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あなたの物語を教えてください

半沢直樹で話題の銀行員から大きくキャリアチェンジし、ベンチャー企業で多くの新規事業を立ち上げたエンジニアが、RevCommにジョインした理由

著者: 株式会社RevComm

こんにちは、RevComm(レブコム)広報担当です。


今回は、当社の執行役員 VPoEであり、社員第1号でもある川田敏巳(かわたとしみ)のストーリーをインタビュー形式でお届けします。



川田は、金融業界を経て、エンジニアに転身し、フリーランスとして独立、起業。その後はベンチャー企業の事業部長として、フルクラウド通信分野にて5つの事業を立ち上げ、収益化しました。


そんな経験を持つ川田に、なぜRevCommにジョインしたのか、どのようなところが魅力的だったかを中心に、話を聞きました。

物理解決に不安を抱きエンジニアに転身……プログラミングに魅了される


――大学卒業後は、どのような仕事をしていたのですか?

昔から、私の中で幹にしているものは「ビジネスマンとしてのプロフェッショナル」でした。そこで社長にたくさん会えるだろうという理由で、銀行に就職しました。今、銀行はドラマ「半沢直樹」で大注目を受けていますね(笑)


今は技術の仕事をしていますが、元々は金融が専門。融資営業をしていたのですが、セールスがとても得意で、数字もかなり取れていました。


私はよく、「論理解決」と「物理解決」という言葉を使うのですが、論理解決に関しては、お客様のフロントたる営業に勝る職種はないと思っています。私自身、論理のスピード感や問題解決力は、得意だと思っていましたし、実際にできていたと思います。


ただ、セールスに限界も感じていました。不安要素が、物理解決だったんです。例えば、システムの話や距離を超えたビジネスなど、お客様が物理的に困っているときに、物理解決ができない。論理ではどうにもならない状況になったときに、手も足もでない。できることと言えば、物理解決ができる人を連れてくる程度しかないわけです。


そこで、物理解決ができる人間がいつもそばにいれば、解決スピードは格段に速くなると考えました。そのためには、物理解決ができる人間と、対等以上の会話ができないといけないと思い、銀行を辞めて、リテラシー目的で技術の勉強を始めました。


――どのようにして技術を学んだのですか?

全くの素人だったので、昼間は勉強をして、夜は予備校の教員をしていました。場数が大事だと思っていたので、1カ月ほど集中して座学をして、それからはフリーランスでエンジニアの仕事をしていました。論理解決はもちろん、物理解決でも食べていけるようなレベルでないと意味がないと思って始めたのですが、やってみたら本当に面白い。プログラミングは計算式を作るというよりも、絵を描くことに近い。全く同じ機能のシステムがあったとしても、筆の走らせ方は千差万別です。その美しさがビジネスに繋がるところが面白いと感じました。


――美しいコードがビジネスに繋がるとは?

美しいコードか、美しいコードでないかによって、単純に、PLにおけるLのコストが異なります。もちろん、初期リリースの段階では全く変わりません。しかし、年数を経ると、0が一つ二つとコストが変わってくるんです。コストを回収するための価格転嫁をしなくてはいけないので、お客様にも関わってきますし、価格転嫁が失敗すれば、本来提供できたソリューションを提供できないという、事業的なボトルネックになる。要は、サブスクモデルの条件となる「変化」の瞬発力に関わってくるため、お客様の要望にすぐ応えられるスピード感を担保するためには、最初から拡張性があり、美しいソースコードで設計されていなければならないのです。

自身の根本にあるのは「ビジネスマンとしてのプロフェッショナル」


――フリーランスを経て、Web制作会社に就職、そして起業もしていますね。

私は、周りの影響を受けないタイプなので、自分の中で必要なもの、楽しそうなものを探していくと、いつの間にかそうなっているんです(笑)。起業したときも、経験としてやりたかっただけなので、「キャッシュが回るまで」という自分ルールを作り、半年ほどで代表を他の人に移しました。やはり根本にあるのは、「ビジネスマンのプロフェッショナル」。まだまだ若輩者ですし、学べるものは他にもたくさんあるので、また修行に出ました。


――その後は、どうされたのですか?

技術で新しいところを掘っていくために、リアルタイム通信のプロトコルを使っているIP電話の会社に入りました。Webのプロトコルは基本的にhttpですが、それはRequestしてResponseが来てSession終了という極めて単純なプロトコルなんです。単純な故に誰でも簡単に扱えるんですが、逆に単純な故に提供できるものが限られるわけです。Sessionを長く保つリアルタイム系のプロトコルを学ぶことで提供できるものが増えるだろうと考えたんです。そこで、事業部長としてビジネスの立ち上げを任され、IP電話関連で5つの事業を収益化しました。


その後、また転職したのですが、それは完全な失敗でした。インドにいるエンジニアを、エキスパートエンジニアとして管理する仕事だったのですが、自分の「ビジネスマンとしてのプロフェッショナル」がどんどん廃れていくんです。ただの管理で、ビジネスではない。確かに、高度な仕事ではあったけれど、ビジネスの力を上げるわけではなかったんです。


――川田さんが言う「ビジネスマンとしてのプロフェッショナル」とは何ですか?

自分をハブにして、複数のビジネスができあがっていく状態ですね。自分がいなければ起こりえなかった状態になるということです。川田という人間が中心になりたい。欲張りなんです(笑)。但し、自分は見えないハブの中心であり、必ずしもそれぞれに先導的な地位を持っている必要はないというのがポイントですね。それが、個人として、「ビジネスマンとしてのプロフェッショナル」である状態だと思っています。

通信無料化およびBtoBtoXになる将来、「MiiTel入ってる」が最終目標


――では、RevCommに入社したきっかけを教えてください

最初は、會田からのスカウトメールがきっかけです。実は、IP電話の事業で、クラウド型電話環境提供サービスを手掛けていたころ、その先に描いていたシナリオが多々あったんですね。次の場所で続きをしたいと考えていたところ、會田が言っていることが、まさにシナリオの続きだったんです。そこで、一度会ってミーティングに参加し、2017年10月にジョインしました。


代表會田のストーリーはこちら

RevComm創業ストーリー(その1)AI×コミュニケーションで日本の労働生産性を上げる『MiiTel』着想までーー


――入社して2年ほど経ちますが、現在はどのような仕事をしていますか?

會田と平村の間に立ちつつ、通信技術の開発をしています。クラウドネイティブで作るPBXですね。電話というものが、業界としてもかなりレガシーですし、クラウドPBX単体の市場価値は少し下がりつつありますが、クラウドPBXやリアルタイムコミュニケーション技術は他の最新技術との親和性が極めて高くて、それらとの掛け算で広がったり創出できる市場が無数にあります。例えば、弊社がクラウドPBXと掛け算したAI音声解析などですね。市場の創出を視野にPBXを作るようなタイプのエンジニアは本当に少ないと思います。


――「MiiTel」の今後の展望について、どのように考えていますか?

最終的な形態としては、「インテル入ってる」と同じような状態を作りたい。通信技術自体は、最近は5Gなども騒がれていますが、廃れることはあり得ない。だから、変化していく過程で、どう予想しているかというと、無料化されていくと思っています。通信自体でマネタイズすることが、かなり難しくなっていく。これは構造としては、BtoBtoXなんです。通信を無料でエンドユーザーに提供する会社に対して、通信ソリューションを提供する。AWSなどPaaS系の通信版という感じで、「インテル入ってる」のように、市場に浸透していることが我々の夢です。私が「インテル入ってる」と言うと、會田が「『MiiTel入ってる』って言おうよ」と、つまんないダジャレを言ったことで「MiiTel入ってる」という言葉が社内に馴染んじゃいました(笑)。具体的には、「MiiTel入ってる」という状態を、来年以降に計画しているところです。


――今現在、「MiiTel」の課題点はありますか?

「MiiTel」は、Howではなく、Whyを提供するプロダクトです。要は、有益なレコメンドないし、バック情報がつぶさであることが重要なわけです。セルフコーチングツールである以上、「MiiTel」は、“Google先生”のような状況でなければならない。しかし、残念ながら今のユーザーさんからは、「先生」だと思われていません。まだ「便利な道具」という領域なんです。心の占有率がまだまだ足りないので、そこを達成できて初めて本物になると思います。

RevCommの魅力は「高いレベルの人材がいる」「夢を見ることができる」「最高に自由がある」


――エンジニアがRevCommにジョインする魅力とは何でしょうか?

大きく分けて二つあります。一つは、自分に市場価値が欲しいタイプの方には、抜群に良い環境だと思います。このフェーズの会社で、何もないところから作り上げることを経験でき、かつ、それを作り上げる人間たちのレベルが非常に高いという環境は、そうそうない。レベルの高い人たちの間でもまれながら、自分の市場価値を上げていきたいという方には、最高の環境だと思います。


もう一つは、夢を見ることができるということです。実は、RevCommでは、今後、インサイドセールスに向けた「MiiTel」の先に、ミーティングオプティマイゼーション、マネジメントオプティマイゼーションの実現に向けて、シナリオを描いています。詳細はお伝えできませんが、将来的にはAIブレインマーケットを作り上げたいんです。時間と資金は必要ですが、それを実現できるのは我々だと思っています。その夢の船に乗りたいなら、RevCommにジョインしていただきたい。


あと、もう一つ付け加えるとすれば、最高に自由があります。力がある人は、放し飼いにされた方がパフォーマンスを上げますよね。力があるからこそ、自由にやりながら、パフォーマンスを人並み以上に上げていく。腕に自信がある方にとっては、非常に良い環境だと思いますよ。


RevCommには多彩なエンジニアが所属しています

「人を楽しませる音声合成」という新たな世界へ


――ありがとうございました!




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