つられて泣きそうになったこと@天野功一

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2年前の3月末。

サラリーマン。そして、コンサルタントとして、

私は、出張先にいた。


年度代わりで、これまで担当の場所だったこの街の担当から外れることになった。

もう、ここには来ることはないかも知れない。

これまで、見て来た四季の風景がアタマの中を巡る。

良い人たちに囲まれて、思うとおりにコンサル業務を続けた。

成果も出た。売り上げが大きく増えたところも多い。

最後のコンサルの時、コンサル先の会社の方からは、別れがつらいと言われた。

泣くかたもあった。

私もしんみりしてしまう。照れくさいので、挨拶をしたらすぐ外に出た。

そんなサヨナラモードから少し離れた時間に、

保険会社のある女性社員とその上司と話をする機会があった。

その上司が切り出した。

「天野さん。天野さんがいつも話しているとおりにやったら、折衝がスゴく上手く出来ると彼女はいつも言ってるんですよ。」


保険会社は、今まで、事務中心だった女性社員の仕事をシフトして代理店さんを担当させつつある。

でも、事務中心で入社した女性が営業として、担当するのは難しい。

営業がわからない。大変だ。


私は、女性社員に、コンサルに同席してもらう、私が話をすることを一緒に聴いてもらう。

また、女性向けの独自の勝手セミナー企画を持ち込みして、

営業のやり方や保険代理店さんとの接し方についても講義し続けて来た。

それは、一生懸命に働いてる女性社員に対して、なんとかチカラになってあげたい。

無駄な時間を少なくしてあげたい。

おせっかいかも知れないが、大切な時間を会社だけに消耗しないで欲しい。

との一念だった。

保険会社の女性は待遇が良く見えるかもしれないが、実際は、勤務時間も長くなりがち。

電話対応等も多く大変だ。

だから、私は、自分の技術を見せて解説することで、

少しでも、会社の仕事で悩む時間を短縮してあげたかった。


それで、誰から言われた訳でもないのにいろんな企画を継続してやって来た。

もうひとつには、私が、会社を辞める日を決めているからかもしれない。

2014年3月に会社を辞める。


だから、先輩として、自分が伝えられる技術を限られた時間の中で、渡したい。

自分がこの会社にいたことをアカシとして残したいとの衝動も、どこかにあったのだろう。

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