猫は鎹(かすがい)

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この写真は、私の実家で飼っていた猫です。


17年前、いつもお世話になっている動物病院から

「可愛い子猫ちゃんがいるんだけど

徳永さんところで飼わない?」とTELがあり


見に行った母が一目ぼれして持って帰ってきた

生後二か月頃の実家の猫です。



昨年秋、その実家の猫(16歳 ゴン)が


天国へ旅立ちました。





私の実家では、40年前に家を建てた時に


以前住んでいた団地の回りにいた野良猫を


父が無理やり車に乗せて


飼いはじめてからというもの


必ず猫がいる家庭でした。





我が家の猫は


代々、雑種


野良猫出身に決まっていました。





初代の猫の名前は「ひょろ」


(キジトラ白猫 雄)




近所でも親分格で


近所の「ピーター」と縄張り争いしている


男性性の強い猫でした。





怒ると、子供に対しても容赦なく


顔を引っかく狂暴な一面も有り




野良猫生活が長かったので


ちょっとハードボイルド


常に身体のどこかにキズを負っていました。





猫は死期が近づくと


飼い主の元を離れると言いますが


ひょろは突然家に帰って来なくなりました。




二代目は、「ていこ」


(キジトラ猫 雌)





元々、中学校のクラスで


飼われている子猫をもらいました。





これが超オテンバ娘で


雪の中でも駆けずり回って


穴を掘って遊んだり




蝉を捕まえる天才で


捕まえては、くわえたまま、網戸に張り付き




「どう?!、アタシまた捕まえたのよー!


すごいでしょ~!」




と、必ず捕まえた蝉をお家に持ち込み


そのたびに、母がパニックになりました。


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