第3話:自分を思い出す魔法|「死にたい」と二度思うときから本来の自分を思い出す物語
30−40分たったらその感覚はどこへいっていた。
あれ寂しくないや、どこへいったんだろう。
「感情を味わう。」
新しい魔法だった。
自分の中で新しい道が開けた感じだった。
いつの間にか自分の黒いもやもやは消えていた。
明るい世界になっていた。
自分の心をどれだけ見てこなかったんだろう。
自分をどれだけ無視してきたんだろう。
我に返った瞬間だった。
一体、何に取りつかれていたんだろう。
幸せってやつは外に求めるものだと思っていた。
途方も無い努力の先にあるものだと思っていた。
でも幸せは自分の中にある。
自分自身をまるっと大事にすること。
どんな感情も大切に受け止めること。
そう腹の底から思えたときだった。
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それから、自分の感情を丁重に見ていって味わっていくようにした。
心だけでなく生活環境も徐々によくなってきていた。
今の会社は辞める決意をして転職をする。
今の会社で何が何でも頑張り続けないと。。。という思い込みがあったがいつの間にか手放せていた。
散らかっていた部屋は片付けて綺麗にした。
食事も自炊をしたり、きちんと自分のために食べるようにしていった。
顔色も大分よくなった。
「世界って本当は優しいんだなぁ」そう思った瞬間だった。
そしてそれから約4ヶ月後一つの決意をした。
「自分で起業したい。フリーランスになりたい。」
この決意が後の人生を大きく変える事になる。
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