ゲイのおっさんにお持ち帰りされた話
20分ほど歩いたところで、おっさんの家についた。
30階建のタワーマンション。
その29階、4LDKほどの広さに1人暮らし。
なんてもったいない。
※↑写真はイメージです。実際のものではありません。
洗面台に至っては3つ並んでいる。
なんてもったいない。
洗面台が2個同時に壊れても困らない。
しかし、家のなかはどこも閑散としている。
1人分の荷物を、片付けずに4部屋に分けてドサッと適当に置いているイメージだ。
生活感もほとんどない。
本当にここに住んでいるのか?
リビングに通されて、赤ワインを頂く。
グラスは見たところバカラ(1個で10万円くらいするやつ)。
やはり金持ちだ。
いい機会なので仕事の相談、恋愛相談など、相談ばかりして自分の利を上げる。
やはり、できるおっさんだけあって説教上手だ。
恋愛相談に至っては、
「なんだ!情けねぇ!好きって言えばいいじゃねえか!」
と、たくましく背中を押してくれる場面もあった。
しかし、おっさんにもう一度名前を聞くと、
やはり答えない。
これはちょっと怪しい気がしてきた。
名前を言いたくない真意がわからないので、警戒しながらワインを飲み、話を続ける。
酒はよく勧めてくる。
かなり怪しい気がしてきた。
仕事や恋愛、人生の考え方など深イイ話が進むなかで、
おっさんのはなった衝撃の一言が、おっさんの真意を出すきっかけとなった。
「ところで」でこれほど見事に話題を変える人は、なかなかいない。
答えちゃうお茶目なにー。
・・・なるほどーーーーー!
そういうことかぁぁぁぁぁ!
このおっさん・・・ゲイ(GEY)だぁ~~~!!!
しかし、ここでおっさん(GEY)を否定してヒートアップさせちゃいけない。
そうだ!
こういうときは、YES→BUTの法則(「はいそうですね。ただし、わたしはこう考えています。」という、相手の考えを否定せずに自分の考えを通すビジネス手法)だ!
※心の声
決まった!
どうだ!?
ぐあー!!!
YES→BUTがえしか~~~!!!
さすが仕事ができる50代!!!
しかも、お金を援助って、
GEY版援助交際!!!
援助GEY際!!!
援助GEY祭!!!
恐るべし日本経済!!!(韻を踏む)
結構って・・・。
そんなにやってきてんのかい。
―ここからは延々ゲイトークが続く。
さっきまでの真面目なビジネス談義はどこへ行った。。。
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