小4の時に株オタクになった少年のその後の物語 【第3話】

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夢中になる、ということ


小4の時に「株」の世界を知り、


上場企業の名前をほぼ全て覚えきった10歳の夏…


(ちなみに1000社以上ありました)



幼少期に夢中になると、そのパワーは計り知れない。


これは歳を重ねた今だからこそ言えるのだと思う。



毎日毎日繰り返し新聞を見ながらラジオを聞く。


これが興味を持った状態で習慣化する事で、


結果的には確実に脳に記憶されていく事となる。



当時は覚える事がとにかく楽しくて、


それが私の場合はたまたま株の世界だった、


という事になるのかもしれない。



教育は幼少期の時が大切、


というのは本当にその通りだと思う。



株とお金



今後の話を続ける上で伝えておきたいのは、


当時はまだ10歳、なので、


「投資」


とか


「お金」(対価物)


という感覚で株を見ていなかった事である。


これは後々重要なポイントであると思うので、


ここで特記しておきたい。




では、どの角度で興味を持っていたかというと、


「この名前はテレビで見た事がある」


とか、


「これはラジオで聞いた事がある」


といった感じで、


最初はとにかく知っている「企業」に興味があった。


(日立、任天堂、江崎グリコ、日清食品、など)




小さいお子さんのいる家庭ではおなじみと思うのだが、


自宅のテレビで見たアニメや特撮のキャラクターを、


ショッピングセンターで見ると喜んで名前を呼んだり、


指を指したり、といったのとほぼ同じ感覚である。




ちなみに、東証上場企業の中にあっても、


テレビコマーシャルを実施している企業は多くない。


正確なデータは無いが、おそらく1割に満たないと思われる。




テレビコマーシャルは見た事が無いが、


ラジオ株式市況では聞いたことのある企業がたくさんある、


という事に気付くのにそう時間はかからなかった少年(私)。



では、この普段なじみの無い企業はどのような企業なのか、


という段階に入ると、奥深い世界が一気に見えてくる事になる。



会社四季報との出会い


あらためて書くと、


当時まだインターネットは存在していない。


情報源は「ラジオ」と「新聞」がメイン。


(テレビ東京はまだ北海道では放送されていなかった)




そして、ある日私は新聞で、


「会社四季報」という季刊誌の存在を知る。




(会社四季報:アマノ株式会社の情報掲載ページ)



これは東洋経済新報社が年に4回発行しているもので、


全東証上場企業の事業内容や、業績、株価の推移などが掲載されており、


株の世界では必携の本として、現在も多くの人に読まれている本である。




どのように買ってもらったのかは忘れてしまったのだが、


(小学生のおこづかいで買えるものではなかった)


この本を手にした時はまるで夢のようだったのを覚えている。



そして、この本を手にしてから、


私の知識欲は更に加速していく事になるのである。


(ここまでが序章、次回からが本題です)



(第4話に続きます)

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