「人生って意外と 捨てたもんじゃないよ。」

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だったら距離を置いたらいい。


認めてくれるその日までね。


オレだって家族に言えたのは30過ぎてからだし。


焦らないでいいんだよ。




自分らしく輝いて生きてれば、家族ならきっと受け入れてくれるから。


それでも受け入れてくれないなら離れてもいいと思う。


だって、家族の人生じゃなくて自分自身の人生だからね。




誰かの思う様に生きなくていいんだよ。


自分の人生の主役は自分しかいないよ。




⑥ 本気で言えば伝わる


オレは、性同一性障害だってことを隠すことはしなかった。




性同一性障害って言葉を知らない時は「女の子が好きだ」と伝えてたな。


性同一性障害って言葉を知ってからは胸を張って言ってた。


「オレは身体は女だけど男として生きて行くと決めてます」ってね。




そうしたら以外なことに受け入れてくれる人が多かったんだ。


今まで、勤めてきた会社には全てを打ち明けた上で、


男として働かせてもらってた。


さすがにスイミングスクールは水着の関係で無理だったけどね(笑)


何を言いたいかって?


それは


「当事者自身が自分に自信がなければ、伝わることも伝わらない」ってこと。


当事者自身が自信なさげにうつむいて暗い顔してたら


「なんだあいつ?」


「何か気持ち悪いな」ってなっちゃうと思うんだ。




逆に、正面向いて、自信満々で


「僕はこういう人間なんです」って言い張ったら


「そうなんだ」って


案外あっさり受け入れてもらえる事って多いんだよ。


嘘でしょ?って思うかもしれないけどマジだから。


そりゃ陰で何か言われてたかもしれないけど、そんなの関係ないじゃん。


少なからず僕はカミングアウトしたからって不都合なことはあんまりなかったね。


トイレとか更衣室はちょっと我慢したけど、そりゃ仕方ないやって割り切ってた。




ってな感じで、自分に自信を持って自分のことを伝えよう。


そしたら分かってくれる人は必ず居るからさ。




⑦ とにかく情報を集めろ。そして経験者に聞け


これも、実際にオレがやってきたこと。


「性同一性障害」って言葉を知ってから、オレはとにかく、


それに関する情報を集めまくった。


本やネットで。


「そもそも性同一性障害って何なのか?」


「原因は何か?」


「どこで治療ができるのか?」


「どんな治療があるのか?」


「治療にはどのくらいの時間とお金がかかるのか?」


「治療したらどんなリスクがあるのか?」


「治療したら何ができるのか?」


などなど。


数えだしたらきりがないくらい沢山調べたね。




そして、情報を集めるのに一番重要だなって思ったことが


「経験者」に聞くこと。


本文にも書いたけど、幸いにも僕の先輩が経験者だったので

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