愛されない

12 / 12 ページ

とても嬉しい。。


その思いが心に満ちた時、私には人を愛したい!という思いが溢れてきた。

と同時に涙も溢れてきた。


人を愛して生きていきたい!

みんながそれぞれの幸せを感じて生きられるように、できることをして生きていきたい。

心からそう願う。




両親や世間の顔色を見ていい子であろうとすることをやめた。

仕事ができるフリもやめた。

物分りの良いフリもやめた。


最近の私は病気もなく怪我もない。

病気も怪我もなくなって3年になる。

こんなに大きな病気も怪我もないのは、生まれて初めてのこと!

人と接してもほぼ疲れない。


好きな色はきれいな色。大人はあまり着ない透明感のある色。

着たい色の服を着よう。

着たい形の服を着よう。

やりたいことをしよう。

喜んでもらえたら嬉しから、それをしよう。



今、たくさんの愛情を注いでくれる家族に感謝している。


祖父は自分の哀しみをどうにもできずに父にぶつけてしまった。

母にもぶつけてしまった。

父は自身の理想の高さから、劣等感も深く持ち、自分の意見すら封じ込めてしまった。

母はただ父に話を聞いて欲しかった。共感して欲しかった。守って欲しかった。


それぞれの哀しみが、それぞれの苦しみが、

口に出せない思いがすれ違い、良かれと思った言動が人を傷つけてしまったけれど、

みんなそのままの自分を認めて欲しかっただけなんだ。

みんな私と同じだった。

そう思えたらなんとも言えず愛おしく、

同じところで抱えている苦しみが癒やされたらと願わずにはいられない。





自分の本心からの望みを知ることは痛みを伴う。

初めは認めたくない思いにも駆られる。


私は勇気を出して、認められなくても認めてみることにした。

そういうことにしてみる。そうだと仮定して考えてみる。

そうすると辻褄が合っちゃって認めざるを得なかった。

それでも認めるのは嫌だったけど、辻褄が合っちゃってるから拒否しきれない。


本心からの望みを知れば、気付かずに自分自身を傷つけることを回避できる。

周囲の大切な人たちをも気付かずに傷つけずに済むのだ。


自分の本心を認めたら心が自由になった。

「愛されない」と思い込んでいたことを認めたら、本当は愛されていたことに気付けた。

思いが言葉になるよりも早く、涙が堰を切ったように流れた。

愛されていたことを認めたら、自分の周りにいてくれる人たちがたまらなく愛おしく思えた。


無理やり認めてもらおう、愛されようとしなくなった。

認めてくれない人、私を愛さない人もいるということを受け入れやすくなった。

病気や怪我が減ったのも、ストレスや我慢が減ったからかなと思う。



私は私らしく生きていい。

みんな自分らしく生きていい。

みんな誰かに愛されている。

その思いをみんなと分かち合いたい。


私と同じような思いを、なんだかよくわからない苦しみを感じている方に、

私と同じように楽になって、幸せを感じて欲しい。

そう願っています。




著者の西澤 佳子さんに人生相談を申込む

著者の西澤 佳子さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。