やりきれないことに遭ったらあなたは何をしますか?
あたしは?セックスですよ。
二村ヒトシ監督も「すべてはモテるためである」と言っているけれど
それは突き詰めれば「セックスを効率的に質を良くするため」に生きているのだと思う。
質の良いセックスをするにはトライアンドエラー。
時間もかかる。相手がどんな人なのかわからないままするのも別に悪くないが質は箱を開けてみないと分からない。
相手を知ることで自分を知る。
自分探しのようなものだ。
人生を生きるなんてやりきれないことばかりだ。投げ出してしまったら?
僕の地球を守ってというマンガではこんなシーンがある。
「絶対に自ら命を絶たないで。来世で、次の人生で永遠に会えなくなってしまうから」
何度となく、ではないけれど一度自殺ミスったことがある。
ODで300錠をアルコールと液状のメジャートランキライザーで飲み干した。
苦くて苦くてやってられないし、胃の中は錠剤でジャリジャリと音が聞こえる。
その日は私の誕生日だった。
その頃好きだった相手と電話をしながら、おめでとうな、と言われながら私は胃の中に錠剤を放り込んでいく。
じゃあね、と電話を切った後、身体の痙攣が止まらなくなりドタバタとうるさい。
これでは隣人に迷惑をかけてしまう!!と思い自分で救急車を呼ぶ。
住宅街なのでサイレンは切って下さい、と電話をし玄関まで這いずっていって鍵をあけて救急隊の到着を待った。
自分の意思とは関係なくしっちゃかめっちゃかに動く四肢。
登場した救急隊は布担架に私を乗せ階段を降りるが、その際に「チッ」と舌打ちされたことは未だに忘れられない。
2年前のことだ。
そんなんこんなの続きはまた書くとして、自殺するのは馬鹿馬鹿しいしバカにされるし溜まったもんじゃないし、そもそもセックスできてりゃ自殺なんか絶対にしなかったはずだ。
なにがおめでとうね、だよ馬鹿野郎。そんなことを言う時間があったらチンコ挿入しろってんだ。
セックスできなさすぎてぶっ壊れた結果が自殺ミスとは、今思うと中々に笑えるものだ。
著者の桜井 和泉さんに人生相談を申込む
著者の桜井 和泉さんにメッセージを送る
著者の方だけが読めます