僕の彼女の遠距離恋愛~クローバー~⑨

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前話: 僕と彼女の遠距離物語~クローバー~⑧


でも彼女は少し涙ぐみながら 







「うん。分かった。寒いけど風邪とかひかないように気をつけてね」







と僕を労わってくれた。


彼女のこの辛さを押し殺して出てくる言葉の一つ一つは僕の胸を締め付ける。


現実を受け止めたくても受け止めたくないのが本心のはずなのに…


彼女はこの半年でとっても精神的に強くなった。








時間が差し迫っていた。もう21時25分だった。


とっくに僕の乗る電車は到着していたが、僕らが座っていたベンチからではその車両を確認できていなかった。


慌てて僕はその車両へ走り出そうとした直前だっただろうか…






「半年間よく頑張ったね。次は3月かも知れないけど、元気でね!!!大好きだよ」



僕は彼女にそういって電車に走り乗った。

それから彼女と数通のメールのやりとりをしたのち僕は2日間の疲れからか眠りに就いた。


目が覚めると香川県に入っていた。


そして坂出で降りてマリンライナーの最終便に乗り換えた。これに乗らないと岡山に戻れないのだ。






瀬戸大橋をわたるころだったか、日付が変わった。


12月18日、半年の記念日だ。僕は記念日おめでとうメールを打った。







「今、デートの帰路半ばです。今日は半年記念日ですね。つまりはもう12月、ひいては2006年も終わりに近づいてきました。付き合い始めて半年…思い返せばいろいろありました。でも今となってはいい思い出です。来年いつ会えるかは、はっきり言えないのがすごく歯がゆいけど許してください。 半年ありがとう。これからもこれからも一生大好きだよ」
















それを打った30分後岡山駅に到着し、家に戻った。


時刻は午前1時を回っていた。そのままドロのように眠った。









このように僕と彼女のデートは終わった。

思ってみれば、これほどまでにサプライズをするのはそれだけ彼女のことを愛しているからできることだなと感じる。

朝になり、僕は彼女からのメールを読み返していた。


昨日の車内では見つけられなかった文章があった。










「今日は凄い楽しかったし嬉しかったよ☆ぁと、毎回泣いてごめんね。

どうしても感情を抑えられなくて…。

でもまた会える日すぐ来るょね?

それまで体に気をつけて、就活頑張ってね☆ 

プレゼントもありがとう。凄い嬉しかった。今日は今までで一番幸せな日を過ごせました。 

明日は6ヶ月記念日だね。長いと思ってたけど早く時間は過ぎた気がする。

2006年と振り返るとゆずひろと付き合ったことがことが大きな出来事だったかな。

そして、一番大切で一生一緒にいたい人になったょ。

6ヶ月は早いけどまだ6ヶ月。これから先の方が長いけれど、ずっとゆずひろと一緒にいたい。

2007年はきっともっといい年になれる気がする。 今日はありがとう。大好きだよ。」








僕は、彼女を誰よりも愛している。それは僕が自信を持っていえることだ。これから先も一緒に一生を歩んで生きたいと強く願っている。

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