自分の体験から語る、しあわせな結婚はできる!(第1話)

次話: 自分の体験から語る、しあわせな結婚はできる!(第2話)〜女性タイプ目線から


最近巷では、
「男性は浮気するもの」
「女性も5人に1人は浮気している」
なんてことがアタリマエのこととして言われ、
それを聞いた未婚の人達が、結婚する気になれない・・・と漏らす様子をよく見ます。



そんな中しあわせな結婚をしている人もいるわけで。
そういう人を別れた経験のある人などが、新婚さんをつかまえて
「すぐトラブルが起きるわよ」
なんてことを言ったりしています。
こういうことを見聞きする度に、私の中に違和感のようなものがありました。
なぜそう決めつけるんだろう。。。
私も直接言われたこともありますが、その時の気分はもちろんいいものじゃありませんでした。


なんでこういうことがまことしやかに言われるんだろう。
なんでこういうことは当然だと、そういうものだと、物知り顔で言うんだろう。




人は性別ではなく、男性タイプと女性タイプに分かれると私は思っています。
女性でも男性タイプの人もいますし、
男性でも女性タイプの人がいます。


女性だけれど男性のようにバリバリ働いているほうが元気で幸せで、
女性だからと家事をやろうとするとすぐに萎れてくるタイプ(男性タイプ)


外に出かけて行ってバリバリ動くのは苦手だけれど、論理的に考え
物事を俯瞰しひとつのことを極めていくことはいつまででもやっているタイプ(男性タイプ)


男性だけれど女性のように家のことをやっているほうが楽しくて幸せで、
男性だからとバリバリ働こうとすると元気がなくなるタイプ(女性タイプ)


家事は苦手だけれど、誰かが喜んでくれることを想像しながら何かをすることは好きで、
話していると人から、「笑顔になれた」「温かくなった」「安心する」など言われるタイプ(女性タイプ)


etc.....




まだまだ大雑把すぎる分類ですが、私は思うのです。
女性タイプの人にとって、結婚した男性としあわせだと感じる生活を送ることは、
しあわせな人生の大きな要素となる。
そしてしあわせな結婚生活を送ることは、そんなに難しいことではないとも思います。



お互いの個性を理解し尊重し、相手を自分より少し優先する気持ちでいれば、
しあわせな結婚生活を送ることができます。





断言したのは、かくいう私自身が、
男性に勝とうとがむしゃらに働いていた時期があり、
男性と対等に認められようと、笑顔もなくなるほど仕事ばかりしていた時期があり、
男性の気持ちも知らず傷つける発言を多くしてきたからです。



そんな私は紛れもない女性タイプ。
男性に勝とうとする心でがむしゃらに働いていたおかげで、
リーダーに任命されたり、評価されたりしたこともありましたが、
少なくとも半年に一度は骨折や、内臓の病気などし続けていました。
20年間も!!



かつて人生を共にしようとした人には怒鳴られ続け、
たくさんのダメな部分を指摘されたました。
この時は落ち込んだけど、反発心満載!
会社の同僚に愚痴って共感してもらえて、溜飲を下げていました。



彼が病気で亡くなった後、出会ったメンターには、
精神が小学生のまま成長していないことを指摘されました。



男性に勝とうと頑張り、自分はできると思い込んでいた私には耐えられないことでした。
でもそれまでの人生がまったくしあわせではなかった。
孤独だった。誰も味方がいないと思っていた。
だから、その指摘を受け入れるしか無い、受け入れて学ばせていただくしか無い。
そう思ったんです。




今振り返れば、なんてひどい女だったんだ・・・と心から思います。
仕事は辞めました。
勝とうとすることも辞めました。
本当にできることなど、ほぼ何も無いとわかったからです。



それでもたった一つ。
たった一つ「できますから」とメンターに言っていただいたことがあります。
自分ではできてるとはとても思えないんですが、
いろいろな方からお礼や感謝の気持ちを言っていただくことは私にとってもとても嬉しいこと。
今はその部分の研鑽を積んでいるところです。




そんな中、一緒に人生を歩いてくれる人と2014年9月25日に夫婦になりました。
入籍する前、私達は約2年間一緒にいました。
一緒にいるようになって1年半くらいまでは、数ヶ月に1回か、
多い時には月に1回、お互いにムッとすることがありました。


相方さんに指摘されても、素直に認められません。
それどころか、それを言うあなたはどうなの?と相方さんを責めたい思いに駆られたりしていました。


相方さんは論理的思考。
感情にフォーカスするより物事を俯瞰し、何が真理かを考えるタイプ。
私は完全感情思考。
感情が全ての起点。感情即行動のタイプ。



相方さんが私に指摘したのは、私を責めようと思ってのことではなく、
私を、あるいは2人の生活を良くするために必要な事だったから指摘したのです。
でも私は、自分の感情を最優先して、彼のその思いを初めは受け取ることができませんでした。


私は相方さんのことは、
物事を俯瞰し真理を見極めることが出来る人であると感じ、そこを尊重しています。
受け取れないまでも、きっと私が間違ってるんだ・・・
どこかはわかんないけどどうせ私が間違ってるんだ・・・フン、なんて思いながら、
反発しながらもどこが間違ってるんだろうか。。。と考えました。
自分の心を見たんです。深く深く見ていきました。
そうしたら、間違っていたポイントが見えてきました。
指摘されてから2日か3日後だったと思います。


それを彼に報告し、自分なりの考えや自分の思考パターン(クセ)についても話し、
彼の考えていることも聞きました。
話し合った感じです。



このことがあって以来、お互いの個性の違いを更に深く認識しあい、
自分には無い個性を尊重しあうことができました。
それ以来、1度もムッとすることは無いです。今のトコロ。3/4年経ったかな♪




自分を理解してくれる相方さんがいるということが、私にはとてもしあわせに感じます。
その相方さんが体も心も気分よくいられるようにするために、
掃除や洗濯、炊事をする。
それまでとは一転、ほぼ苦痛ではなくなりました。



相方さんは、特にアピールしなくても気付いてくれ、
言葉は少なくても「ありがとう」「美味しい」などと言ってくれたり、
時にはそれとは言わず、自分のではなく私に合いそうな服を見つけてくれたりします。



その心遣いを感じると、私はとても嬉しいので、
更においしいものを作ろうとか、心地よくいられるように整えようとかいう気持ちが湧いてくるのです。




とはいえ私は家事は苦手です。
上手に出来ません。完璧になんてとてもできません。
一人でいたら絶対やりません(笑)


それなのに毎日苦痛でもなく、それなりにはやれているのは、
このお互いに対する感謝と尊重する気持ちがあるからだと思っています。




相手を自分より少し優先する。
相方さんのしてほしいことを、自分のやりたいことより少し優先する。
相方さんが食べたいものを、自分の食べたいものより少し優先する。
女性タイプの私にとってはとてもしあわせだと感じるのです。





「相手を自分より少し優先する」
ビジネス書などでも似ている言葉を見ることがあります。
でも実際、どうしたらそうなるのか。
私はまったくわかりませんでした。


次回はそんな私が何を学び、何を経験して今の状態になっていったのかを
書いていきます。


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