☆滅ぼし物語☆1期最終章
☆滅ぼし物語☆
12章(最終章)
魔王城に踏み込んだユーリたちは最上階にいる魔王がいるところに向かっていた。その途中レッドゥゴブリンとの激戦を繰り広げ、ソルの活躍で見事勝利。その後、不思議な階段を登り、最上階に着いた。最終戦が始まろうとする中、龍が鳴き声を上げながらユーリたちに襲いかかる。
この物語は魔界に連れ去られた少年の一生を描くストーリーである。
1話(暗い空間)
ユーリたちは扉を開け、先へと進んでいく。最上階だからなのか松明の数が少なく、暗く感じる。
ユーリ「どこに魔王がいるんだ?」
ソル「もう少し奥にいると思う」
ユーリとソルが我こそはと先へ先へと進んでいると、突然ミナがソルの着ている服を掴む。
ソル「どうした、怖いのか?」
ミナ「別に・・・そんな訳ないじゃない」
ユーリ「もう少しゆっくり行こうか」
歩くペースを緩め、そのまま歩き続けると奥に光が差し込んでいるのがわかる。松明の数が少ないからか、微かに見えるだけだった。
ユーリ「あと少しだ、頑張れ」
ミナ「う・・・うん」
その時、上のほうからバットデビルが降りてきた。このバットデビルは神秘の洞窟で遭遇したのと一緒だとすぐにわかった。(7章参照)
ソル「上から?!」
ソルが思わず声が出ると同時に奥のほうから魔王が姿を現す。
1話 完
☆バットデビル☆❗️再説明
説明、洞窟の奥に棲んでいる人型の黒い悪魔。背中に翼が生えていて飛行することができる。主な攻撃は体当たりや強靭な爪で引っ掻いたりして攻撃を仕掛けてくる。バットデビィが長い年月が過ぎて成長するとバットデビルになる。しかしバットデビルになるバットデビィはごく少数のみ。言葉を話すことができるらしく、魔界にも生息していることも確認されている。
2話(魔王現る)
バットデビルが地面に足を着くとともに、複数の松明が燃え始めて暗い空間が赤い光に包まれて最上階の奥がはっきりと見える。
ミナ「あそこにいるのが魔王じゃない?」
ソル「どこ?・・・・・?!」
魔王はまるで警戒心が無く、余裕な顔でユーリたちをみながら神々しい色合いの椅子に座っていた。
魔王「ふん、ここまで来るとは正直思っていなかった。お礼に教えてやろう、我の名は魔王、ゾルディヌス」
ソル「・・・すぐに決着つける!」
ソルはバットデビルの存在を忘れて魔王に向かって一直線に走っていく。フササ(モキュー)は危険を感じてソルの頭の上から飛び降りて逃げ出した。
ユーリ「ソル!まてっ!!」
ミナ「ユーリ!!まずはこのバットデビルを倒しましょう!」
ユーリはソルに魔王を任せて先にバットデビルを倒すことに決めるとすぐに剣を抜いて戦闘態勢にはいる。ミナも同じく背中から弓を背中から手にまわした。
2話 完
☆魔王ゾルディヌス☆
説明、ソルの心を蝕み続けた闇が影へと移り変わって生まれた災厄の魔王。黒いオーラをまとっており、触れるとまるで殴られたような痛みが全身を駆け巡るので迂闊に近づけない。武器は黒剣マーラを装備している。火、水、雷を操って攻撃をしてきたり、剣を匠に使ってきたりする。背中には黒い翼が生えていて空を飛び回ることが可能。
(魔王2代目)
☆黒剣マーラ☆
説明、誰も見たことがない未知の黒い剣。黒い輝きを放っており、それが斬れ味の高さを表している。切られた者は絶望的な痛みに苦しめられ死に至るため、注意しなければならない。(魔王の装備)
3話(バットデビルとの戦闘・終)
ソルは魔王がいるところに走っていく。なんだか剣がまるで重りがついているかのようで上手く抜けない。
(タッタッタッタッ)
ソル「魔王!」
叫ぶが魔王はソルを無視しているようだった。一方その頃、ユーリとミナはバットデビルとの戦闘が始まっていた。
**********
バットデビル「ギィィィ!!サキニハイカセナイ」
ユーリ「ならば倒すまでだ!!」
ユーリはバットデビルに素早く近づくとともに剣を振り下ろす。斜めに振り下ろされた剣はバットデビルの腹を切り裂いていく。
バットデビル「ギィィィッ・・・」
会心の一撃。
苦しむような鳴き声を出す。しかしバットデビルは体制を立て直すとともに近くにいたユーリに強靭な爪で攻撃を仕掛けた。
ユーリ「その攻撃はもう効かないっ!」
バットデビルの爪攻撃をユーリは軽々と交わしつつミナに指示を出す。
ユーリ「ミナ、矢を放て!」
ミナ「わ、分かったわ」
ミナはバットデビルの頭に狙いを定めると、トゲトゲした矢を放った。ユーリの真横を通り過ぎた矢はまるで捉えた獲物を逃がさないかのようにバットデビルの頭に突き刺さる。
バットデビル「ギィィィッ・・・ヤルナ・・・」
頭に刺さった矢は貫通していた。バットデビルは短い鳴き声をあげるとともに地面に倒れた。
3話 完
4話(龍の叫び)
バットデビルとの戦闘を終えたユーリとミナはソルがいる方向へ振り向いた。
ユーリ「ソル!大丈夫か?!」
ソル「・・・あぁ!」
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