30代半ばのオッサンが起業した話 第2話
2012年10月24日
喫煙所に行くと、運良く同僚がいた。
そこに上司がいないことを確認して声を掛けてみた。
だけど会社が軌道に乗るまで、ある程度時間が掛かるし、どうしようかな?って思ってるんです。
会社が軌道に乗るまで、サラリーマンして、軌道に乗ったら本腰入れるとか。
問題ないと思いますよ。
早速、デスクに戻って、当時勤めていた会社の就業規則を調べた。
副業は禁止されているけど、配偶者のことまで書いてない。
定時で速攻で帰って、起業に必要なもの、起業までに掛かる時間を箇条書きした。
定款認証をする際は、自分でやるよりも業者に頼んだ方が安い。
ってことで、その日のうちに業者に申し込んだ。
申し込んでから5営業日で登記に必要な書類を揃えてくれるみたい。
登記の際に必要になる、会社の印鑑をネットで頼んだ。
妻は実印を持っていないので、妻の実印も頼んだ。
印鑑の届く日も確認して、カレンダーを見る。
11月1日は大安。
この日を会社設立の日にしよう。
会社を設立するには、『事業の目的』『会社名』『資本金』等の基本情報を決める必要がある。
先ずは会社名。
これは漠然と20代の頃から思っていたのにした。
woodsmall
小林を英語にして前後をひっくり返した名前。
当時付き合ってた彼女に
「俺、将来会社作るとしたらwoodsmall(ウッズモール)って名前にするんだ!」
って言ったら、『大丈夫??もっと現実見た方がいいよ!』
って言われたのを今でも鮮明に覚えている。
事業の目的は業者に任せることにした。
で、資本金。
とりあえず1万位でいいや、ってことで10,000円。
2012年11月1日
登記の際に必要な20数万円をクレジットカードでキャッシング。
法務局に行ったり、市役所に行ったりして、全てが終わったのが昼過ぎ位だろうか。
終わってみれば、あっさりと。
終わりと言うよりも始まりなんだけど。
生まれつきの楽天的な性格と、思い立ったらとりあえずやってみる!
という性格からなのか、思い立ってから1週間後には会社を設立していた。
その時は『ダメならまたサラリーマンに戻れば良いんだし、何とかなるだろ』と思っていた。
その日から当時の会社に出勤している時は、その仕事。
休みの日は自分の会社の仕事、という激務の日々が待っていた。
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