遠距離恋愛のお話。

著者: 八嶋 紅葉

10月くらいかな。

私は、別れてからものすごく寂しがり屋になってしまい、どんな人でもいいから彼氏が欲しいと考えてしまう時期がありました。それで、告ったのは、相談にのってくれてた彼でした。
「ねぇねぇ、私と付き合って?」
「んー…ごめんね。まだ紅葉のことがわかんないんだ。」
「そかぁ、ごめんね?いきなり」
「んーん、僕もごめんね。」
まぁ、振られちゃったわけですが、ショックもなく、彼と仲が悪くなるわけでもなく。とくになんとも思わなかったです。それで、また違う好きな人を探してて、見つかったけど振られるんだろーなーと思ったので告るのをやめたりとかしてるうちに、
「あれ、何してんの。私。」
と思うようになり、好きな人を探すのをやめました。
好きな人を探すのをやめたら、一気に冷めてしまって、人のことをどうでもいいとか所詮他人だから、あいつがどうなろうと私は知らない。など、冷たいことを思うようになってしまいました。
でも、私は彼とチャットしてるときだけは暖かかったです。もう、好き。とかそんな感情はなかったです。ただただ、暖かかったです。少しずつ寒くなっていくこの季節に丁度よかったです。

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