション量の最大化を図ることが可能に。その上、自動的に「人によるものではない広告表示を除外」し、本来届けるべきユーザーに広告を配信することができるのです。
ニーズに合った広告が配信されるこの仕組みは、ユーザーからも好意的に捉えられ、ポジティブな反応がある場合はより厚く配信することも可能。なお、従来の運用型広告は、効果を出すために配信先やクリエイティブを変えるなど、運用者がノウハウを駆使し時間を削っておこなっていましたが、UNICORNはここを完全に自動化することを目指しています。この仕組みにより運用者、そして広告主も“より本質的”なところに目を向けられるようになりました。
例えば、株式会社Mawariと共同で開発した「インタラクティブ3Dアド」(※)。これは回転、ズーム、色変更などユーザーが実際に広告に触れることができる全く新しい形の体験型広告。3Dモデルを使用することでプロダクト、ブランド、キャラクターの魅力を、よりリアルに訴求することができます。
もちろん、ただ新しい体験というわけではなく、この広告には「人と機械の共生」としての側面もあります。従来のバナー広告はインプレッション数やクリック数などのデータしか計測できていませんでしたが、「インタラクティブ3Dアド」は実際に広告に触れることができるため、ユーザーが広告の「どんなところに興味を持ったのか」を数値化できるようになりました。
広告上でユーザーがどれくらい3Dモデルを回したか、どんな色を好んでいたのか、などのデータを活用し、自動的に広告配信の強弱をきめ細かくコントロール。さらに複数の指標から分析することが可能となります。
実際に配信結果を見てみると、これまで思いもしなかったターゲットからポジティブな反応が出ていたり、広告主や我々が想定していなかった色が一番多く見られていたりなど、潜在ニーズが得られるというのも特徴の一つ。
このように、機械にしかできないきめ細やかな配信調整が自動でできるからこそ、人が想像できなかった結果を得ることができ、そこからまた新たな気づきを得ることができる。これが我々が考える「人と機械の共生」という概念です。
そして広告を提供されるユーザー側にもメリットが。触って面白い「インタラクティブ3Dアド」は、従来の広告に比べて好まれやすい点も特徴です。
https://www.adways.net/press/adways452.html
(※)UNICORNはKPI達成を重視した広告配信を行う「パフォーマンスモード」、デジタルアドを活用してユーザーとの接触機会を増やす「エンゲージメントモード」の2種類を揃えており、今回紹介をした「インタラクティブ3Dアド」は「エンゲージメントモード」に搭載されている機能となります。詳しくはこちら(https://uni-corn.net/)
人と機械が共生する未来をアドウェイズは描き続けます
今、この瞬間も世界は変容し続け、そして、人と機械が共生する未来は可能性に満ちています。
もちろん、先述した「UNICORN」以外にも、アドウェイズでは現在さまざまな「人と機械の共生」の概念に沿ったプロダクトを開発しています。そして近い将来、今まで見たことないようなサービスやプロダクトを皆さんの元へたくさん提供していきたいと考えています。
そして、今後もこのSTORYでは、「人と機械の共生」に沿ったアドウェイズのプロダクトを紹介していきます。
ぜひ記事をご覧いただいた皆さんの、何かしらのヒントになれば幸いです。
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