僕の彼女の遠距離恋愛~クローバー~⑨

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前話: 僕と彼女の遠距離物語~クローバー~⑧

二人のたしかな体温を確かめるかのように…そしてライブが終わり会場をあとにした。



彼女は今にも泣きそうな表情で… 



「泣かないよ」



それは彼女の精一杯の強がりに感じた。そして路面電車に乗って松山駅へ戻った。 


僕は21時30分松山発高松行きに乗らなければならない。

それが岡山に戻れる最終便だからだ。


20時50分ころに松山駅に着いた僕らは駅のホームへ入っていった。 





とうとう彼女の涙腺の堰が壊れてしまった。


彼女は僕の胸の中で涙を流した。

僕は何も言わずただギュッと彼女を抱き締めていた。


僕はおもむろに自分のウォークマンを取り出しある曲を探した。


それを見つけると彼女にイヤホンを渡した。







~クローバー~ CUNE 


ねぇ瞳閉じて 思いだすメモリーズ ゆっくり時を運ぶ春の風

そう手を繋いで探した四葉の 夕暮れ帰り道ではしゃいでいた 


さよなら 駅のホームで 君はちょっと涙浮かべた 

もし神様がいるのなら どうか二人はなさないで 


もう泣かないでおくれよ 寂しがりな恋心 

小ささな君の笑顔は僕にとってチカラになる 

もう泣かないでおくれよ ずっと抱き締めているから 

小さな君の笑顔は僕にとってシアワセなんです 


(僕は彼女の聞いているイヤホンから漏れる音を聞きながら我慢できなくなって大粒の涙を流していた) 


さよなら 駅のホームで 君はちょっと涙浮かべた 

もし神様がいるのなら どうか二人はなさないで 


もう泣かないでおくれよ 寂しがりな恋心 

小さな君の笑顔は僕にとってチカラになる 

もう泣かないでおくれよ ずっと抱き締めているから 


小さな君の笑顔は僕にとってシアワセなんです 

ねぇ手を繋いで探した答えはほら 足元にある君の笑顔だよ 



曲が終わると僕はウォークマンの電源を切った。


彼女は僕の泣いている姿を見てもらい泣きしているようだった。

彼女は僕の涙を拭ってくれた。



そして彼女は寂しそうに言った。








「ねぇ…次はいつ会えるかな…?」









僕にとっては一番辛い質問だ。本当なら…








「すぐ逢えるよ」








っていうのがドラマとかそんなもんでは常識だろうけど、それを言うと彼女を困られるのではないか…僕はそう思って答えることが出来ないでいた。



しかし僕は口を開いた…。 








「来年だね。3月までは待って。

 俺は来年から忙しくなるし、お前だって忙しいし、これ以上松山に来るのは親に怪しまれても…」 






就職活動というのが迫っていた僕にとって精一杯の言い訳だった。


そんなもん関係なく今日のように僕が彼女の地元まで足を運べばすむ話なのに…

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